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狂人であるということ

眠れないので久しぶりにノートでオナニーをします
今日はわたしがかつてDVモラハラ元カレと付き合ってた際に死の淵まで尊厳を破壊された後、どのように立ち直ったかについてお話します
現在進行形で絶賛尊厳破壊され中のフォロワーはぜひ一読いただければと思います

対象の元カレはわたしが高校時代にはじめてまともに付き合った人だった
硬式野球部で(今思えばこの時点で危うい)、元カノと別れた直後彼に片思いしてたわたしに告白してきたことで(ここでもうダメ)関係が始まる
彼のヤバ性質は、公衆の面前では優しく、プライベートな空間で一度喧嘩になると鬼ほど人格否定をしてくるところにある

口癖は、""普通に考えて""

普通に考えてお前はおかしい
普通に考えてこうすべき
普通に考えたら分かるだろ

ただでさえメンヘラな上、元カノと比較され毎日のようにヒスを起こすわたしは彼からしたら狂人だった
わたしは彼が言うところの"普通"に打ちのめされる度に、自分が普通ではないこと、普通でないと愛されないことを学んだ
彼に愛されようと努力すればするほど、わたしは、"わたしを構成するわたしたるもの"がわからなくなる
必然的にわたしの世界には彼しかいなくなった
そんな日々のなかで確実にわたしの精神は摩耗していく

結局収拾つかなくなったわたしは精神科に通院し母のもとで療養したお陰で本来の自分を十分すぎるほど取り戻し、今の50000倍言い返しパワーを獲得した
はじめ母に強制的に彼から離された時は、死にものぐるいで抵抗して彼と会おうとしたし、そう簡単にはいかなかったけど..
モラハラによる洗脳の力ってマジでエグい

4年近く経った今でこそもう悲しみも憎しみも湧かないけれど、こうして振り返った時に確実にいえるのは、わたしの尊厳の破壊者は彼だけでなかったということ

わたしは、他ならぬ自分で自分の尊厳を安売りし、踏みにじり、破壊した

他の誰にだって侵されてはならない絶対領域をゴミみたいな男のために安安と開け渡した
それは自分自身で選択した紛れもない事実だった

今だけ我慢すればきっといつか気づいてくれる
従順に服従すればきっと有難みに気づいてくれる
人間として大事なことにも気づけてない男に本気で「いつかきっと」を期待していた
本当の意味で間違ってたのは彼じゃない
わたしだった

正直、この気づきがモラハラから抜け出せる唯一の方法じゃないかなとわたしは思います
我々が求めるのはいつだって世間一般的な正解じゃない
パートナーとしての正解だ
わたしの尊厳の保護者は、第一にわたしであり第二にパートナーでなければならない
尊厳を蔑ろにすればするほど、愛からも遠ざかってしまうのだ

これを読んでくれたあなたは過去のわたしのように自分の尊厳を安売りしてないだろうか

"論証の都合上、ある人間が狂人だとされるなら、私は賢明であるよりも狂人でありたいと思う。"

小説家メルヴィルの言葉だ

誰にも影響されずに自分の心の内から湧き出た感覚は自分にしか守れない
それを今付き合ってる彼のために簡単に否定しないでほしいと、切実に思う
あなたがあなたらしくいちゃいけない理由なんてこの世には絶対に無いのだから

あなたは賢明でありたいですか?
狂人でありたいですか?

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