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H.M.S. Nelson 1941 英国海軍戦艦ネルソン (Tamiya 1/700 waterline kit)

 タミヤ1/700ウォーターラインシリーズNo.104(現行No.602)イギリス海軍戦艦ネルソンです。キットは大戦末期をモデル化していていますが、写真資料をもとに1941年5月時にディテールアップしました。

左舷前方より

 主な改造点は

  1. 消磁ケーブル設置

  2. B及びX砲塔上のUPランチャー設置

  3. 艦橋の形状変更

  4. ポンポン砲と機銃の削減

  5. マストとレーダーの変更

です。詳しくは制作記をご覧ください。

上方より全景

 ネルソンは1922年のワシントン海軍軍縮条約でイギリスが勝ち取った枠で建造したネルソン級のネームシップです。
 1927年8月に竣工したネルソンは、全長220.2 m、最大幅32.3 m、基準排水量33,950トンで、竣工時には、主砲の40.6cm45口径MkI3連装砲3基、副砲の15.2cm50口径MkXXII連装砲6基、12cm40口径MkVIII単装高角砲6基、2ポンド8連装ポンポン砲2基、12.7mm4連装機銃2基に62.2cm水中魚雷発射管2基を備えた条約型戦艦です。
 このクラスの特徴は何といっても3連装3基9門の主砲をすべて艦橋の前部に配置した特異的な姿で、同じく16インチ(406 mm)砲を備えたアメリカのコロラド級3隻と日本の長門級2隻と共に「ビッグ7」と称されました。

主砲塔から艦橋

 艦名は、フランス革命戦争とナポレオン戦争中に活躍しトラファルガー海戦を勝利に導いた初代ネルソン子爵ホレイショ・ネルソン(Horatio Nelson, 1st Viscount Nelson KB 1758年9月29日-1805年10月21日:トラファルガー海戦日!)にちなんで命名されました。

艦中央部から後部

 開戦後は、主として本国艦隊として大西洋の各地や地中海で活躍し、大戦末期には東洋艦隊に所属し東南アジアにまで派遣されました。

右舷より艦中央部

 ビスマルクがフッドを沈めた際には、ネルソンはシエラレオネのフリータウン付近で大西洋の輸送路の確保を行っており、警戒のため北上してジブラルタルへ向かいましたが、ビスマルク沈没の報を受けて輸送路の確保の任務に戻ったため、ビスマルク追撃戦には直接加わりませんでした。

2024年5月6日完成
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