掌編書きます(61日目)

キツイからやりたくなかったけどやることにしました。
ここでたまに掌編書きます。

2ヶ月近くほぼ毎日書き散らしてきて思ったのは、これでは小説を書くための筋肉は鍛えられない、ということだった。
もちろん、考えていることの記録や、目に見えないなんらかの文章的トレーニングにはなっていると思う。
自分が何かを考える時の傾向やスピード、テーマも多少わかってきた。
でも日々文章を書いているわりには、小説を書くモチベーションやアイデアが湧き出てこない。
残念ながらその蓄積が、すんなりと小説を書くためのエンジンをかけてくれるというわけではないらしい。
小説用とは違う車に乗っている感じだ。そのキーを使って小説用の車を走らせることはそもそもできない。
その実感を得ただけでも書いてきた価値は大いにあったわけだけど。

小説を書くためのエンジンのキーは何か。
小説を書くことじゃないか。
トートロジーではあるがこれはマジだ。
小説を書くには小説を書かねばならない。
少し意味は変わるかもしれないがこうも言える。
小説を書くには小説を書き始めねばならない。

昔、おれがまだ伊藤螺子になる前に、ツイッターでtwnovelというハッシュタグが局地的に流行ったことがあった。
1ツイート内で完結する超短編を書くためのタグで、一時は円城塔らプロが参加し、確かそれらを収録したアンソロジーも出ていたと思う。
そのころ自分も、多い時は2日に1本くらいのペースで超短編を書いていた。
あの時は常に、小説を書くためのエンジンがアイドリングの状態になってきた気もする。

あの時のような状態を、一時的にでも再現してみようかと思う。
絶対しんどいけど。
出来はどうあれ。
なるべく頑張りますが駄作の嵐でも怒らないでください。
頻度は決めないけどそれなりのペースでやろうかとは思う。

今まで通りのエッセイっぽいものも引き続き書くつもりだけど、ただ「今回は小説です」という前置きはしない予定。
エッセイなのか小説なのかわからない回があるかもしれないけどそれも一興ということでひとつ。

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