部屋着を脱ぐ(1日目)

雑に書きたい。
考えたことが、指先からするすると流れ出るような回路を作りたい。

とりあえずバーッと書いて後から全部直す、という書き方がすごく苦手だ。
最初から校正の余地があまりない、"ほぼ正解"くらいの文章を書きたいと思ってしまう。
書きながら考えるほうではある、というか書かないと何も考えられないという困った思考形式の持ち主なのだが、考えたことを文字に落としこむときに、きちんとした文章であることを生理的に求めてしまう。

しかしその方が楽なのかというと全くそんなことはなく、やっぱりきちんとした文章を書くのはシャツにアイロンをかけるようなめんどくささがつきまとう。

で、結局どうなるかというと、何も書かない。きちんとした服に着替えるのが面倒で部屋着のままゴロゴロしているような精神のあり方にとどまり続けてしまう。

これはだめなのではないか。
せめて1日のうち1回は着替えないと人としての輪郭を保てなくなるのではないか。

じゃあその服はどこに?
おれスーツと部屋着しか持ってなくない?

雑に書くには雑に書くためのデバイスが要る。とりあえず外に出るための服がないとはじまらない。
正装でもなく部屋着でもないが、街に出られるくらいの按配のゆるい服が。

そんな時に押入れの奥につっこまれていたnoteのことを思い出した。
そういやあれアプリで楽に更新できるじゃん。一時つけてたジュゲムのブログはブラウザでしか更新できなかったのがけっこう心理的ハードル高かったのだけど、こっちは片手で更新までやりやすい。
まあ元々大して着なかった服だから裾切ったりしてもいいよね、くらいの適当な心持ちで使うにはちょうどいいだろう。

デバイスを決めたらあとはルールだ。
デートには無理だが友達に見られても大丈夫、くらいの文章を筋トレ的に書き続けるために、以下の縛りを試しに設定してみる。

・書く時間は30分以内。
・書く分量は原稿用紙1枚分以上。
・書く頻度は毎日。
・書く道具はスマホ。
・書く内容はなんでもいい。

というわけで試しに毎日外に出てみることにしました。
根気がないので3日でやめそうですががんばります。

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