Just the Two of Us

私がこの曲を知ったのは小学5年生の時。
趣味でコピーバンドを組んでいる父親が次のライブでこの曲を演奏するらしく、車の中でよく流していた記憶がある。

ここで歌に入るかと思ったら…まだ入らないんだよなぁ〜このイントロ！！とか言ってた気がする。

おしゃれでいい曲だな〜、サックスの音色いいな〜と小5ながらに感じていた。と思う。いや当時はあの楽器をサックスだと認識していなかったかもしれない。
T-SQUAREやCASIOPEA好きの父が似たような音楽をたくさん聞いていたので、全部同じ曲に聞こえていた。

Just the Two of Usを知っている私ってもしかしてすごいんじゃない？センスいいんじゃない？と思いながら生きて時は経ち、私は高校一年生になった。

中学2年生でポルカドットスティングレイに出会い衝撃を受けた私は、ラジオを聴き漁り、音楽情報を片っ端からかき集め、一人前の音楽オタクとなっていた。もちろんメインは邦ロック。

当時の御三家は

・ポルカドットスティングレイ
・UNISON SQUARE GARDEN
・Official髭男dism

この3つだった。時々ユニゾンとBUMPが入れ替わったり、緑黄色社会が入ってきたりしていた。

ちゃんと音楽好きを名乗るには、邦ロックだけじゃダメなんじゃない？

この頃の私の中には、こんな気持ちが生まれ始めていた。

音楽のことに関しては誰にも負けたくない。他はどうでもいいけど。みたいなスタンス。

そして数年ぶりに聞いてみたのがこの
「Just the Two of Us」
「Fly me to the Moon」

私が唯一知っていたジャズを再び聞いてみることにした。あ、嘘、ディズニーオタクだからBBBの曲は分かるよ。

そしたら良いのなんの。めちゃくちゃ良曲。
速攻ダウンロードした。

そして高校一年生で椎名林檎に出会い、狂ったように聞いていた私は、「丸サ進行」なるものを知り、
丸サ進行とJust the Two of Us進行が同じ、ということを初めて理解したのだった。

どうりで私が好きになるわけだ。進行同じって。

そしてその後、私は藤井風と出会い、彼の弾き語り動画の中からこの曲を見つけ出して大興奮するのであった。

LOVE ALL COVER ALLが遂にサブスク解禁されたので、ちょっとした思い出話をしてみた。

曲についての思い出を語るの楽しいかもしれない…