【映画感想文】2023年観た映画リスト
前回、映画感想文noteを書いたのが昨年10月。もう1年経ってしまった……。ということで少々大雑把だが、今年観た作品を忘れないように書き留めることにした。
なのに、千輝くんが甘すぎる。
云十年ぶりに観た王道青春ラブストーリー。「片想いごっこ」から始まる、ときめきが充電される春にぴったりな映画だった。
主演のなにわ男子・高橋恭平さん。『メンズ校』『メタモルフォーゼの縁側』と出演作を連続で観ているが、個人的にどんどん演技に惹かれている。
今後の「俳優」としての一面も、ますます楽しみ。
銀河鉄道の父
宮沢賢治(演・菅田将暉さん)と父・政次郎(演・役所広司さん)の親子関係に焦点を当てた作品。
進路、家業、ついには宗教や思想で親子が対立する場面は観ていて正直心苦しかった。いつの時代も時代の過渡期は、親子と言えど相容れないこともあるんだなと思った。
宮沢賢治作品に対して、また新たな見方ができた。
宇宙人のあいつ
高知に住んでいる4人きょうだい、長男・次男・長女・三男が主な登場人物。ある日次男(演:中村倫也さん)が「俺、実は土星人なんだ…」と言い出して…!?
次男が土星に帰るまでに、きょうだい各々も抱えている悩みを打ち明け奮闘する。設定も台詞も少しぶっ飛んでいるのと、4人きょうだいを取り巻く人物たちも個性豊かで魅力的。
全体的にふざけているのに、最後はちょっと切なくて心あたたまる。個人的に長女(演:伊藤沙莉さん)のエピソードが好きだった。
君たちはどう生きるか
原作の同名小説を読んだのは、もう4〜5年前?そのくらい前から公開を楽しみにしていて、幼少期にジブリを観てきた身としては「何としても観ておかなくては!」と意気込んでいた。
原作とは内容が全く違うのは承知の上で。映画を見終わった後は、ある意味夢を見て、目覚めた時の感覚に似ているなと思った。
いろいろありすぎて、あんまり細かいところ覚えてないとか、時間軸が分からなくなる感じとか特に。
沈黙の艦隊
海上自衛隊から突如、核ミサイル搭載の潜水艦とともに姿を消した艦長・海江田(演:大沢たかおさん)。かつての同僚・深町(演:玉木宏さん)は、海江田の暴走を食い止めようと奔走する。
海江田が大きな潜水艦を俊敏に操るシーンは、壮大にクラシック音楽の爆音が響いて圧巻だった。
政府が対応しようとする場面は、今の日本の風刺なんじゃないかと思った。総理大臣(演:笹野高史さん)の姿然り。
現代の日本に警鐘を鳴らしてるストーリーなのに、原作漫画は30年前から連載されていると知って驚き。続編、あったら観たい。
おわりに
今年、実際に映画館に足を運べたのは3月〜9月までの約半年間。今年まだ3ヶ月あるけど。
親やきょうだい関係を見直したり、言わないといけないことを言うのに背中を押してもらったりした作品。変化が激しい時代を生き抜くヒントや課題を考えた作品。
すごく映画に支えられた1年だったなと思う。今後も素敵な作品に出会えますように。『千輝くん〜』みたいな作品で、時々ときめきを充電しながら。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?