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自己紹介

初めての投稿です!

自分は普段フリーのプロカメラマンをしております。

自分のカメラマン歴はめちゃくちゃ浮き沈みが激しく、心が死にそうになることもありましたが、それでもなんとか食らいついていこうとフリーになってからはいかに仕事を得るかに特化した(自分なりに、、)作品作りをしてきました。
ですが、下北沢のヴィレッジヴァンガードで、ホンマタカシさんやHIROMIXさんなどの写真集を眺めて憧れを溜め込んだまま育ってしまった自分には自分だけの表現で作品を残したいという思いが心の隅にずっとあったように思います。

そんな日々の中、スマホをぼんやりと眺めていると、ある記事に目が止まりました。クジラが海岸に打ち上がり死んでいる写真。そのお腹から100キロものプラスチックごみが出てきたというものでした。

それまで気にすることのなかった日常に溢れるプラスチック製品が、海洋生物に与えている影響に驚きました。プラスチックがどうやらかなりまずいこと引き起こしている。自分はカメラマンだ。写真で何かできないか。そんな感じで自分にも何かできないかと思い、まずカメラ片手にゴミを拾いに多摩川の河川敷に向かいました。そこには多くのビニールごみやペットボトルに混じり、誰かが使っていた日用品の廃棄物が落ちていました。

日々の生活がこぼれた?

初めはそれらのゴミをそのまま撮影し、劣化した質感を見せることを考えました。
ですが、そうすると問題が問題なだけに押し付けがましい表現になってしまう。そこで直感的に思いついたのが花でした。拾ってきた廃棄物から健気にも逞しく芽吹く花たち。後から気づいたところもあるのですが、刹那の生を咲かせる花と、400年の時を経てなお自然界に残るとされるプラスチックゴミの対比はとてもしっくりくるところがあり、これだ!と思いました。

シリーズ1作目

「sprout from trash」とタイトルをつけ、撮影は3年目になります。
写真展も
2023年5月 ギャラリー抱月「sprout from trash」
2024年1月 益田工房トーキョースペース「SURFACE」
2024年4月 峠の美術館「日々のかけらに咲く」
と精力的に行ってきました。
この問題は実際会って話すことが一番伝えやすいと思ったところもありますが、実際その通りで、お話しするとみなさん問題に対してとても関心が高く、情報の交換ができ、とても充実した展示となりました。

また昨年末からゴミ拾いのイベントを主催しております。詳細はBLUESHIPさんのサイトをお借りして告知しますので、ぜひご覧ください。

noteでは自分の撮影や展示に関することや、プラスチックゴミ問題をメインとした環境問題について自分の記録も含め更新していけたらと思っています。


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