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全国の自動販売機の数はコンビニの約50倍。テクノロジーの進化でダイナミックプライシングを活用するコカ・コーラに注目を。
価格戦略の重要性の観点でこの記事に注目しました。
顧客接点としての自動販売機の可能性についてまとめてみました。
コカ・コーラボトラーズジャパンが約70万台の自動販売機にダイナミックプライシングを導入。年内に数千台の設置を計画し、来年には本格導入の予定です。
曜日や時間帯に応じて遠隔操作で価格を調整、すでに夜間の値下げを実施しています。
コカコーラにとっては自動販売機は巨大な自社流通と捉えることができます。フランチャイズ的に自販機を使うケースもありますので、顧客と直接コミュニケーションできる場所という言い方の方が相応しいかも知れません。
日本の全ての自動販売機は270万台、コンビニの店舗数の約50倍です。
国内の普及台数を見ると、2021年末時点で約270万台となっています。用途別では、飲料用が8割以上を占めており、次いで日用品雑貨用、たばこ用、食品用、最も少ないのが券類用(乗車券、食券・入場券他)となっていますが、いずれも1割未満であり、飲料用が圧倒的に多いことがわかります。自動販売機を一つの販売チャネルとすると、コンビニエンスストア店舗数の約50倍の規模であり、夏は冷たく、冬は暖かい飲み物を手軽に購入できる場として広く普及していることが見てとれます。
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自動販売機の台数自体は現状傾向ですが、人手不足などもありその進化が期待されています。
今回のコカコーラのケースでは決済のテクノロジーの進歩もありマーケティング上のPricingとPlaceを巧みに活用した統合マーケティングが自動販売機上で実現します。
あとはプロモーションをどうするか、広告的にも気になるところです。
顧客接点の観点ではすでに情報メディアとの役割を担っていますが、今後この役割は「リテールメディア」としてより大胆なものになるでしょう。
広義のマーケティングの観点では何よりもコカコーラ社が自動販売機の活用をより積極的に行うことで顧客の行動がより詳細に分かります。
価格と時間帯ごとのニーズなども導き出すことができます。
人口トレンドやテクノロジーの進歩と合わせて自動販売機の動向を見ていきましょう。
それでは、また。
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