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ひとり広告批評

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雑誌「広告批評」が休刊になって15年、創刊者の天野祐吉さんが亡くなって10年が経ちました。 この間、日本の広告業界は停滞した様子を見せています。 その背景には、広告を愛し、ヤジを…
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2024年4月の記事一覧

広告は顧客と企業の出会いと対話の場です。広告メディアとコンテンツが一体となったもの。対話の場での共創をつくり出せるか、よい広告かどうかの分岐点です。では優れた広告の意味は何か?
ワイデンさんは(共創において)「広告の本質はありがとうにある」と話したエピソードを大事にしています。

企業の製品サービスはお客さんに便益を提供するものです。顧客が対価を払い使うことで便益は価値に。広告は便益が価値になる意味を伝える仕事です。最近この原則を無視した広告関係者による優良誤認を狙ったダークサイド落ち広告だらけ…不適切にも程がある状況です。消費者の利益はいつも最優先で。

広告は得意先を応援して意味を創り顧客に届けることが役割。得意先と顧客と共に価値と将来を創るビジネス。AIの登場で広告の未来は広がる。AIはヒントをくれる、煩雑な作業を肩代わりしてくる、でも答えはくれない。答えを出すのはエージェントとしての得意先チームの仕事だ。