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クリスマスが今年もやってきた

メリークリスマスです。

私の両親は聖公会の信徒、つまりクリスチャンというカテゴリーなので、昔からクリスマスはケーキとプレゼントだけのイベントではありません。

クリスマスシーズンはアメリカでの収穫感謝祭の翌週から始まり、1月の顕現節(ページェントのラスト、三人の博士が幼な子主イエスさまにプレゼントを持ってベツレヘムに参上する日)までの約40日間です。その間毎週日曜日にはアドベントクランツ(もみの木の枝をサークルにしてろうそく立てにするクリスマスの飾り。)のろうそくに一つずつ火を点してイエスさまを迎える準備をします。

まあ他にも小さいイベントがちょこちょこあって、クライマックスのクリスマスイブの礼拝で、久しぶりの友人やそのこどもたち、この日だけはと、出不精の年配の方も教会に足を運んで救世主の誕生をお祝いします。

最近やたらと流行りのシュトーレンですが、もともとドイツの降臨節のお菓子です。降臨節の間は復活日(イースター)前の大斎節同様に身を慎む時期なので、この長持ちするイースト菓子をほんの少しずつ食べながらクリスマスを待つわけ。

バターと粉砂糖をイヤって言うほどまぶす前の素朴な焼き上がり

シュトーレンはここ数年作るようになりました。教会の人にもお分けするし、遠くに引っ越した友人にはクリスマスカード代わりに送っています。
いやしかし、今年の材料の高騰ぶりはすごいですね。すべての材料が値上がりしているなんて、今までなかったことでしょう。お店のケーキのお値段が跳ね上がったのも仕方ないです。とはいえやはり作るのは大変以上に楽しいもの。

広島に引っ越した方からは、お礼にご主人の作る野菜や瀬戸内の美味しいみかん、レモンが箱いっぱいに届きます。密かに「わらしべ活動」と称しています。

クリスマスケーキも焼きます。スポンジに生クリームどさー🍓って言うアレじゃない方。ドライフルーツのラム酒漬けを粉より多く混ぜ込む、イギリス風のプラムケーキです。レシピはもちろん小林カツ代先生。
秋になるとコストコで、人が引くほどドライフルーツを買い占め、ラム酒をドバドバ惜しみなく使って約2ヵ月。友人から海外旅行のお土産でいただいた青ブドウのレーズン、職場で試食品でもらったアンポ柿、道の駅で売っている謎の干しりんごも全部刻んで仲良くさせて使います。

見た目はすごく地味。

前は全部包丁で刻んでいましたが、思い立ってフードプロセッサーでガーッとやったら、まな板も包丁もベタベタしなくて具合良くできました。

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