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育児しながらフリーランスで働くメリットとデメリットは?【対話から考える#2】

わたしたちスリーアウルは、働いている人・これから働きたい人を応援する会社です。
おひとりおひとりの多種多様な事情や環境に寄りそい、自分らしい働き方を実現できるよう伴走しています。

noteでは、在宅やフリーランスといった新しい働き方についても読みものをお届けしています。

【対話から考える】のマガジンは、これまで出会った方々からいただいたご質問に対し、一緒に考えていく場です。

答えは、すでにご自身の奥に眠っていることも。
引き出すきっかけの一つとなれたら心からうれしいです。

では、本日のご質問です。


育児しながらフリーランスで働くメリットとデメリットは?


5歳と3歳の兄弟の母です。

出産後は育児に専念していましたが、子どもたちふたりが幼稚園に通い始めたので、家計のためにも仕事を再開したいと思っています。ただ、急な体調不良や長期休みを考えると、なかなか一歩が踏み出せません。

コロナ禍で多様な働き方が広まったので、わたしもフリーランスとして在宅で少しずつ仕事ができればいいなと思っています。

実際のところ、子育てしながらフリーランスってどうですか?メリットとデメリットを教えてください。


メリットとデメリットを知りつつ、自分の気持ちに素直に向き合うことから


スリーアウル光井と申します。
わたしは小学生と幼稚園生の兄弟を育てながら、フリーランスで仕事をしています。
まだまだ生活スタイルの試行錯誤をしているところですが、メリットとデメリットを3つずつ挙げてみます。

■メリット
①スケジュールの調整をしやすい
これが最大のメリットだと感じています。
質問者さんがおっしゃるとおり、子どもの急な体調不良や行事等に対応しやすく、ストレスが軽減されています。長期休みに入る前に仕事をがんばり、休み中はおさえるというように量の調整もしやすいです。

②どこでも仕事ができる
在宅はもちろん、外出先でも働けます。
家ではかどらないときは、サテライトオフィスを使っています。息子を幼稚園に送ってそのままPTA活動をした後、近くのマックで迎えの時間まで仕事をすることも。帰省先でもパソコンかスマートフォンがあればできます。

③人間関係にしばられない
好きな方と仕事をできるって、ストレスフリーです。
体調不良で仕事を休むときも、必要以上に申し訳ないと思わなくて済むこともありがたいです。

■デメリット
①メリハリをつけるのが難しい
家という空間を仕事場に切り替えるのはけっこう大変です。終わっていない家事が気になったり、時には子どもをみながらだったり。集中力をあげたいなぁといつも思っています……
自分の好きなものが周りにあったり、疲れたら15分お昼寝ができたり、いいこともたくさん◎

②収入が不安定
契約内容によりますが、会社員のように毎月固定ではないことが多いと思います。お金が入るタイミングもまちまち、仕事を獲得する段階ではもちろん収入ゼロですし、受注できないこともあります。
(わたしはまだフリーランス歴が浅いので、参考に伺った話です)

③パートナーと理解し合うことが重要
フリーランスになってから、ひしひしと実感することです。どんな形でも、復職するにはパートナーとの話し合いが必要ですが、フリーランスにとっては特に重要です。
・労働時間と収入が固定でない分、家事育児の分担が難しい
・夫婦ともに在宅勤務の場合、ワークスペースをどうするか(どこでする?デスク買う?等)
・体調不良・行事等で平日にできなかった分、朝晩や休日にやりたいことも。その間の家事育児をどうするか

以前よりよくパートナーと話し合い、理解が深まったことはよかったです◎

メリット・デメリットは、他にもあると思います。
それらを知り「こんな生活になりそうだな〜」と予測を立て、事前に対策することはもちろん有効です。

しかし忘れないでほしい、ないがしろにしないでほしいのは、自分の気持ち。というか自分そのもの。

子どもたちが段々と手を離れ、家計のために少しでも働きたいという気持ちも一つ。
ただ、それだけではないと想像します。
ご自身の中に「またチャレンジしたい」「社会復帰して役に立ちたい」「人と関わりたい」など、希望があるのではないでしょうか。
逆に、まだ働きはじめるには少し早いと思いつつ、周りと比較して「そろそろ働かなきゃ」と無理してはいませんか。

一旦すべての条件や壁を取り払い、純粋にご自身の気持ちを聞いてみてください。

・どんな仕事をしたい?
・理想的な働き方は?(いつ誰とどこでどんなふうに)
・収入の目標は?

すぐに答えが出なくても気にせず◎
自分と対話し考える時間をとれたことが、自分そのものを大切にすることに繋がっていきます。

すでに働いている方も、たまには立ち止まりありたい姿をふりかえってみてくださいね。

ご質問いただき、ありがとうございます。


マガジン「対話から考える」では、今後もモヤモヤを少しでも手放すヒントをお届けしていきます。