メス堕ち
女性蔑視ではなかろうか。
メス堕ち。主として男性同士の性行為の際、受け手側が著しく男性性を失ってしまった場合に用いられる単語だ。文字通り「メス(雌、牝)へと堕ちる・堕落する」、「堕ちて、メスになってしまう」事を指す。
が、これはどうなのだろう。
まるでメスという性別を『堕ちた先』と捉えるかのようなこの表現に、俺は一石を投じたい。
メス堕ち。言わんとしている事は分かる。屈強な男に組み敷かれ、性行為におけるほぼ全ての主導権を握られ、抵抗する事も許されず、恥も外聞もなく絶頂させられる姿は、確かに『堕ちる』と表現するに値する。
メスという表現も、完全に否定はできない。オスが上。メスが下。自然界に生きる動物や昆虫を見ても、身体的な構造上、生殖行為の際にはそういった位置関係になるケースが多い。
なるほど。そう言われれば確かに『メス堕ち』。納得できない事はない。
が、時代は変わる。
女性の社会進出。女性の権威上昇。先頭を走る女性。先導する女性。
この現代の荒波を生き抜く、たくましき立派なメスという性別を指して、どうして『堕ちる』などと表現できようか。
メスとは『堕ちる』ものではない。俺はそう言いたい。
ならばメスとは、どうあるべきか。
俺達は、屈強な男に組み敷かれ、絶頂の虜に堕ちてしまった男に対して、どんな言葉を使えばいいのか。
答えは、こうだ。
思い付きで書くからこうなるんだよ。
死にます。
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