2019年度愛知ジャパンクラシックパワー順位予想
※全て私見です。失礼な部分、気に入らない箇所があれば謝罪と修正いたしますので、ご連絡下さい。
こんにちは3Pです。
今年もやってきました。
パワーリフティングノーギアカテゴリーの全国大会、ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会(以下JCP)
今年の会場は愛知県岡崎市。凡そ3年ぶりの会場です。やや都心部から離れたところではありますが、パワーリフティングで使われやすい会場としては比較的広く見やすい会場との話です。
先日新しい標準記録が発表され、各階級非常に厳しい記録が用意されることとなりましたね。
正式採用は来年の兵庫県で開催されるJCPの、更に次の大会からになりますが、今回の愛知と次の兵庫では駆け込み参加が増加し、参加者数の増加が見込まれます。
今年はJrSJrと女子が2019年11月に長野県白馬村で先行して開催され、愛知では男子一般カテゴリーのみの開催となりました。
しかし参加人数は合計238名。
参考に男子一般カテゴリーの参加者は
一昨年沖縄JCPでは138名
昨年つくばJCPでは164名 でした。
ダブルエントリーがなくなったことで、今までJrのみやマスターズに参加していた選手が一般参加になり、人数増加の一因と考えられますが、単純に一昨年より100人増しは異例かと思われます。
しかし順位予想をする上で、駆け込み需要に走る有象無象は関係ありません!(問題発言)
今年も各階級の戦況予想し、順位を考えてみましょう!
各階級の横の星は、★星が多いところほど、順位予想が困難であり、見所があると感じたところです。
※以下敬称略とさせていただきます。ご容赦ください。
※面白ければ投げ銭してください
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59kg級 ★☆☆
控えめに言って久恒さんの優勝で決まりでしょう。
エントリー二位とは10%近いトータル差をつけており、控えめに言って失格と大怪我以外王者陥落はかんがえられないです。
先日のアジアクラシックでも順調に成長する姿を見せていただき、しばらく久恒政権は続くと思われます。
蛯原選手と久保選手は沖縄JCP以来の対決となりました。その際は蛯原選手が555、久保選手が524という結果でした。
久保選手は昨年度は全日本パワーが直近に控えており、元はギアの選手なのでそのための欠場かと思われました。今回は比較的期間空いていたための出場でしょうか。
エントリーでは蛯原選手は537.5と記録を落としており、久保選手は527.5kgと微増です。蛯原選手はsnsを見る限り怪我?のためでしょうか。
4位は若く伸び代も十分な溝井選手。
5位は精力的に大会に参加しているマスターズの日野田選手。
エントリー6位の久米選手は主戦場はベンチ。トータルが少ない階級だからこそ、ベンチの取りこぼしが少なければ4位までは目指せる印象です。
予想は
🥇久恒
🥈蛯原
🥉久保
4位溝井、5位久米、6位日野田
66kg級 ★★☆
去年つくばJCPは多数の王者が陥落した悲劇の大会でした。
66kg級王者井上選手も例外ではありません。過去5年間王者を守り続けていましたが、腕の怪我により絶不調となり、若手のデッドリフター木内選手に敗北しました。
しかし今年の近畿パワーでは復活を果たし、自分の持っていたトータル日本記録を上回る662.5kgを叩き出しました。
この記録は昨年の世界クラシックパワーでも3位に迫る記録です。
一方の木内選手は社会人一年目。二人の対決がどうなるでしょうか。
下から突き上げてくるのが、
一昨年まで59で王者であり、増量しメキメキ筋力をつけていく佐竹選手、
近年66を主戦場とするベテランの池上選手、
世界ベンチ出場、また不安定ながらも木内選手に次ぐレベルのデッドリフトをsnsで発信している、ベンチデッド後追い型の牛山選手です。
井上選手が大きくつまづくことは考えにくく、またどの選手もデッドリフトが260前後まで引いてくるため、結果として2〜5位はデッドリフト最終試技まで大きく変わると思われます。
この階級は6位ラインにほぼ同重量で井戸選手と上田選手が570.5と570で2名います。井戸選手は昨年のつくばJCPで、渋谷選手が66時代に獲得したスクワット日本記録をハイバースクワットで更新した、ウエイトリフティング 上がりの選手です。ベンチデッドの伸び次第では、牛山選手に逃げ切る展開もありそうです。
予想は
🥇井上
🥈木内
🥉佐竹
4位池上、5位牛山、6位井戸
74kg級 ★★☆
欠場のしばしば見られる、日本人最重量でのスクワット世界記録保持者。絶対王者比嘉選手
Jrながらデッドリフトが鬼強かったのに、近年はスクワットベンチプレスも隙のなくなってきた藤井選手
比嘉選手に次ぎ、常に確実な高順位を収める宇都木選手
この74のトップを走る三選手が揃うのは初めてではないでしょうか。
沖縄では比嘉🥇宇都木🥈
つくばでは宇都木🥇藤井🥈
トータルで見れば比嘉🥇藤井🥈宇都木🥉
しかし比嘉選手は大会で大きく転けることもあり、2名も見逃さず食うことも考えられる実力です。新時代が見られる一戦と思われます。
エントリー4位以下では、宇都木選手に次いでsbdアスリートの渋谷選手も僅差に。失敗の具合によっては十分にひっくり返す可能性があります。
以下はトータル610〜620に6人エントリーしており、表彰状6位ラインは混沌としています。現状最も可能性が高いのは、66から74に上げたサブトータル型の木村選手でしょうか。
他の選手は極僅差ですが、個人的にこういう場合に勝負を分けるのは試合での経験だと感じているため、昨年のJCP以来の選手は取りこぼしでの降格の可能性が高いかと…
予想は
🥇比嘉
🥈藤井
🥉宇都木
4位渋谷、5位木村、6位柳田
83kg級 ★★★
現トータル日本記録保持者は、諸事情により4年間出場しないそうです()
【閑話休題】
ここ数年間83kg級は連覇王者不在が続いており、上位陣も不安定な状態が続いています。
今回のエントリーもあまり見慣れないメンツが多かったです。
エントリー一位の福田選手は主戦場はシングルベンチ。先日のJCBではJr上がりながらも一般4位と好成績です。
しかし3種ともに強く、Jrでは優勝も多々見られています。一般クラスでのエントリーは今年が初です。
二位の平向選手は後に出ます武田選手が更新するまで、93kg級の長らく破られない日本記録保持者でした。
しばらく舞台から姿を消していましたが、昨年突如カムバック。つくばJCPでは優勝を納めました。記録的には93kg級時代よりも落ちているため、記録が戻ってくるとかなりの好記録が期待されます。
永井選手は83kg級ではもうベテランですね。
じわじわと記録を伸ばし続け、とうとう今年はエントリー3位に。堅実な試合運びによっては表彰台も狙えるでしょうか。
83kg級で忘れてはならないのは、なぜかエントリー記録を下げてきた中川選手。
実はこの選手、先日の白馬村JCPではエントリー一位の福田選手に688kgで勝っています。噂によると105kg級の下半身のバルクを持つといい、またデッドリフト 315kgを第一試技並みの速度で上げている動画がsnsで流れてきており、間違いなく今回の優勝候補です。
エントリー4位の今選手は今年が初参戦でしょうか?地方大会の記録しか残っていませんが、初戦でこの記録は今後の成長が期待されると同時に、はじめてのJCPにうまく適応できるでしょうか。
次ぐmbcpowerオーナー神野選手は昨年度4位。パワー歴は超ベテランですが、毎回じわじわと記録を伸ばし、大コケのない選手なので、順位を掻っさらう可能性が高いです。
ご存知83kg級ベンチプレッサー鈴木選手は今年もJCP参戦。最近はデッドリフトの練習も始めたようなので、果たしてどこまで伸びるでしょうか。
予想は
🥇中川
🥈平向
🥉福田
4位永井、5位神野、6位星
93kg級 ★☆☆
昨年持病により93kg級に下げざるを得なくなり、そこでも惜敗を果たした武田選手。最近は治療が功を奏し、世界大会では長らく破られなかった日本記録を更新しました。「(二位には)50kg差をつけるよ」との発言も…笑
その一方で93kg級の新星を渇望しながらも、数年感王者に君臨する宇佐美選手。
後ろから追いかけるのは社会人となり記録の伸びが乏しい古川選手。スクワットデッドリフト の非常に強い選手ですが、知る範囲では逆転デッドリフトの成功したことがなく、プレッシャーに耐えられるでしょうか。
ハリーチャンネルの風張選手は、YouTubeを見る限り全体的に好調な印象。今年はピークアウトしないハリーさんが見られるのでしょうか()
この2人が宇佐美選手にどこまで喰らいつけるかが見所でしょうか。
後ろには昨年83kg級のスクワット日本記録を更新した西村選手、国体王者の中島選手が控えます。
二人ともメキメキと実力をつけており、長らく上位陣の固まっていた93kg級には新風が吹き荒れています。
予想は
🥇武田
🥈宇佐美
🥉風張
4位古川、5位中島、6位西村
105kg級 ★★☆
武田選手不在となった105kg級は、新たな王者が現れる予感があります。
ながらく息を潜めていた国体王者、コンプレフロスの伝道士信田選手
93kg級のお馴染みメンバーを抜け、ついにナローデッドリフト300kgを達成した落合選手
両選手ともにテクニックもありますがフィジカルの強さが目立ち、熱いガチンコ対決間違いなしです。
更にその下では700〜720で9人がひしめき合う地獄絵図。重量級の20kg差は、重量選択のミス一つあれば簡単にひっくり返される紙のような薄さです。メンバーも個性が強く、
おそらく今年が初戦のルーキー正木選手
国体では昨年JCP王者羽田選手に2.5kg差で敗北し、3位となった枝選手
元300kgスクワッターでフジモトジム大将、陣内選手
今年の国体王者、アジア大会3位平井選手
メキメキ実力を伸ばすMasterMindオーナー栗原選手
古豪mbcpower小早川選手
元世界Jr王者TXP堀口選手
Zealで実力上昇中の山田選手
と、チームメイトからのバックアップも厚いメンバーです。
予想は
🥇信田選手
🥈落合選手
🥉枝選手
4位平井選手、5位陣内選手、6位栗原選手
120kg級 ★★★
間違いなく今回の見どころ階級です。
エントリー1位から6位までが29.5kg差。しかもスーパーヘビー級なので、この差は本当に1試技ミスしたり無理な粘り方をすると吹き飛ぶ差です。
数年前は阪田選手とその他選手といった寂しい環境でしたが、昨年からは一気に有力選手が増加。
文字通りモンスタードクターの久井選手を筆頭に、
一昨年、今年の国体王者の遠藤選手
遠藤選手と凌ぎを削り、昨年国体王者、Zealオーナー中嶌選手
国内最重量級フックグリップデッドリフター山川選手
こう( ;´Д`)阪田選手
エリートドヤ顔Jrスクワット日本記録保持者大原選手
この6人が砂山の頂点を目指して駆け上がります。
予想は
🥇中嶌
🥈久井
🥉山川
4位遠藤、5位大原、6位阪田
120超級 ★☆☆
足立区区役所キレる課、樋田選手がどこまで記録を伸ばすかが見どころでしょう。
今年の国体予選より突如現れ、瞬く間にノーギア日本人最高重量で120超級のスクワット、三種ベンチプレス 、トータルを更新しました。
日本人初のノーギアトータル900kg、ゆくゆくは1トンを達成するのはこの選手でしょうか。今後を見据えた一線になります。
以下エントリーは恐らく初参戦の選手が多め。
2位の鈴木選手、4位の田中選手は初参戦でしょうか。
3位の秋山選手は国体4位。表彰台が狙えそうです。
5位、6位はTXP所属同士で順位アップを狙います。海老田選手は一時JCP三連覇していましたが、怪我がどこまで影響するでしょうか。
予想は
🥇樋田
🥈鈴木
🥉秋山
4位田中、5位海老田、6位大坊
総評
参加人数が増えたこともあり、情報量の少ない選手も多かったですが、やはり昔からやってきた選手も強いですね。
昨年が大番狂わせ多かった分、今年は王者奪還を目指し頑張っていただきたいです。
コンディション的に考えるのであれば、上位のセッションは午後検量が多いので、比較的楽になるかと思います。
器具もパワーライン+Bullと比較的好記録が狙えると言われる組み合わせなので、日本記録が楽しみですね。
明らかな盛り上がりを見せる近年のノーギアパワー会、今年はどんな戦いが見られるでしょうか。
※面白ければ投げ銭お願いします。
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