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【くもん】4歳児と3歳児のくもん

誕生日を迎えてこの冬5歳と4歳になった下の子達は5月半ばからくもんに通っている。
今回は下の子達がこのくらいの年齢からくもんを初めてよかった点、少し後悔している点を書いてみたいと思う。

リモートワークを機に
くもんでは年に3回ほど無料体験というのをやっている。
私自身小学校中学年までくもんに通っていたので、興味はあったものの、毎週2日通わせることができるか、非常に不安だったので手を出せずにいた。
しかし、コロナで在宅勤務メインの生活が長引き、これまでの通勤時間分保育園のお迎えの時間が早くなり、平日の夕方の時間帯に余裕が生まれるようになったので5月の無料体験からくもんに通わせることにした。

くもんに通う=計算力がつくというのが世間一般のイメージのような気がするし、私の周りにもそのように形容する人が多いような気がしている。
が、私自身中学受験のために通塾するようになってから特に役に立ったという記憶がなかったため、毎日とにかくひたすら宿題をやらなければならないというのが酷だなぁ・・・というのが正直な気持ちだった。
しかし、9歳の長男に結構な手がかかり、下の子供達の学習面でのサポートがおろそかになっているのが気がかりだった。

通い始めた当初4歳ちょうど半年ほどだった真ん中の子は4歳クラスに上がる頃、ひらがなを6〜7割認識している程度で比較的文字を覚えるのがゆっくりな方だと感じていた。
こどもチャレンジをやっていたが毎月届く教材にあまり興味がなく、ひらがなを覚えるプログラムもあまり関心がないようだったので、これはまずいと感じていたところであった。
通い始めに3歳半だった下の子は、自分の名前の最初のひらがなのみが認識できる程度。数は1~10まで数えられる程度。
そんな状態で算数・国語の二教科でくもんをスタートした。

ここからは、通い始めて2〜3ヶ月経った頃の感想をまず書いてみようと思う。

始めてよかった点①:自分でやりたいという気持ちがでてきた
よかったと思った点1つ目は、教室にいる小学生のお兄さんお姉さん達みたいに、ひとりでやりたい、という気持ちがでてきたことだ。
くもんの教室では決められた分量(5~10枚裏表)のプリントを一人でやり、採点してもらい、間違った問題を直す、という作業をひとりでやる。(もちろんわからない問題は先生に聞く)
くもんを始めて間もない生徒や、我が子のような幼児には、先生が隣でつきっきりという状態で学習をすすめることが多いようで、我が子達も初めて2〜3ヶ月はそのようにしてもらっていたのだが、最近は「ひとりでやりたい」と言い、1時間の間、なんとか一人で決められた分量を終わらせているようだ。
家でも「ママ、隣にこなくて大丈夫」と言い、ひとりでやりたがることが多い。
普段の園では同じ年齢の子どもたちと過ごすことが多く、「よそのお兄さんお姉さんみたいにやりたい」と思う環境がくもんにはあるのかもしれない。

始めてよかった点②:えんぴつの持ち方や字の書き方の基礎を教えてもらえる
二点目は、独学ではなく、先生に鉛筆の持ち方や字の書き方の基礎を教えてもらえたという点である。
長男のときには特に鉛筆の持ち方を厳しく教えるということはしなかったので、未だに鉛筆の持ち方が正しくない。これに関しては長男の先天的な手先の不器用さの問題があるので比較の対象にするのは少し違うように思うのだが、特に通い始めの数週間は鉛筆を正しく持てるかを都度チェックしてもらえる。
また、スムーズに書けるようになる練習、「運筆」の教材があるので、普段から字を書いていなかった二人でも数字やひらがなの勉強に入る前に、準備運動ができる。この教材は、左から右にまっすぐ先を引く、枠からはみ出さずになぞる、など一見簡単でスイスイできるように思うのだが、そんなことはなく、筆圧やはみ出し具合、筆跡などを見て、反復練習をしていくものである。本屋でも運筆の教材は販売しているのをよく見かけるが、やはりしつこく反復練習をできるのは教室ならではであると思う。

初めて良かった点③:ひらがな、数字が読めるようになった
通っているのだから当たり前といえば当たり前なのだが・・・3ヶ月ほどたった頃には4歳だった真ん中の子は短いお話を音読できるように、また、ひらがなを書けるようになった。
3歳だった一番下の子は、最初は「ひこうき」などと言った単語が書かれているカードの読み方を暗記するというのをひたすらやっていたが、そのうちあれよあれよという間に短い文章を読めるようになり、気づいたらお話を音読できるようになっていった。
また、真ん中の子は数字に関してはキューブブロックでひたすらカウントする遊びをしていたりしたので数の並びまでは問題なくこなしていたが、一番下の子がこれに苦労した。50まで数えるというのはできるけれど、1から順に数えなくても23の次は24、とぱっと思いつくまでに定着するまでが長かった…

そして、通い始めて8ヶ月ほどたった現在の状況はというと、5歳になった真ん中の子が「一桁or二桁+一桁」までの足し算とひらがなの練習の最後の過程を、4歳になった一番下の子が足し算の直前、ひらがなの動詞や形容詞の練習をしている。
うちの子たちの進み具合は、通常よりもやや遅いのかな?と感じるところである。何事もテキパキとやるタイプでもないし、ただひたすら時間をかけてダラダラやる日も結構あるため、特に足し算の+1〜+3までが非常に長く、しつこく、精神的にこちらがやられそうであった笑。ただ、+3までをしつこくやったおかけで+4以降はスムーズに進んでいるように感じる。

くもんに通うにあたって大事だと思うこと。
8ヶ月経った今感じるのは、くもんで重視されていることのひとつはやはりスピード、ということである。1枚あたりの標準時間が決まっており、それを大幅にオーバーしてしまうと、次の過程に進むのは難しい。
うちの子たちは国算それぞれ10枚ずつを宿題としてこなしているが、最初のページに開始時間を書き、10枚の学習が終わった時間を書く。10枚を何分で終えたか、今の段階では大体20分が基準に見ているようである。足し算をしている真ん中の子の算数は1枚裏表で15問ほどあるので、全部で150問を20分以内にやるというのが目標である。この時間内に終わり、間違いもそれほど多くなければ、大体2〜3周繰り替えして次の過程に進む、という感じである。教室によって繰り返しの方針は違うというのを目にしたことがあるが、何回か同じ教材をやっている時は、定着しているかどうかをしっかり見てくれているとう印象である。

また、これは親御さんの性格にもよると思うが、他人と比べない、というのはくもんをやる上でとても重要だと感じる。
通いはじめの頃は、同じ学年のお友達と進度を比較してしまい、早くあのくらいまで進みたいと感じることが多々あったのだが、通っている本人にはそんなことは関係なく、当の本人としては毎日決められた枚数のプリントを精一杯をこなしていくのみである。親である私がイライラするだけであるので、他人の子の進度は気にしても仕方がない。

8ヶ月経ち、本人たちの中で「くもん=毎日やるもの」という公式は出来上がっている。
これは学習習慣がついたというのだろうか?いや、まだ自分たちでやり始めるというところまではいっていないので、学習習慣とは言えないように思う。

しかし、私の母は子どもたちがくもんをやる横で面倒を見る私を見て、「あんたも大変ね…」とつぶやくとおり、親の負担は結構あると思う。
まず週2回、保育園の帰りに教室へ送迎をしなければならないし、宿題をする間も横について見守る必要はある。あまりに集中していないと声がけをする必要があるので、家事の片手間に見守る、というのは今のうちの子たちでは難しい。
ただ、今の所コロナの影響で出社が極端に少なくなったので送り迎えなどは特に支障がない。仕事が立て込んでいる時はくもんの待ち時間に近くのカフェでPC作業をすることもあるが、「今日の夜はくもんの送迎がある」と思うと昼間から仕事を調整するようにしているので、割とメリハリがついていい感じのように思う。

3,4歳から毎日宿題か・・・と始める前は少々酷かな、と感じていたのだが、平日・週末関係なく、あるひとつのことを習慣として続ける、ということには意味があるように今は感じる。
なにしろ、少しでも新しい教材に行くことが本人たちの自信につながっている様子が見れる。なるほど、これが成功体験を積むということのひとつなのか、と納得してしまうのである。

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