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統計記事でBTS楽曲を読み解こう!


※数字を気にしちゃう方は見ない方がいいと思います💦

統計記事発見!

ネットの海を彷徨っていたら、BTSの統計記事に出会いました。
面白そうだったので、記者さんの名前やグラフ画像で検索して、続編と思われる記事もゲット。
載っていたグラフから数値を取得し、好奇心に任せて更に深堀りしてみました。骨までしゃぶるタイプの楽しみ方ですみません。

個別のグラフはリンク先をご覧ください。
検証したところ、いくつかのグラフが総計100%になりませんでしたが、最大1%ほどの揺れであり、誤差の範囲だと思われます。

ちなみに、楽曲の頭についている数字は、時系列順にデータを並べるためのNo.で、数字が若いほど古い曲です。
「公開日」は、韓国音楽著作権協会に登録されたデータを使いました。

歌詞の割り当てが一番多いのは誰?

BTS のライン配分がどのようなものなのか知りたいと思ったことはありますか?
彼らのキャリア全体の平均を把握するには、ディスコグラフィー全体を調べるのは永遠にかかりますが、主要なシングルに基づいて一般的な分布を把握することは可能です。
このデータは、主要なミュージック ビデオ 23 曲から収集され、各曲のライン配信とすべての主要シングルの合計をリストしています。
各メンバーの割合は以下でチェックしてください!

These Are The Line Distributions Of All 23 Of BTS’s Main Singles… And Who Gets The Most & Least Lines

総合すると、BTS楽曲はグクとジミンちゃんの二本柱がメインだが、『Mic Drop』のようにほぼ均等に歌詞が割り振られている曲があったり、ラップラインとボーカルラインがほぼ互角の『Epilogue: Young Forever』『Not Today』があったりして、楽曲のパターンがバリエーション豊かである、ということが言えるのではないかと思います。

数値が高いと赤、低いと青になります。

メンバーごとの最高歌詞割り当て曲
JIN 『Fake Love』 20.5%
SUGA 『N.O』 20%
J-HOPE 『Spring Day』 26.6%
RM 『No More Dream』 35.7%
JIMIN 『Danger』 30.9%
V 『Boy In Luv』 20%
Jung Kook 『I Need U』『RUN』 35%

元記事で取り上げられた23曲が対象です

時代によってスタイルを変えてきたバンタン。
初期のヒップホップスタイルから、花様年華で大きくフォームチェンジしたという話はよく聞きますが、ということは歌のメインがラップラインからボーカルラインへ移ったタイミングがあるのでは?と思い、個人別グラフをライン別に修正してみました。

アルバムで言うと『SKOOL LUV AFFAIR』が変化の始まり。

この集計結果を見ると、2014年の『SKOOL LUV AFFAIR』に収録されている『Boy In Luv』『Just One Day』で割と大きく楽曲の雰囲気が変わったのではないか、ということが言えそうです。

歌詞の割り当てに関しては、『Map Of The Soul:7』『BE』の各曲でも集計されており、上記の表とは異なる結果が出ている曲もあります。ご興味を持たれた方はリンク先へどうぞ!

デビューから現在までのラインの変遷を見てみよう

BTS のディスコグラフィーに対するラインの分布については以前にも調べましたが、以下で収集したデータは、BTS メンバーが曲に対して持っていたラインを少し異なる方法で調べています。
BTS が時間の経過とともに進化し成長するにつれて、各メンバーの長所と短所は何か、各メンバーがどのような種類の曲がより優れているか、一部のメンバーのセリフを少なくすべき曲は何かなどを学ぶ機会がありました。
つまり、この 7 年間で各メンバーのラインの進化は大きく異なりました。
主要シングル21曲にわたって各メンバーのラインがどのように変化したかを下の棒グラフで確認してください。

Here’s A Look At BTS Members’ Line Evolution From Debut Until Now

この記事は、「歌詞の割り当てが一番多いのは誰?」で取ったデータを、メンバー別の棒グラフにしたものに見えますが、何故23曲から21曲になっているのかは謎です。
ちなみに、削られていたのは『Epilogue: Young Forever』と『Mic Drop』でした。

個別に見るのが面倒だったので、全員分の棒グラフを足してみた結果がこちら。

たまにすごい伸びてくるホビの潜在能力に脅威を感じる。

センターにいる時間が一番長いのは誰?

BTSのラインがメイン シングルにどのように配分されているかについてはすでに見てきましたが、彼らのセンター タイムがどれほど均等に配分されているか疑問に思ったことはありますか?
歌っているメンバーがセンターにいることが多いのでタイミングが似ているところもありますが、必ずしもそうとは限らないので少し違います!
次のグラフは、BTS の 13 曲における各メンバーのセンター時間の割合を示し、最後のグラフは各メンバーのセンター時間の合計を示しています。
それらをチェックして、それらが公平に分散されていると思うかどうかを自分の目で確認してください。
なぜなら、それらは決して均等ではないからです。

Here’s A Look At How Fair BTS’s Center Time Is Distributed Over 13 Of Their Songs
揺るぎないトップであるグクと、それにぴったり追随するジミンちゃんの構図再び。最も波がないのがテテ。彼の顔は常にお仕事している。

メンバーごとの最高センター滞在率
JIN 『Boy With Luv』 19.6%
SUGA 『Fire』 13.4%
J-HOPE 『Dionysus』 23.9%
RM 『Not Today』 24.2%
JIMIN 『Boy With Luv』 26.4%
V 『Spring Day』 18.2%
Jung Kook 『Fire』 37.7%

元記事で取り上げられた13曲が対象です

センター滞在時間集計では、歌詞割り当て集計よりはっきりと「絶対センター・グク」の存在が浮かび上がります。
その上で、『Dionysus』『Anpnaman』でホビが、『Spring Day』『Black Swan』でジミンちゃんがそれぞれ首位奪取に成功しており、ダンスラインの強さを見せています。
しかもその傍ら、『Not Today』ではなんとナムさんが1位に。驚いた私の眼は節穴であると申せましょう。
これはMVを見返しに行かなければなりませんね!

Black Swan』はジミンちゃんの耽美曲、という印象だったのですが、こうしてみると3Jにスポットライトが当たっており、「ダンスに注目!」曲なのか?という見方もできますね。これも見に行こうっと。

まとめ

こうして数字で彼らの楽曲を追っていると、曲を聴いている時とはまた違う構図が見えてきて、興味深いです。
詳しい計測方法などは記事に載っていなかったので、「えっ違うんじゃない!?」と思った方は是非計測チャレンジしてみてください。そして記事にして私に食べさせて……!

個人的には、以前ジンペンの方が記事で
ただし『Not Today』、お前はダメだ(意訳)」
と書いておられた理由が理解できたのが収穫でしたw
めっちゃ面白かったのですが、どなたの記事だったのか忘れました。私のバカバカ~。また探しに行ってきます!

コーヒー一杯奢ってください( *´艸`)