個人経営の店辞めたって話。

こんにちは、初めまして。ただの大学生です。この度、春からアルバイトしていたカフェ(個人経営)を辞めました。その理由と、飲食店経営について自分なりに考えたことを書いてみます。

まずやめた理由。キツいわりに給料低い。

始めた頃はオープニングスタッフ的な扱いで、お客さんがわっと入ってくることも少なくゆるゆる仕事できていたのですが、夏から秋の人の行動が活発になる時期の忙しさ、やばかったです。個人経営だしキッチンも激狭なのにメニューばかりやたら多いため、お客が一般的なレストランと勘違いして注文してくるのも辛かったです。料理は店主がこだわって作るため調理補助はドリンクのみでしたが、バイトに「料理が遅い」とキレるお客さんの多いこと……。これらの辛さを乗り越えなくてはならない休日と、平日の賃金は同じ。なんだそれって。しかも最低賃金でした。

私は今住んでるとこに大学生から越してきたのでこの地域の最低賃金知らなかったのです……。無知はダメですね。

理由その2。改善しないままやりたいことだけ拡げていく事業拡大についていけなかった。

働き始めた頃より明らかにメニューが増え、作業が煩雑になって行くにも関わらず、前述の「提供の遅さ」に対する対策が特にないままでした。当然、お客さんが怒ります。怒りに直に対応し、謝罪するのは何故かバイトの私です。訳分からない……。バイトの失敗すら店主が謝る店もあるのに、責任者としての行動が少ないなと思いました。

そして、メニューもどんどん変わるのですが、何故かこのメニュー、まだ提供出来ない商品や在庫切れの商品を載せている。しかもバイトに事前にそれを伝えるのが遅い。よって、私が取った注文を厨房に持って行った段階で「ない」と初めて知り、また何故かバイトが謝り、ここでもタイムロスが……。

これについてもなんの対策もなく、いつの間にか時間が経っていました……。

定休日を設けているのに、その日は何をしてるんだろう……と思いました。

ただ、断っておきたいのは、店主の威圧感はなかったということです。むしろお皿やコップを割る、オーダーを伝え忘れるという初歩的で幼稚なミスにも声を荒げず、根気よく指導していただいた点は非常に感謝しているんです。

でも、いつの間にか、私のミスの原因は「不慣れのせい」から「店のシステムの煩雑さのせい」に変わっていて……。元々ドジをやらかしがちなので、このすり変わりに気が付かなかったのがズルズルバイトを続けていた理由です。

辞めるときは、転職予定のバイトにあたかも以前から入っていたかのようにして、「体力的に掛け持ちが辛い」といって円満に辞められました。引き留めない、補充を求めないのも、店主の人柄が良い故だと思います。

なので、ハッキリブラックバイトと言えないのが面倒なんです。

面倒なので辞めたんですけど。

以上の経験から、

飲食店個人経営という一見特殊な職業も、

報連相
PDCA(特にCheck)

の2つが無いとダメになることがよーく分かりました。社会勉強できた点で無駄な時間ではなかったと思います。

今バイト辛いと思ってる方!

自分ばかり責めないでください!

バイト雇っている以上、労働環境の整備も雇用主の義務としてあると思います!

労働環境見直して雇用主に掛け合うか、辞めるか考えてみてください!

以上、長々読んで頂きありがとうございました。

全ての働く人に良いことがありますように。

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