アルファベットも全部言えなかった私が英語で仕事ができるようになるまで①勉強し始め

英語を話せる人について、どのような印象を抱くだろうか?私が職場や友人との会話の中で、自分が英語が得意なことを話すと、周りから重宝され、一目置かれることが多い。英語は私にとって、得意なことであり、私が胸を張って言える数少ない、努力して得た能力の1つである。英語が喋れれば、できることが増えて楽しめるし、海外や外国人と話す場面では役に立つだけでなく、自分の可能性を広げてくれるものであると捉えている。

しかし、そんな私が英語の勉強を始めたのは中学生の頃からであり、実は最初はアルファベットも全部言えない状態だった。それが今では仕事で使えて、海外に1人で飛び出しても、現地の人とやりとりをしたり会話を楽しんだりできるレベルにまでなったのだ。私が英語の勉強を始めてから、どのような順序でいつ頃になにをしていたのかや、何がモチベーションで頑張れていたのかなど、私が英語ができるようになるまでの軌跡を振り返ってみたい。

英語に初めて触れた

幼少期、父の仕事の知り合いの娘さんでアメリカ人の女の子と文通する機会があった。私が書いた手紙は父が英語に翻訳してくれた。私も返事の手紙を受け取ったが、父は英語で読み上げただけで、英語のわからない私に、何が書いてあるかは教えてくれなかったのだ。英語で書かれた手紙を読むことができなかった私は、中に何が書いてあるのかとても気になった。英語ができたら、手紙の内容も読むことができる、世界中の人たちと会話ができるようになるのだと幼いながらに思い、夢が持てたのだった。

海外への興味

小学生の頃、母は私に、ひたすら本を読むように言い聞かせた。私の家はとても厳しくて、ゲームもテレビもケータイも一切禁止だった。暇なので、本を読むことくらいしかすることがなく、小学校の廊下に並んでいた、世界の名作文学集を読破することにしたのである。
いろんな国物語を読むことで、自然とその国の文化や歴史、その国特有の雰囲気や特徴が感じられた。私は実際に本で読んだ国や地域に足を運んで、自分の目で実際に見て確かめてみたいと思うようになったのである。そのためには英語を勉強して、喋れるようになることが1番の近道だと考えたのだった。

勉強し始めの頃

幼稚園や小学生の頃、私の周りの友達は英会話教室に通っていた。私は全く英語が分からなかったので、中学生になって勉強を始めた頃は、出遅れた感覚があった。
アルファベットを全部言うことができず、大文字と小文字の違いも良く分からなかった。小文字のbとdが逆になったり、yやgが書けないレベルだった。コンマやアポストロフィーの使い方がわからずに、よく減点されていた。

そんな頃両親に勧められて始めたのが、ラジオ英会話だった。テキストを買ってもらい、毎日15分、週5日を2年間欠かさずに継続した。晩ごはんを食べて、お風呂から上がってまったりしている時間に、ベッドに寝転がりながらラジオで学んでいた。部活で疲れていて、聞きながら寝落ちすることもあった。しかしテキストの内容が、よく作られていてストーリー性があり、話の続きが気になるので、楽しみながら続けることができた。文法を習うと、その中に他の単語を入れたらどんなフレーズになるのかや、それはどんな場面で使えるのかを想像したりして楽しみながら取り組んでいた。

結果に現れてくる

ある時から英語のテストのリスニング項目だけ、格段に点数が良くなった。そこからそれ以外の項目も後に続いてどんどん上がっていった。いつのまにか私の英語の成績は学年トップにまでなっていた。友達の英会話を習ってきた子達を、知らない間にどんどん抜かしていったのだった。私は英語の勉強を通して、努力をして結果につながるという経験を得たのだった。これはなかなかの自信につながり、もっと英語を話せるようになりたいと、さらに上を目指すようになった。そして、高校では英語に力を入れている学校を目指すことになる。

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