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集団生活が苦手、一人が好き、機嫌が悪い人に振り回される?あなたはHSP?

HSP(Highly Sensitive Person)とは、とても敏感で繊細な人のことを言います。

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる
「繊細さん」の本

というタイトルの本が注目を集めており、YouTubeでもオリラジのあっちゃんこと、中田敦彦さんがとても分かりやすく解説しています。
下の方に動画を貼っておきますね。

私はHSPのことを知れば知るほど、「自分のことだ」と思います。
「自分は物事に過剰に反応し過ぎていたんだなぁ」という事が分かって荷が軽くなりました。
生まれつき、そいう性質があるだけなのです。
HSPに該当する人がこのことを知ると、だいぶ救われるのではないでしょうか?

この記事は、HSPの要点を自分の経験を交えてお伝えします。

HSPの特徴

もし、あなたが「自分は繊細で生きづらい」と思っているのなら、HSPかもしれません。

これは病気や性格の話でははく、5人に1人が持つ、脳のシステムなのだそうです。

HSPの特徴は次の通りです。
☐ 人といると疲れる
☐ 他人の雑さが気になる
☐ 機嫌が悪い人がいると苦しい

あなたは思い当たりますか?

人といると疲れる

「人混みや集団が苦手」「人と会った後どっと疲れる」「ひとりになった瞬間ホッとする」なんて、感じた事はないでしょうか?

人の些細なしぐさで、感情が読めてしまうのも特徴のひとつです。
それだけにとどまらず、考えが先回りしてあれこれ手を打つのが日常だとすると、そりゃ疲れますよね。

他人の雑さが気になる

例えば、テーブルの端に置かれたグラス。
「そんなところに置いたら、ひじをぶつけて落とすのではないか。」とか、物事を先回りして心配をする。

相手から助けを求められなくても、進んでフォローしたくなる。
私も、相手が困っているのではないかと考えを巡らせてしまい、すぐに助けたくなります。
もしかすると考えが先走りして、困ってそうに見えただけで、相手からしたら「大きなお世話」なのかもしれないと反省しました。

機嫌が悪い人がいると苦しい

・会社で他の人が怒鳴られていると、自分の事のように捉えてしまい傷ついてしまう。
・悲しい話や理不尽な話を聞くと、感情移入してしまう。
・相手がそれ以上に機嫌が悪くならないように、過剰に気を遣う。

「自分は確かにこの特徴に当てはまるな」と考えただけで、今までどれだけ疲れる思考をしていたんだと再確認しています。

これも対策を取ると、自分とは関係のない事で傷ついたり、疲れることもありません。

もし、あなたもこれらに該当していたとしても、心配はいりません。

「自分はHSPかも知れない」と知ることで対策をとることができます。

対策・誘いや頼みごとを断っていい

HSPの人は、頼みごとが断れないのだそうです。

実は私にも心当たりあります。
特に仕事は絶対に断れませんでした。
「仕事を断らない人=仕事が出来る人」と思い込んでいました。
逆に「仕事を断る人=やる気がない人」と思っていました。
なので、「仕事ができない人」と思われたくないから、やりたくない仕事や自分がやる必要のない仕事もじぶんか、自ら進んで引き受けてきました。

つまり、表向きは「仕事をバリバリこなす自分」と思い込もうとしていただけで、心の奥底では「いい人に思われたい」と思っていたのです。

「自分はどうしたいのか」と言う事より、「他人にどう思われるのか」を優先している生き方です。
行動と本音が違っているので、苦しいに決まっていますよね。

この心の奥底の本音の部分に、気付かない人は多いと思います。
他人にどう思われていつのかを優先して行くと、自分の本音が分からなくなります。

これが、自分を見失うことなんだと思いました。

こんな風に周りの目ばかり気にして断れないでいると、自分の周りに断らない人が好きな人が集まってくるのだそうです。

このことを知って、ある事を思い出しました。
職場で、仕事が出来る若い人が仕事を断るところを目の当たりにした時、頭の中で「仕事ができる=断らない」という固定観念がガラガラ崩れていく体験をしました。

「自分は正社員ではないので、この仕事の責任を負うには割に合いません」と、キッパリと断っていました。

確かに、その職場の業務は正社員と非正規社員との区別はなく、精神的には良かったのですが、お給料の差は雲泥の差でした。

「断っていいんだ」

そう思ったとたん、心が楽になりました。
そこまで真似できなくても、そう思うだけで気が軽くなったのです。

対策・苦手な人やモノを嫌っていい

「嫌い」と感じる心は、生命の防衛本能で避けるべき事を察知する大切な感覚なんだそうです。

あなたは嫌いな人にも、いい人に思われようと努力をしてしまうなんてことありませんか?

私は心当たりがありました。
嫌いな人に過剰に笑顔になったり、感じの悪い店員にも過剰に気を使ったり・・・。

何やってんだか・・・。

これも「嫌いな人にも嫌われたくない」という本音が表に出ているのでしょうね。
今では、イヤな人に対しては嫌っていいし嫌われてもいいと思っているので、嫌いな人や感じの悪い店員には無表情に徹しています。
(あまり出会いませんが)

対策・相手がなぜ機嫌が悪いのか確認していい

HSPの人は、相手が機嫌が悪いと
「自分が何か失礼な事をしたのでは?」
「自分に不手際があったのでは?」
「相手が機嫌が悪い理由を聞いたら失礼かな?」
「聞くのが怖い」
と思ってしまいます。

相手の機嫌が悪いのは自分のせいだと思ってしまう傾向が強いのですが、実際そうでない事の方が多く、「何かありましたか?」と聞いていいのです。

例えば、職場でデスクの引き出しを閉める時「バン!」と音を立てる人がいると、「何か機嫌が悪いのかな?」「自分が何か失礼なことをして怒らせてしまったのかな?」と思いを巡らせていませんか?

こんな風に、本当はたまたま勢い余って引き出しを閉めただけかも知れないのに、自分に原因があるのではと思うのも特徴のひとつです。

対策・困ってそうな人を助けなくていい

これには正直驚きました。
困ってそうな人を見ても助けなくていいのです。
これは、駅でお年寄りが切符の買い方が分からないシチュエーションでも、助けなくていいという事ではありません。

明らかに困っているという場面では、助けるべきだと思います。

家族や会社での日常の生活の中、過剰に考えを巡らせ先回りして「困っている」と決めつけてはいけないということです。

HSPの人はやってしまいがちなのです。

相手が助けを求めるまで、見守ることが大事です。

対策・ちょっとしたことでも頼っていい

人に頼みたい事があるのに、ここでも先回りして考えてしまい「きっと、忙しいだろう」「何か、機嫌が悪そう」と思い込んで、頼むのをやめてしまう。

思い込みをやめて「確認する」ことが大事です。

「今、これできますか?」
「手が空いたら、これやってもらえますか?」
と、聞いてみる。

すると、意外と引き受けてくれるんだそうです。

HSPの人にとって、人に頼むことは結構ハードルが高くて言えないのです。
なので、「ちょっと、そこのお醤油取って。」と頼むことから練習しましょうと言っています。(笑)

HSPではない人から見たら、「え?そんなこと?」と思うそうですが、私は深く共感しました。

対策・めんどうな人や事から逃げていい

人間関係がどんなに悪い職場でも、HSPの人は「自分が辞めたら職場に迷惑がかかるからやめられない。」「自分が辞めたら仕事がまわらなくなる。」と心配して辞められません。

しかし、これも過剰に考えを巡らせた思い込みです。

最初はあなたが担当していた仕事に慣れていない人が引き継ぐので、スムーズに回らないかもしれません。

しかし、「わずかな期間」だけなのです。
いずれ、引継ぎをした人が仕事に慣れて回り始めます。

あなたが辞めた後の心配は、会社が考えることです。
私もこうして自分の思い込みで職場をやめられなくて、危うく精神が病みそうになったことがあります。

この本では「学校」「職場」「夫婦」「親子」から逃げいい、離れられない人間関係なんてないと言っています。

まとめ

HSPとは敏感で繊細な人のことを言います。

☐ 人といると疲れる
☐ 他人の雑さが気になる
☐ 機嫌が悪い人がいると苦しい

これに該当する人は、もしかするとHSPかもしれません。

HSPは病気ではなく性格でもありません。
5人に1人が持つ脳のシステムです。

HSPの人にとって、今の世の中はとても生きにくいと思います。
疲れると思います。

しかし、対策をすることで、だいぶ楽に生きることが出来るようになります。

その対策とは
・誘いや頼みごとを断っていい
・苦手な人やモノを嫌っていい
・相手がなぜ機嫌が悪いのか確認していい
・困ってそうな人を助けなくていい
・ちょっとしたことでも頼っていい
・めんどうな人や事から逃げていい

私はHSPなので、対策をすることでとても楽になりました。

もし、自分にも該当すると思う人は、ぜひ試してみてください。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。
あなたの人生がさらに良くなりますよう、心からお祈りしています。

中田敦彦さんの動画はこちらになります。


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