memory no.1


16:30の曇り空
伸びた前髪が視界にチラチラと入り込む
扇風機の風と外から入り込む風
その間に私は居る
9月はどうしていいか分からない
8月を引き連れて行くこともできない
暑くもないし寒くもないけど
微熱みたいな気温に惑わされてしまう
湿気を含む重たいブランケット
絵を描こうと思った
いくらページをめくっても
白紙のノートは埋まらない
何も起こらない今日
お昼に食べたナポリタンが
一日の中で唯一色をもっていた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?