探求者でいること
毎日誰かの話を聞く
一人で居る時には出てこないような言葉が私の心臓から生まれて、なんだか私もまだまだなようねって気持ちになる。
今日生まれた言葉
「長い人生、歳だけ重ねるのはつまらないから、恋愛というものを知りたくなった」
深い意味は聞かないでいてほしい
不意に出る言葉こそ、確信的なものだと思うの。
そういえば、今日は成人の日よね。
ひとつ歳下のあの子は私の知らない間に、可愛らしい笑顔より真剣な顔を見せる場面が増えていた。
ひとつの線を辿っていけば、たまにふたつの線が連なっていたり、揺れていたり、またひとつになっては、前よりも力強くなっていたり。
あの子の線が意図的に止まるようなことは起きないでほしい。
なりたい姿、ありのままの姿
どちらをとっても私は私でしかないことが誇らしくも切なくもあるよ。
何枚も重ね着した外側で必死に内側を守り抜く。
大人になっていくことは何も怖いことではないけど、飾らぬとも笑い合えてたあの頃には、ほんの少しだけ戻りたいと思う。
同級会で再会した友人は、なんだか大人びていて、きっと私も周りからそう思われているだろうに、なんだか違う気がしてさ。
寒空の下で火をつけたタバコの煙を追いながら考えた
初めての背番号、2番を背負いながらバッターボックスに立つ。練習で身につけた息遣いとスイング、遠くまで伸びたボールの落ちる先を見ていた。
今の私に見えたのは-2°の世界に降り出した雪
怪我をして打順が下がった時、「どの場面でも私がこのグラウンドでは1番だ」と思っていた。
本当は家に帰ってあんなに泣いていたのに。
負けず嫌いは泣き虫らしいけど、涙は人を強くするね。
昔を懐かしく思うのは、人生には前進しかないと分かっているからなのかもしれないね。
分からないことを教えられたまま信じるのが子どもで、分かっていることを信じたくないのが大人なのかも。
人っておもしろい、人生って不思議。
何歳になっても、探求者でいることはやめたくないものね。
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