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米国10年債金利とドル円

つれづれなるままに米国10年債金利とドル円の関係を再考します。

2022/1/3から2022/11/11までの10年債金利とドル円をプロットすると、線が二本引けそうです。(図1)

適当に端と端を結んでみると

  • 上の線(以下、モデルAと呼びます):為替=金利*10.46931+104.56

  • 下の線(以下、モデルBと呼びます):為替=金利*12.08+93.64

こんな感じ。

図1
黒線は手で適当に引いてます

次に、モデルAからの二乗誤差とモデルBからの二乗誤差を時系列でプロットしてみるとこんな感じ。(図2)

大体、2022/6/20頃まではモデルBに当てはまり、以降はモデルAに当てはまってましたという感じです。

図2
一番右だけちょっと注意で、11/12の日本時間朝のデータです

で、最近モデルAとBの誤差が近づいて、11/10のCPIで逆転し、再びモデルBに乗っかってきた感じ。(図3)

図3(図2のデータ、ここ1週間)

さて、モデルA、Bの傾きは適当に引いたものなので、ちゃんと計算しなおします。見た目並行なので、平行だと考えることにします。すると式はこんな感じ。

  • モデルC:為替=11.88*金利+6.92*モデルAフラグ+93.79
    ここで、モデルAフラグはモデルAの方が近い場合1、そうでない場合0のフラグ変数

最近は大体7円ぐらいスプレッドが乗ってたみたいですね。

図4
残差の標準偏差=1.56

モデルB前提で直近の金利を当てはめてみると、

  • 為替=11.88*3.85+6.92*0+93.79=139.5

  • 残差=実データーモデル= - 0.72 

  • 残差/標準偏差=- 0.46

ということで、いま足元はやや円高振れ気味という感じですかね。
まあただ、金利もこれから下げるでしょうから様子見つつ、それでも円高が過ぎるようなら少しドル買いしてもいいかもしれません。

個人的には米国株のヘッジ用にドルショートをたくさんもってるので一部利確して、改めて円安になったところで再びドルショートでもいいかもしれない。

以上





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