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2023年マイベストアルバムと振り返り


はじめに

The SmileやGreen Dayなどの注目の新作の発売に続いて、先日はCoachella 2024のラインナップが発表され、早くも2024年のモードが押し寄せてきました。

現在はSUMMER SONICのヘッドライナーの発表に期待を寄せる毎日ですが、2月を迎える前に毎年恒例の年間ベストアルバム記事を執筆したので公開します。

過去の年間ベスト記事はこちら。

2023年も30作品を選びました。
業界やシーン全体を俯瞰せずに、個人的に印象に残った作品(国内外問わずEPやシングル含む)を選んでいます。


2023年 マイベストアルバム

30. V『Layover』


29. 黒木渚『器器回回』


28. Jung Kook『GOLDEN』

27. Chilli Beans.『Welcome to My Castle』

26. Ed Sheeran『-』

25. iri『PRIVATE』

24. Travis Scott『UTOPIA』

23. Galileo Galilei『Bee and The Whales』

22. The Hives『The Death of Randy Fitzsimmons』

21. boygenius『the record』

20. Maneskin『Rush!』

19. Metallica『72 Seasons』

18. 佐藤千亜妃『BUTTERFLY EFFECT』

17. ITZY『KILL MY DOUBT』

16. Vaundy『replica』

15. Wednesday『Rat Saw God』

14. Carly Rae Jepsen『The Loveliest Time』

13. Foo Fighters『But Here We Are』

12. IVE『I'VE MINE』

11. The Rolling Stones『Hackney Diamonds』

10. LE SSERAFIM『UNFORGIVEN』

9. Mitski『The Land Is Inhospitable and So Are We』

8. Fall Out Boy『So Much (for) Stardust』

7. Paramore『This Is Why』

6. aespa『MY WORLD』

5. lyrical school『NEW WORLD e.p.』

4. 羊文学『12 hugs (like butterflies)』

3. Blur『The Ballad of Darren』

2. Olivia Rodrigo『Guts』

1. NewJeans『NewJeans 2nd EP 'Get Up'』


2023年の振り返り

最後に2023年の振り返りも兼ねて個人的に印象に残った音楽トピックスを4つ(+α)に分けて振り返ってみました。

1. NewJeans

1つ目のトピックは年間ベストにも選んだNewJeans。
2022年の『Attention』での衝撃的なデビューの勢いをそのままに、2022年12月に『Ditto』、翌月の23年1月に『OMG』がリリースされ、それぞれの楽曲がBillboard Hot 100にランクインし、続いてリリースされたEP『Get Up』ではBillboard 200の1位を記録するほどの世界的なヒットとなり、個人的にも昨年以上にNewJeansの音楽や活動にのめり込んだ一年でした。

2023年にリリースされた楽曲群は2022年とは違ったアプローチで、UKガラージやボルチモアクラブ, ジャージークラブ, ドラムンベースといったトラックやビートが印象的な楽曲が多く、また違った"リバイバル"を見せた NewJeans。
2024年も同じモードの楽曲が続くのか、もしくは別のジャンルを参照するのか、次のカムバックが非常に楽しみです。

活動面もLollapaloozaやSUMMER SONICの出演、BBMAsやDick Clark's New Year's Rockin', 日本レコード大賞や紅白歌合戦の出場など、よりグローバルな活動が目立った印象です。

個人的にはSUMMER SONICとMusic Bank Global Festival 2023でのパフォーマンスを現地で見れたのが最高でした。
2024年は日本での単独公演に期待したいです。

映像は2023年のパフォーマンスの中でも特に印象に残ったBBMAsでのステージ。

2. K-POP

2つめの個人的なトピックはK-POP。
K-POPを意識して聴くようになったのは2021年頃からですが、2023年は本格的にK-POPに熱中した一年でした。

今回のベストアルバムの内訳も以下のような結果で、K-POPの音楽や映像コンテンツに触れる時間がかなり増えました。

・J-POP:8作品
・K-POP:9作品
・洋楽 :15作品

※洋楽はJ-POP, K-POP以外、J-POPは日本国内をメインに活動するアーティストとしています

K-POP系のコンサートも何度か行きましたが、一番印象に残っているのは12月に開催された『Music Bank Global Festival 2023』。

20組以上のK-POPアーティストが出演する豪華なイベントで、現場の空気感やファン層も含めて非日常な空間でかなり刺激的でした。
中でもStray Kids, ENHYPEN, ITZY, NewJeansのパフォーマンスが特に印象に残っています。

2023年はオーディション番組にもハマったので、2024年は自分が番組を追っかけていた日プのME:I, 虹プロのNEXZ, アユネクのI'LL-ITの活動も楽しみです。

3. 海外アーティストの来日

2022年から徐々に海外アーティストの来日が増えてきましたが、2023年は日常に戻ったと言っていいほど様々なアーティストの来日公演が開催されました。

自分が参加した中で印象に残ったのは、GMO SONICでのAlan Walker、単独公演にそれぞれ2DAYS参加したArctic MonkeysとThe 1975、SUMMER SONICで見たFall Out Boy, Blur, Liam Gallagher, Kendrick Lamarです。
これだけのアーティストを生で見ることができた2023年。最高ですね。

2024年こそはMetallicaの来日に期待したい…!


4. ロックの復興

大物枠ではThe Rolling Stones, Metallica, そしてなんとThe Beatlesの新曲リリース、90〜00年代枠ではParamore, Fall Out Boy, Blur, Queens Of The Stone Age、2010年代以降のバンドではboygenius, Wednesday, Måneskinといったバンドの新作が多数リリースされ、2010年代と比較するとロックの復権が近づいてきた(言い過ぎ…?)一年だったと思います。
特にboygeniusはジャンルを超えて評価され、数々のメディアの年間ベストの上位に選出されていました。
グラミー主要部門の受賞にも期待したいです。


5. その他気になったトピック

すべて書くと長くなりすぎるので、5つ目は箇条書きで個人的に気になったトピックを。

・The Beatlesの新曲発売と2023年版の赤盤/青盤のリリース
・AI技術によるThe Beatlesの楽曲制作やAIカバー技術, 音源分離技術, 生成AIなどの技術革新
・YOASOBI『アイドル』のグローバルなヒットと紅白のパフォーマンス
・Taylor Swiftの世界ツアーの成功やCruel Summerや1989 (Taylor's Version)の爆発的なヒット
・相次ぐ大型コンサートの中止や延期発表(KROSS, X-CON, THE SHOW, NCT Universe等)
・lyrical schoolが男性メンバーを含む新体制に

パッと思いつくものでもこれぐらい。
解散や訃報も含めると2023年も様々な出来事があった一年だったと思います。

まとめ

以上が2023年のマイベストアルバムと一年の振り返りでした。
次の記事では年間ベストソングを公開予定なので、よければご覧ください。

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