銀行員の生きる道
銀行員は、昭和の時代は花形だった。しかし、バブル崩壊やアジア通貨危機で、多数の銀行が経営危機となり、もはや花形とは言えない。半沢直樹で有名なように出向転籍も厳しい。コンサルティングファームや、証券、損保などを落ちた人がメガバンクへ行く印象だ。
銀行員は、これからどうすれば良いのか?まず、リテール系の人は富裕層向け金融コンサルティング一択だろう。庶民を相手にしても無意味だ。
法人系は、事業性融資に強くなるか、フィンテックだろう。事業性融資とは、今までは財務諸表や担保優先の融資判断だったのが、これからはビジネスの将来性を評価して融資する、ということだ。ビジネスの目利きができる必要があり、難易度は高い。ビジネスモデルや経営戦略の知識が必要となり、コンサルティング的な人材にならなくてはならない。フィンテックは、今までは人が手作業でやっていたことを、AIなどを活用して行うものだ。だが、こちらも、IT未経験からのリスキリングは極めて難しい。
銀行員は、若い人のほうが有利だろう。40歳以上の人がリスキリングするのはかなり難しい。中高年は逃げ切れるかどうかが全てだろう。未来を予想することはできない。私も、まさかこんなことになるとは思っていなかった。会社名で就職先を選ぶと、酷い目にあう。
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