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意識プログラムとアトラクター理論

 「もこみちゃん」として作用する「意識プログラム」が「オブジェクト認識」で「クオリア」を受け取るという「主客分離作用」を繰返していくうちに、その再帰性を通じて「自己意識」が発生すれば、大成功!、理論は後回しにしても飛行機が飛んだ、となるわけですよね。  

 ここで気になるのが、津田一郎先生のアトラクター理論です。偶然、清水高志先生もX-post(twitter)で、「チューリングは「計算する」とはどういうことか、その理論の礎を築き、今のデジタル計算機の理論的な土台を作りました。関数とは、ある数に対応する数が必ず一つに定まるような対応関係を示したものですが、ある関数が「計算できる」とは、その関数の値を決定するような有限個の手続きで書かれた指示書(アルゴリズム)が存在するということだ、と考えた。ではその手続きをどのように示すことができるのか?」(『心はすべて数学である』津田一郎) と引用され、「なるほど津田さんも脳と心の問題を心身問題と記号の問題として捉えて、それをカオス理論で数学的に記述しようとしているのか」と、先ほど書かれていました。  
 津田先生はYouTube「NHK こころの時代 数理科学者が語る脳から心が生まれる秘密」にも出演され、ウォルター・フリーマンの意識理論を数学上のアトラクターで示すことができるとしています。

 田方先生が「もこみちゃん」にVR上で意識発生を試みて、そこで実装された「意識プログラム」のアルゴリズムが、自己組織化のアトラクターを検出することができる作用になっていれば、脳のそれと比較して「自己意識」発生として確認できるのではないでしょうか?つまり「哲学的ゾンビ」かどうかの判定ができる、言い換えると、意識理論を確定できるということにならないでしょうか?  

 ところで「もこみちゃん」の名前ですが、変換すると「藻巨海」と出ます。これは田方先生が、上のカオス理論を前提に考えられていた、などということはないのでしょうか?或いはwikiでは「物の感情を読み取る女の子もこみ」というドラマがあったと出てきますが、それでしょうか?

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