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Google Genie〜;シンギュラリティサロンへのコメント

松田語録:Google Genie〜「アクション」が可能な動画生成AI (youtube.com)

 情報収集する感覚器官、それによって集められ脳で処理できるように変換された(電子担体)情報。アリストテレスは「感覚は過たない」としましたが、これは機械論的物理作用として分析できるということだと思います。  その様な感覚的情報(可感的形象species sensibilesと中世では表現しました)の収集をマルチモーダルに可能にするデバイスを個別に保有しなくても、ネット内を交信コミュニケートできる情報に変換された状態(様態モード)で検索し機械学習すれば、その情報処理も自ずと無尽蔵な関連付けを可能とする気がします。幾らでも動画生成、音響生成、‥、3Dプリント生成も可能にするのではないでしょうか?
 ここで問題になるのが、評価関数と、そのパラメータの設定だと思います。人間個体は電子担体情報と分子担体情報、即ち知の情報系統と血の情報系統とを合成しています。知識情報と遺伝情報と言えると思います(note「人間に流れる二つの情報系統」)。
 プラトンは「知を伝え、血を分け」共に子を持つことで、人間が命を永続させることを説きました。この二つの情報系統の内、知識情報の保存を文化ミームに始まりBig Dataとして情報展開過程に位置付けてきた人間ですが、生命(遺伝)情報を動物的生命本性によって、個体的(自分、親族、種族・・・・)に保守保存しようと欲求を残します。これに関わる評価関数とパラメータが、知識情報の普遍的様態との相違を有する為、ちょっと飛躍した論議になりますが、AIアライメントの問題にも繋がるのだろうと思います。

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