「アカコノド」 Rotkehlchen (ロート・ケールヒェン)

 アカは、形容詞でrot、喉が、die Kehle、これの縮小形が das Kehlchen なので、これを「コノド」と直訳し、鳥の名前なので、カタカナ表記とした。学名がErithacus rubeculaで、和名はヨーロッパコマドリである。喉から胸に掛けての部分が赤色、実は見た目では橙色なので、この名が付いている。なお、このような成語として、「アオコノド」、「チャイロコノド」、「ハイイロコノド」などがある。

 さて、 ドイツには自然保護団体NABU(Naturschutzbund)があり、今年の2021年は、この組織が毎年決めている「年の鳥」がちょうど50周年を迎えることから、いつもは専門委員会がとりわけ絶滅の危険に晒されている度合いに従って決めれれているものを、今年は一般募集で「年の鳥」を決めることとなった。投票数約45万票の参加があり、この3月中旬に集計の発表があった。その投票結果で、今回1992年についで二度目に「アカコノド」が選ばれた。やはり人見知りを余りせずに人の近くまで来てあちこちに比較的長く留まっている姿が可愛いのであろう。イギリスでも「ロビン、ロビン!」と呼ばれて、親しまれている小鳥のようである。


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