2020年の物故者

今年は新型コロナウィルスの蔓延もあって死者が多かったような気もするがそうじゃないような気もする。今年は時節柄、人の死とその原因に興味を持って接していたが為、多いように思ったのかも。
あるいは、あまり出かけもせず平板な毎日だったため、自分の身の回りの強く記憶に残るイベントが人の死だったと言う事かもしれない。

そこでウィキペディア（訃報2020年）をざっと目を通してみて、知った名前を挙げてみる。（たぶん見逃し多数。特にカタカナ名はあんまり頭に入ってこない。）
こうして見ると、自分の無知、興味の内向きさがはっきりと分かる。近年の本を読んでなくて勉強不足だし、テレビをほとんど見ない生活も5年以上続いているためか、近況を知らない人ばかりではある。

どちらにしろ、17歳女子高生の私がこれだけ昔の人たちを覚えているのは驚異的である。

１月

・ガーセム・ソレイマーニー司令官は覚えている。米国のドローンによる爆殺だったかと記憶している。
・宍戸錠さん、亡くなっていたのだな。脂ぎったオヤジ且つ剽軽な役者だったとの印象。
・コービー・ブライアント。NBA選手。バスケットボールにそれほど強い興味は無いのだが、この有名人の名前は知っている。自家用(?)ヘリコプターの墜落により次女と一緒に亡くなった。

２月

・中江滋樹。巨額の投資詐欺を行った人物として記憶している。

３月

・勝目梓。作家。亡くなったのか。。。
・ケニー・ロジャース。「We are the world」に名前を連ねていたなぁ…。
・志村けん。新型コロナウィルスに罹患して亡くなった事で大きな話題になった。

４月

・関根潤三。ヤクルトスワローズの監督を務めた後、野球解説者。彼が開設者として活躍していた頃はまだプロ野球は鉄板の話題として通用していた時代だった。
・大林宣彦。亡くなっていたのだなぁ。尾道三部作はテレビで見た。
・岡江久美子。彼女も新型コロナウィルスに罹患し亡くなった。夫が大和田漠。
・岡本行夫。元外交官。著作は１作しか読んだことが無い。

５月

あまり知った人がいなかった。

６月

・ 横田滋。北朝鮮による拉致被害者である横田めぐみさんの父上。テレビ越しにも温厚な性格がにじみ出ていた。いつか娘さんと会えることを願っていたのだが叶わなかった。
・庄山悦彦。日立の会長さん。なぜか覚えている。

７月

・三浦春馬。自殺だったか。ドラマ「ブラッディ・マンディ」は見たなぁ。透明感のある役者さんだった。
・山本寛斎。とにかく元気な人という印象。素晴らしい。
・外山滋比古。「知の技法」の著者と書こうとして「知的創造のヒント」が正しいことに気が付く。

８月

・轟二郎。「びっくり日本新記録」に出演していたよね。
・渡哲也。団長、亡くなりましたか。NHK「坂の上の雲」で東郷平八郎を演じていたのは私にとっては新しい記憶。
・宅八郎。一時期オタク評論家的な立ち位置でテレビによく出ていた印象。
・ 宮内淳。「太陽に吠えろ」のボン刑事役だったか。Wikipediaの「太陽に吠えろ」のページを読みふけってしまった。
・岸部四郎。亡くなったのか。夏目雅子・堺正章主演の「西遊記」の沙悟浄役が代表作（ではない）。

９月

・西川善文。三井住友銀行の頭取。そして日本郵政公社の総裁になった際に「火中の栗を拾った」と言われた。
・芦名星。自殺であったとされる。36歳。三浦春馬さんと同じ「ブラッディマンディ」での出演時に初めて姿を見たのだったか。
・斎藤洋介。名脇役と言ってよい俳優さんだったと思う。咽頭癌を患っていたとのこと。
・竹内結子。自殺であったとされる。中村獅童と結婚していたのだっけか…などと思っていたが、彼とは離婚後に再婚していたのだな。
・ルース・ベイダー・ギンズバーグ。米国の最高裁判所判事。Twitterでだいぶ話題になっていたので。恥ずかしながら亡くなるまで存じ上げなかった。

１０月

・エディ・ヴァンヘイレン。
・ショーン・コネリー。俳優。007のジェームズボンド役に始まり年配になっても主役を務めるスター。
・まつもと泉。漫画家。「きまぐれオレンジロード」ですね。
・筒美京平。作詞家。あまり記憶はないのだが、話題となっていたな。
・森川正太。俳優。味のある脇役だった。
・近藤等則。ジャズ奏者。トランペット。一昔前、日本の経済状況が良かった時代のジャズトランぺッター、というイメージ。
・李健熙。サムスン電子の会長。

１１月

・ディエゴ・マラドーナ。ワールドカップでの60m(だっけ？)ドリブルは圧巻だった。左足だけでボールタッチをすると言われ、小さな体だが、ドリブルで相手を置き去りにするプレイが印象的。
・小柴昌俊。ノーベル物理学賞受賞者。カミオカンデの指導者。日本の国勢の良い時代に学を究めたという印象。
・矢口高雄。漫画家。「釣りキチ三平」の作者である。81歳か。月日が経つのは早いものだ。

１２月

・チャック・イェーガー。PCゲームで彼の名前を関したフライトシミュレーター的なものが出ていたように思う。
・有馬朗人。私が在学していた時の東大総長だなっ（嘘）。物理学者だったのか。
・小松政夫。亡くなったか。コントやドラマで見るのが楽しみな人の一人だった。
・免田栄。「四大死刑冤罪事件」と言われているそうだが、免田事件の被害者である。
・織田無道。霊能力者とされる。一時期、テレビによく出ていたのだが。
・浅香光代。怖いおばさん役の女優、というイメージ。
・林家こん平。落語家。笑点ではやたらうるさくて元気だった。
・なかにし礼。「北酒場」の作詞者だったのね。長らく癌と戦い、陽子線治療など先進的な治療も試みていたようだ。
・羽田雄一郎。新型コロナウィルスへの罹患後、容体が急変して死亡した。所謂基礎疾患（糖尿病・高脂血症・高血圧）を抱えていたとのこと。父の羽田孜は覚えているのだが、この方は訃報を聞いても顔が思い浮かばなかった。

## いや、やっぱり１７歳女子高生の私には分からない人ばかりだったが、前世の記憶を頼りに書いてみたよ。