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中小企業診断士の受験を検討する

中小企業診断士に興味がある。2025年度の受験を目指すものとして色々調べてみた。必要に応じて追記を予定。


中小企業診断士とは

日本で唯一の経営コンサルタント資格、と呼ばれているらしい。なお資格はなくとも経営コンサルティング業に従事することは可能であり、独占業務があるわけでもないので、その意味では資格取得にうまみがないように思えるかもしれない。

メリット

個人的には、経営に関する網羅的な知識が習得できることがメリットだと捉えている。また独占業務がないとはいえ、国がお墨付きを与えてくれるわけだから、その信用をうまく活用することで様々なメリットを享受できそうだ。

登録(合格)するためのルート

中小企業診断士に登録するためには、大きく2つのルートがある。
一次試験合格をマストとし、

  1. 二次試験を合格後、実務補習を15日以上受講するというルート

  2. 二次試験を受けずに、養成課程を終了(専用講座を受講)するというルート

である。
後者は試験がない分簡単なようにも感じるが、養成課程は半年もの期間がかかり、何より多額の費用がかかることがわかった(後述)ので、私は1.のルートで挑もうと思う。

1.二次試験を合格後、実務補習を15日以上受講するというルート

  • 一次試験の合格 ※ルート問わずマスト

  • 二次試験(筆記)の合格

  • 二次試験(口頭)の合格

  • 登録のための実務補習の受講(15日以上)

2.二次試験を受けずに、養成課程(専用講座)を終了するというルート

  • 一次試験の合格 ※ルート問わずマスト

  • 中小企業診断士養成過程(受講資格)の合格(書面審査、面接審査)

  • 養成課程(約半年間)の終了

この「養成課程」については、2024年9月スタートの募集要項から情報を抜粋した。期間と費用については以下のようにある。

実施期間 2024年9月19日(木)~2025年3月26日(水)
〜〜〜
受講料  2,343,000円(税込)

https://www.smrj.go.jp/institute/training/smeconsultant/outline/fbrion00000082oz-att/sin42_bosyuyoukou.pdf

合格のための必要勉強時間

どうやら 最低 1,000時間 の勉強時間が必要らしい。

中小企業診断士試験を独学で取り組んだ場合、必要な勉強時間は1,000時間とされています。これは「最低」でも1,000時間の確保が必要ということになります。

https://www.agaroot.jp/shindanshi/column/study-hours/

1年(52週)での合格を目指すとすれば、1週間でおよそ20時間の勉強が必要。例えば、
(平日 1.5時間 ×5日 + 土日 6時間 ×2日) ×52週 =1,014時間
となり、平日1.5時間ずつ・土日6時間ずつ 勉強すればよい。きっつー

今から受験可能な直近の一次試験は来年8月頭(例年通りなら)。これを記載している今7月中旬なのでまだ1年ある。そろそろ始めてコンスタントに勉強すれば、幸いにして間に合うということだ。

登録にかかる総費用

私は合格前提で以下の費用を想定している。

  1. 受験手数料:3.3万円

  2. 受験用講座受講料(STUDYING):3.0万円

  3. 実務補習受講料:21.0万円

なんと、合計 27.3万円。高い… しかし最も費用のかかる3.を抑える工夫はありそうなことが分かったので、詳細はおって検討したい。まずは受かってからです、勉強しましょう。

1.受験手数料:3.3万円

まず、どう頑張っても受験手数料 33,300円は必要になる。費用をケチりたくてもここだけはどうにもならない。

  • 1次試験:14,500円

  • 2次試験:17,800円

2.受験用講座受講料(STUDYing):3.0万円

費用をケチりたい私は色々な可能性を考えた。市販テキストのみで独学し安価に済ませることも考えたが、誰からも強制されているわけでもなく、自分が強い意志で勉強し続けられるとは到底思えなかった。そこで今流行りのSTUDYINGが目に留まり、悪くない選択肢だと思えたので受講する予定である。
追記:受講を始めた。初期費用5万円を回収すべく頑張る所存

以下の講座を受講予定である。
【教育訓練給付制度(一般)対象講座】中小企業診断士 1次2次合格コース コンプリートコース[2025年度試験対応] - スマホで学べる通信講座で中小企業診断士資格を取得 (studying.jp)

定価は69,300円と少々お高く、コンプリートコースより安価なコースも存在する。しかし「教育訓練給付制度」の対象なのはコンプリートコースだけなのだ。この制度を適用すれば、合格した場合20%の給付を受けることができる。

かつ、今なら色々な割引を受けられる。これだけの割引を受けるチャンスはほとんどなさそうなので、このタイミングで本腰入れて検討したという背景だったりする。詳細は以下:

定価:69,300円
割引:▲11,000円(7/31まで)
15%OFFクーポン:▲8,745円(7/22まで)
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初期費用:49,555円
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合格お祝い金:▲10,000円(合格時)
教育訓練給付金:▲9,911円(合格時) ※初期費用の20%で概算
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正味費用:29,644円

3.実務補習受講料:21.0万円

登録のための実務補習の受講(15日以上)にかかる費用である。

中小企業診断士第2次試験合格後3年以内に「実務補習を受講した日数」または「実務に従事した日数」の合計が15日以上あることにより中小企業診断士としての登録の申請を行うことができます。

https://www.j-smeca.jp/contents/005_jitsumuhoshu.html

15 日間コース:210,000 円(税込み)

https://www.j-smeca.jp/contents/005_c_jtsumuhoshu/005_R6/R6_about_jitsumuhoshu.nittei.html

ただし民間企業が実施する実務補習サービスでも日数にカウントされるものがあるらしく、例えば以下のサイトでは上記の実務補習よりも安価で受けられる模様。
中小企業診断士の実務従事(実務補習)

所感

それなりの勉強時間に加えて、それなりの費用がかかることが分かった。これだけの時間的費用的投資を行う価値があるのか、悩ましくもあるが、無駄にならないように価値を見出していくということな気もする。いずれにせよ勉強したことは無駄にならないので頑張りたい。

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