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バカにつける薬なんてないんだから、アドバイスしたところで効くわけがない!という話。

やあやあどうもどうも! お久しぶりでございます、上島で御座います!

まあ表題なんですけど「バカにつける薬はない」なんてことわざにもなっているほどに古くからある有名な言葉だと思うが、正直そんなことわざすらも知らないというおバカも最近では結構冗談じゃないくらいには居るというから驚きだ。

それはともかく。

どこの世界にも、思慮が浅薄な者は居る。

かつては自分もそうであるという自負はあるし、誰しもそういう時期があるとは思う。

さて、とある企業に派遣に出向いた際、仕事はそれなりに出来はするが、如何せん言動が浅はか過ぎる者が居た。

どれくらい浅はかかというと・・・。

・なにかしらのミスがあれば、謝罪よりもまず見苦しい筋すら通ってない言い訳をする。
・とにかく二言目にはやたら「しんどい、疲れた」と発して、同時に仕事してますアピールだけやたら強い。
・少し難関な問題が目の前にあると、「自分は頭が悪いから」「馬鹿だから」と言って逃げる。

それが仕事を始めたばかりの20代前半なら、まだ社会を知らないということで放っておけばよいのであるが、彼は既に30歳に達していた。

他人のことにとやかく言うのは好ましくないのは自分自身でも理解してはいるが、こと彼に於いてはそこそこの年齢に達している割りには言動が稚拙すぎるのが気にはなっていたのだ。

そこでついつい余計な事と思いながらも、「もう少し言葉や口の利き方は考えるべきである」とやんわりと注意してみたわけだ。

思えば老婆心の過ぎることかもしれないが、そのまま放っておくには如何せん彼はそこそこの仕事をちゃんとこなしているのだ。

まあ、玉にキズ……とは言い過ぎにしても、そこをカバーすれば堅実に仕事の出来る人として、評価が段違いに変わってくるではないかと思えたのだ。

今のままだと彼は「口先だけで愛想はいいが、結局言われたことだけ適当にやっている」という評価から先に進めていないように見えたのだ。

だからこその言動に気を付けるべき、配慮すべきというアドバイスのつもりだったが、彼はこう突っぱねた。

「僕の性格なので直しようがないんで無理ですね」(へらへら)

言ったそばからそれかいって、まあある程度予測出来た反応でした。
だからこそ、次に私はこう諭したのだ。

「性格は直せるよ。本人に直そうという意志があるなら」

「いや、直らないですよ、もうずっとこの歳まで生きてきてますから!」

「そうか? でもな、人間年齢関係なしに変わろうと思えば変われるもんよ」

「本当ですか? じゃあ、あなたが僕を変えて下さいよ!」

「!?」

いや、まさに青天の霹靂よ。

「今、俺の話聞いてた? あなたに変わる意志がないのなら、俺にはどうすることも出来ないからね!?」

「ありますあります! 僕もうずっとこの性格を変えたくて変えたくて」

さっきと言ってること違うよね? また軽薄な口調になったので、私としてはあまりにも不毛な会話になるのが億劫すぎて「もう知らんっ!」と切り捨てたんですがね。
いや、マジでただ仕事だけの間柄の人間にそれ以上の私のリソース割く意味ないですし、その口出しすらしなくてもよかったんですけど……。
やさしい人間だったんですね、過去の私……。

今となってはそんなこと、絶対に言わないし、そういう人間はガチで放っておきますね。

この一件は私個人としてもかなり教訓になりました。
以来、余計なアドバイスとかはしなくなったし、するつもりもありません。

実際のところ、変わろうとする人間はね、人から言われるまでもなく、自分で変わろうとしますよ。
そのきっかけになるなんてことは、きっとほんの数%なんじゃないかな。
まあ、その後彼が転職してなにをしているのか知りませんが。
一度だけラインが飛んで来たかな?
どこかで「仕事の作業員探してます」とかそういう文面だったと。
もちろんスルーです。
すごく久しぶりにそんなラインを飛ばしてくるのも、まあ人間的には成長が見られませんし、相手するだけ、こちらのMPをムダにするだけですから。

かくいう私自身えらそうなことを言える立場でもないのですが、本当に物事の言動には注意すべきだなぁと反省することしきりです。
下手に手を出せば、こちらがダメージを負うことになるので。

皆様も努々気を付けられるがよろしいかと。

今日のところはこのへんで。

ではでは。

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