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【THINKR 社長インタビュー】社名が仕事への姿勢やこだわりを物語る

クリエイティブスタジオ「ANSWR」や「2.5D」を経て、2016年にそれらを融合したクリエイティブスタジオとして立ち上がった「THINKR」。

現在はクリエイティブソリューション事業の他、音楽アーティスト、ビジュアルクリエイターのマネジメントやバーチャルアーティストなどのプロデュース事業、クリエイティブ制作のノウハウを発展させた、自社IP開発やXRライブ等による新しいバーチャルエンターテインメントの創出にも注力しています。

そんなTHINKRの幅広い事業分野について知っていただくために、まずはTHINKRはどんな会社?どんな人が向いている?何を大事にしている?といった疑問について、針谷社長にお話を伺いました。


ーー早速ですが、THINKRが立ち上がった経緯を教えて下さい。

2003年にグラフィックチーム「ADAPTER」として活動を始めました。数年の活動を経て、一人から集団でものづくりをしていく会社を作りたいと思うようになり、THINKRの前身であるクリエイティブスタジオ「ANSWR」を2007年に設立しました。

「ANSWR」はグラフィックデザインやウェブデザイン、イベントプロデュースなどを含めて総合的に制作を受託していくクリエイティブプロダクションでした。そのなかでトライ&エラーを繰り返しながら、クリエイターのマネジメントやアートギャラリー、ウェブメディア、ライブ配信スタジオの運営などに挑戦してきたことが今の礎になっていると思います。

その後様々な経験をして、価値観やものづくりに対する考えを整理する良い機会があり、ゼロイチでものづくりをしていく方針に変えていけないかと考えました。そして「ANSWR」と2011年に立ち上げた関連会社「2.5D」が統合する形で、 2016年に「THINKR」に社名変更をして第二創業期を迎えて現在に至ります。

ーー社名に込めた想いをお聞かせいただけますか?

「THINKR」は思考する人という意味を含んでいますが、本来この言葉にあるべき「E」が抜けているんですね。根本の考え方は「ANSWR」を引き継いでいて、間違いであったり、バグのようなものがあってこそ、そこに新たな魅力を見出すことができたり、人の心が動くのではないかという考えから、このような間違った綴りにしました。

この11月にはステイトメントをアップデートし、「ARTISTS,IP,XR,DESIGN FIRM」から「CREATIVE,ARTISTS,IP,XR&INNOVATION」というタグラインに改めました。CREATIVEは、DESIGN FIRMを内包する言葉であり、源流である「ANSWR」時代から培ってきたクリエイティブ領域のさらなる発展を目指す意味で追加しました。また、INNOVATIONは研究開発をしながら新しい挑戦をしていくということが近年社内で加速しているので、最終的にイノベーションをも作り出せる会社になりたいという目標も込めています。

ーーTHINKRにはバーチャルシンガー、シンガーソングライター、作曲家、映像作家、ストーリーライター、イラストレーター、デザイナーなど様々なジャンルのアーティストやクリエイターが所属しています。アーティストやクリエイターの発掘や育成のきっかけを教えてください。

音楽アーティストやクリエイター達のマネジメント業務は「ANSWR」や「2.5D」時代から培ってきた経験値によるものです。

ゼロイチでものづくりをしていくというのは、リスクも大きいですが、成功すると常に自分達で作品作りや実験ができる、広義の意味での「キャンバス」を手に入れられる側面があると思います。

「THINKR」として新たに歩み始めた時、「ANSWR」立ち上げ時から約10年の月日が経っていて、会社としては研究開発をしていけない現状がものづくりの会社としては本当に致命的だと日々感じていました。アーティストやIPを育てていきながら常に実験精神を持ち、改めて広義の意味でのキャンバスを創り出すことをテーマに動いてきて、ここ1、2年でようやく土台が固まってきたと実感しています。

ーー会社として現在、一番注力している分野を教えてください。

アーティストやクリエイターの育成やIP開発が大きいですが、それに伴いD2C事業も体制が整い、非常に力を入れている領域です。もう一つはバーチャルライブを核にしたXRライブの制作を行っており、テクノロジーを融合させながらライブ体験をアップデートする挑戦は、研究の余地がいろいろあって面白さを感じています。

ーー社長からみて、THINKRは今どんな会社でしょうか?

もっと規模の小さい時からいろいろな出自の人たちが集まっているような面白い組織でしたが、規模が大きくなってきた今は、さらに多様化し、その才能のミックス感やコラボレーションがとても面白いですね。

ーー働き方や環境面で意識していることはありますか?

東京に住んで毎日出勤できる人もいれば、意欲や才能はあるけれど家庭の事情などから毎日出勤できない方もいます。そういう人たちがある程度柔軟に働けるような体制を整えています。

ーー社員に求めることや期待することをお教えください。

社名の通り、「常に考えること」ですね。勝ちパターンを決めつけず、上手くいかなくなったら柔軟にやり方を変えていくという考え方で、困難なことや未経験のことにも失敗を恐れず積極的に挑戦する姿勢を大事にしてほしいと思います。

ーー2024年度のビジョンや主なプロジェクトについて教えてください。

THINKRはクリエイティブスタジオとして始まった会社なので、ステイトメントのリニューアルを機に、改めて初心にかえり、質の高いものづくりができる制作会社という側面からも様々なアプローチをしていきたいです。その上で、引き続き新しい挑戦をしていくなかで、来年の大きな動きとしては、ライブだけに止まらずいろいろな体験を届ける新規事業を立ち上げる予定です。

ーー今後、どんな会社にしていきたいですか?

一人ひとりの社員の顔が見える会社でありたいと思っています。とは言うものの、社員数が100名を越え、従来のままでは難しく少し危機感を抱いています。今後はそういった社員同士のコミュニケーション設計も更に改善していきたいと考えています。

ーー最後に採用についてお聞かせください。どのような人材を求めていますか?

良いものを産み出していくには技術や才能があることは必要ではありますが、それよりも人間性を重要視しているので、他人を尊重することができる優しさを持ち合わせている人に一番来ていただきたいですね。

また、考えながら行動することで得られる先読みする力がある人や、自分の所属や担当職務にとらわれず俯瞰の視点を持てる人がマッチすると考えています。

新卒や第二新卒の方のような若い感覚と、人生経験を積んだ大人の知見のどちらも必要だと感じています。そして現在も数名在籍していますが、外国籍の方についても良い出会いがあればどんどん増やしていきたいと思います。

ぜひ弊社への入社をお待ちしています。


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