男の不妊治療、夫の気持ち

不妊治療について調べる

不妊治療ってやつは、男性にとっては他人事のようなところがあります。

前回、病院に行って、精液検査の結果、良くない結果が出たことはお伝えの通りです。つまり、僕は割合にまじめに不妊治療と向きあっている男だと思います。男というカテゴリーにおいては。

でもやはり、「子どもが欲しい」という想いと「不妊治療」というアクションの間には、なんだからわからないモヤモヤとした川が流れている気がしてならんのです。

一体、このモヤモヤの原因はなんなのか?

不妊治療のモヤモヤさま

これは少し考えてみるとわかるのだけど、「不妊治療しています!」なんて男が言うと、多くの人は、ギョッとします。多分。女がやるもの、っていう印象があるからなんだろうな。

文化的なものなのか、男の性なのか…。あまり、男性が「子どもが欲しいから、不妊治療しよう!来週クリニック予約したからさ!」というような話はあまり聞かないし、自分がそういう風にしているイメージもわきにくいのです。

つまり、不妊治療の世界でリードする人は、日本だと(海外はどうなんだろう?北欧とか?)、ほぼ女性なんだろうと思うのです。

これって、女性が身体のことをよく深く考える「生理」というものがあるからなんでしょうか? リアルに子どもを産むということを身体を使ってする側だからなのでしょうか? それとも、そもそも不妊治療という哲学を深めるDNAは女性の方が向き不向きで言えば、向いているからなのか…。

いや答えはないんですけどね。

不妊治療の男と呑気さの原因?

なぜ不妊治療を深く考え悩むのは、ほぼ女性なのか? なぜ男性はこれを考えあぐね悩むまではしないのだろうか?

これは不思議なことなんです、僕にとっては。で、じゃあ、45歳子どもなし、最近はじめて結婚した僕が、悩み考えあぐねているかというとそうじゃなく、やはり、「子どもは欲しいけどなぁ。子ども授かりものだしなぁ」というのがベースです。

そこに、「奥さんが頑張ってくれてるみたいだから、できるだけのことはしよう。真剣に取り組もう。不妊とは何か? 不妊治療とは何か?を研究しよう!」という助けたいマインド、研究欲がトッピングされて不妊治療に向き合うのが関の山。真剣なんだけど、どうも男女間には、真剣さの温度が違う気がするわけです。

男たちには才能がない?

これって、やっぱり、いつくかの要素があるのだろうけど、やっぱりやっぱり、男にはそもそもの話、そういうことで考えを深める才能があまりない、というのはあると思うのです。

命をかけて狩に出て獲物を取って英雄になる!女たちは家を守り子を守るべし!

太古の昔を想像すると、根本的教えとか遺伝子レベルでの話としては、そういうのがあったと思いますし、自分の中にも、そうした社会通念や遺伝子の残り香、最後っ屁みたいなものを感じずにはいられません。男女平等がうたわれる今の時代には、恥ずかしいことだとはわかっていながらも…。

男たちよ、時代は変わった!

男子厨房に入るべからず!

に近いと思う心の封建制だと思うのですが、近ごろでは、キッチンに男子が入ることも普通のことになっているし、逆に女子が起業家として事業を興し、お金儲けをし、獲物を家に運ぶ係もしているし、その形はいろいろある。

子育て、育児をするメンズをイクメンと言うみたいだけど、妊活、不妊治療を率先してリーダーシップをもってやるメンズはなんと言うのか? ニンメン? フニメン?

いづれにしても、今や、男女問わずに妊活、不妊治療を哲学し実践する時代がやってきている。そう思い至った僕は、その時代の先を行くべく最近、いろいろ調べてノートづくりをしてみようと考えています。どんなノートかと言うと…。

夫が妻に贈る、妊活と不妊治療に関する情報のまとめ帳

みたいなコンセプトのノートです。これは、ゆくゆく皆さんにも、全人類にも(と言っても、日本語で書かれてますけど)共有するつもりの記録なので、ぜひ楽しみにしていてください。

男の宣言!

で、結局、今日の記事で何が言いたかったかというと…。

僕、まじめに、男だてらに、不妊治療・妊活に取り組みます!

ということ。なぜか? 生命に向き合うチャンスであり、夫婦がお互いを知るチャンスだし、何より自分の体と心に向き合えるチャンスでもあると思うからです。

というわけで、真っ直ぐ過ぎる想いだけでは出来ないかもしれないけど、夫婦喧嘩にならない程度のさじ加減にも気を配りつつ…、ほどほど真面目に、真剣にやっていくつもりである!と言うかことは、ここに宣言しておきたいと考えるのであります。

よし、がんばるぞー!