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【お悩み相談 裏回答… 001】「タブレットでゲームばかりの息子 勉強に集中させるには?」

《質問者》
中学生の息子が、タブレット端末のゲームに夢中です。テスト前などはタブレットを見ながら勉強しています。取り上げようとすれば逆ギレされ、タブレットを投げ、勉強道具も投げ捨ててしまいます。成績が上がるはずもなく、それでさらにイライラするの繰り返しです。(愛知県 中2男子の母)

※本裏回答は、下記に記した方針で勝手に回答した記事となっています。リンク元のサイトとは関係ありません。リンク元サイトの回答に敬意を表した上での、裏回答です。ご了承ください。

心配…

なるほど、ゲーム中毒の息子さん、親御さんとしては心配ですね。

ゲーム中毒については、タブレットが広まる今に限らず、インベーダーゲームの流行った1980年代から、なんとなく不健康のレッテルを貼られ、不良、不登校、家庭内暴力、ギャンブル依存症への発展、などなどよく無いイメージが払拭できていない面もあります。

夢中になれるもの…

とは言え、将来への夢も持てない、夢中になるものが見つけられない、と悩んでる中高生が多いとも言われる昨今、あなたの息子さんは、すでに何かに夢中になっている、ということはなんとも素晴らしいことです。

むしろ、他の親御さんからしてみたら、垂涎の的、とも言えます。

しかも、タブレットを使いきれないビジネスマンもいる中、時代に遅れずタブレットを使いこなしている息子さん、頼もしいの一言です。このコロナ環境下で、タブレット学習も、今後必須になって行きます。テスト前にタブレットを見ながら勉強する姿は、スタバでコーヒーを片手にタブレットで指を滑らしているニューヨークのビジネスマンをすら想起させ、感動的ですらあります。「その見ている内容が、勉強ならまだしも、ゲームなんです…」と仰しゃるかもしれませんが、気にすることはありません。ニューヨークのビジネスマンが見てるのも、大概、前日のスポーツで贔屓のチームが勝ったかどうか、自分の持ってる株価がどうなったか、TikTokの最新動画、程度です。

タブレットを極める!

つまり、息子さんは、時代の最先端を行っていると考えて間違いなく、むしろ、ここは一つ、彼の流儀を極めてみるのを手助けしてみてはいかがでしょうか。

つまりタブレットが命な訳ですから、そういう時は、徹底的にタブレットの専門家になってもらう訳です。宿題や、教科書も全てタブレットに取り込むのはもちろんのこと、スケジュール管理(毎週の授業、テストスケジュール、学校行事などなど全て)や家族との会話もWebサービス、SNSに特化。そんなのは当たり前の話で、お母さんへの朝食昼食夕食も、タブレット端末で注文。もう、いっそのこと、お母さんの方も、食事は作った物を画像で送るだけにする。「おふくろ! メシはまだかよ!」と逆ギレされても、「あら、さっき、画像ファイルで送っといたけど届いてない? あらやだ、WiFiの調子が悪いのかしらねぇ…」ととぼけるうちに、世の中、タブレットだけではすまないサービスもあることに気づくかも知れません。

ここで、息子さんが「なるほどねぇ…」と独りごちた後、キッチンから自室までの間に回転寿司よろしく専用レーンを作って家庭内セルフオーダーシステムを構築するようになるか、「もしかすると、画像を見つめることで、本当に空腹は満たされるのかもしれない」と修行僧のような境地を開くか、あるいはただ単にさらに度を越した逆ギレに及ぶのか、はわかりません。

いずれにせよ、突如モーターを購入し電気系統の勉強を始めるか、サンスクリット語の習得に専念し始めるか、理不尽なことを言う相手を説得するための論破術を習い始めるか、予想もし得ない展開が待っていることは想像に難くなく、イライラなどしている時間はなくなるでしょう。

運動への欲望

なお、息子さん、タブレットも勉強道具も「投げる」ことがあるとのこと。ゲーム中毒の若者が往々にして、運動しない傾向があることを考えると、息子さんのエネルギッシュで、躍動感あふれる投擲のシーンが目に浮かぶようで、この点も大きく評価すべきでは無いでしょうか。やはり、適度な運動、健康は大事です。

タブレット端末や勉強道具の近くに、さりげなく、野球のボールや、水球、砲丸、やり、ダーツの矢、などを配置しておき、息子さん自身が、その投擲への欲望に気づくようにしておく、という手もあります。さらに発展させ、逆にサッカーボールを配置することで、上半身の運動のみならず、注意を足に向かわせることで、全身運動へ誘うというアイデアも実施可能でしょう。

(その場合、飛んでくるボールや砲丸、やり、矢といったものを受け止めるかもしれないため、各種プロテクターを用意することをお勧めします。)

まとめ

とにかく、何事も、やりきるまで極めてみることですね。

料理などの家事を放棄し画像を送りつけ、喧嘩をけしかけるかのように弾除けの防具を装備してリビングを闊歩する母親を見て、アホらしくなってゲームへの意欲を失い、母親のようにならぬためには何をしたらいいのか、はたまた、タブレットの王者を目指すためにどんな予備知識が必要になるか。その辺り、考え始めれば、きっと、なんらかの勉強に集中するようになるのでは無いでしょうか。

息子さんの未来が楽しみですね。

でも、結論が出るのはかなり先になる可能性が高く、成績が上がるのは当面あきらめましょう。息子さんの輝かしい未来に比べれば、大した話では無いでしょう。

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