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アザーサイドのindigoの空とネタバレメモライズと響の話


というわけで始まりました。
私立恵比寿中学 15th Anniversary Tour 2024 ~the other side of indigo hour~。長いので簡略化して書きますが、要するにえびちゅうさんの2024年春ツアーですよ。春ツ。
さっそく初日の千葉県市川文化会館公演に行ってきましたので、ネタバレもりもりで初日時点での感想とか思ったこととかのメモライズを残しておこうと思います。ライブリポとかではなくて、メモライズです。いつにもまして読みづらいと思います。でもあとから自分で見返して、答え合わせとかなんだかんだいろいろしたいのです。

というわけでここからはツアーにご参加されていない方に対する配慮が全くなされていない、ネタバレ上等のメモが繰り広げられます。ネタバレが厭な人は帰った帰った。もっと役に立つサイトを観に行くと良いですよ。

いいですか?ここから先はネタバレですよ!
ネ・タ・バ・レ!!
・・・よし。責任放棄完了。


※二日目の大宮公演が終了しまして、大宮の話もちょいと追加。書き損じなども訂正をいれさせて頂きました。





■開場

・自席。着席。きょうは二階席の端っこの方から。
・客入れBGはエビ中楽曲のヴォーカルレスver。仮契約やカルマなど。
・会場内少しざわざわ。久しぶりの感覚。春ツアーが始まるのだなあ。
・ステージは幕が降りており、どんなセットなのかよくわからない。
・でもこの幕は見た感じ分厚い緞帳とは違うぽい。後ろから映像とかシルエットを照らしだす演出があるんじゃないかな。

・とか言ってる間に開演5分前。
・件の幕を見ると、さきほどまで黒かった幕がいつの間にか深い青色に変化していた。そして何らかの紋様のように見えていた部分が、学校かなにか建物のシルエットになって浮かび上がっている。すでに映像が照射されていたのだ。
・これはつまり、夜明け前の暗い暗い青色が、少しずつ明るく変化しているという時間帯だということを示しているのだな。indigo hourは会場に入った瞬間から既に始まっている。これからまた大きく羽ばたく時間がやってくるのだ。

■開演 夢と夜明けと朝

・客電が落とされ、会場が沸き立つ。件の幕に開演ムービーが投影される。
・開演ムービーは鼓笛隊と時計のアップから始まる。時計の12時の位置には15thと書かれている。そうだ。このツアーは15周年記念のツアーなのだ。
・鼓笛隊のドラミングと吹奏楽が勇ましく響く。吹奏楽のメロディはチャイムの音を模したイメージでもあったように思う。つまりこれはebitureだったのだ。
・長針が一周し、15thを差す。ここで鼓笛隊が鳴らすメロディはKnock You Outのイントロに変わる。幕裏が明るくなって、メンバーが並んでいる様子が透けて見える。やはりオープナーはこの曲だった。

・余談だが、しょっぱながこの曲でブチ上がって始まる様子は事前から当然予想していた。けれど、もしもこの曲がすべったりしたらどうか。ファミリーとのかけあいがうまく乗り込まなかったらどうなってしまうのか。場合によったら公演全体がすべったものになってしまう。
・だので開始1~2曲は敢えて既存曲をやって、会場が暖まったところで満を持してKYOという選択もあるのではないだろうか、という予想も仲間うちでしていたのです。

・しかしオープニングVの時点で会場は高まっていた。昂っていた。
・半透明のスクリーンにはコ気味良くデコレーションされた歌詞が踊っている。スクリーン裏のメンバーのアクションと歌詞とを、視線をあまり動かさず一緒に見ることが出来る状態。入れるべくコールもすぐわかる。なるほどこれはノリやすい。
・予習バッチリのファミリーの力も合わさって、Knock You Outは素晴らしいボルテージでパフォーマンスされた。会場が暖まるのを待つ必要なんてまったくなかったのだ。

・件の幕はここで全て開き、メンバとファミリーの空間が繋がる。
・続いてindigo hourのリード曲2つ。BLUE DIZZINESTWINKLE WINKへ。エレクトロニカルでダンサブルなテンポと共に軽快に進む前者。4つ打ちのリズムが気持ちよくカラダに響いてくる後者。くるくる回るミラーボール。会場はちょっとしたディスコと化していたように思う。

・自己紹介なし。

・ここまでの流れを損なわせずに既存曲、制服報連相ファンクEBINOMICS青春ゾンビィィズへ。
・しっかりきちっとまとまった、というか、ある意味まとまりすぎたようなアルバムindigo hourの世界観と、既存曲のもろもろ自由な世界観。これらがどんな混ざりあい方をするものなのか。今回のツアーではそれが気になっていた。
・しかしディスコと化した市川文化会館には怖い物なんて何もなかった。
・報連相ファンクのサビでソロダンスを見せるりったんさんのハイキックに、客席のあらゆるブロックから歓声が飛ぶ。曲つなぎ(だったと思う)からEBINOMICSの音像が見えた瞬間に歓声が飛ぶ。気持ちよく推しにペンライトを指し示しながら、ゾンビィィズのアウトロが響いて消える。楽しい。いきなりめっちゃくちゃ楽しい。

。15周年ツアーとしてセトリになくてはならない楽曲だ。
・もう順序とか気にせず書いちゃうけれど、きょうはセトリの後半でHello another worldも披露されている。
・どちらも姉メンの辿ってきた道のりを感じさせる楽曲だ。新春大学芸会で後者を聞いた際には、この2曲の住み分けはどうなるのだろうと思ったものだ。
・しかしきょうは、ひとつの答えみたいなものを感じることができた。前者は「あした世界が終わっても、この音は続く」と歌われているもの。つまり、過去を踏まえつつ未来への継続を司る楽曲なのだ。歌割りは妹メンを含めて10人全員が担当。妹メンが歌い繋ぐ部分もあったかな。
・全員で歌われたこの曲を聴いて、妹メンの5人の歌声もえびちゅうの歩く道として、しっかりと続いているのだということを認識させられた。彼女らはまごうことなき、えびちゅうの歴史の一部分なのです。や、そんなことわかってるけどね、この曲を聴いてそのことを強く感じたの。
・アナザーワールドの方は、もう少し姉メン5人での世界の作り方を聴きこんでみたい。そこで色々考えてみたい。

・単なるメモライズにするだけのつもりが既にだいぶ長くなった。飛ばしていく。

■中盤 朝~昼

・まやまさんによる絵本の朗読V。朗読のお声がとても麗しい。
・お星さま2つの旅の話。twinkle starということで曲名つながりなのかとは思ったのだが、カホリコの二人が星に導かれてエビ中にジョインしたときのことをちょっと思い出す。
・朗読担当者は大宮公演では変わったりするのかな。
・追記:大宮公演では桜木さんが担当。絵本の内容も変わっていました。桜木さんの朗読も素晴らしいものでした。

・そんな夢から叩き起こされるようにいきなり始まるのがキングオブ学芸会のテーマ。落差で湧き上がる会場!この曲めっさ楽しい!金八ツアーの頃からずっと楽しい!それぞれの席に座って『気を付け、礼、着席!』で〆られる楽曲。めっさ楽しい!
・そしてガリ勉。会場悲鳴。よく見たらステージにいつのまにか10色の学習机が用意されている。ノートやでかいえんぴつなど小道具を使いながら歌うメンバー。机のフォーメーションなどを変更させながら歌うメンバー。楽しい!「闘魂」と書かれたハチマキを巻いてがんばるののかまる。猪木リスペクトだ!バリバリに楽しい!
テブラデスキー。会場悲鳴。机は片付けて懐かしのT字型ホウキを用いたパフォーマンス。ミュージカルか!
・楽曲後半では通学バッグを用いて走ってゆく感じの演出。帰宅時間ですね。二日目大宮公演ではバッグの中からサインボールを出して客席へ投げ込んでました。
・そうそう。このブロックはハンドマイクではなくヘッドセットが用いられていました。だいぶ動くしね。

■放課後~夕方~夜

・低学年メンバによるちょっとしたコント?ボケ担当はゆのぴさん。放課後の学校に忍び込んだところらしい。
・からのSTAY POP。パーティだ。
・曲おわりに電話できょうこのあとの予定、どうする?と作戦会議・・・からのKyo-do?。なるほど。
・そしてメンバー全員のソロダンスメドレー。ダンスでトリをかざったのは桜井さん。印象に残ったのはゆのぴさんかな。去年の春ツの同様コーナーの頃と比べて、かなり表情に余裕が出てきていたように感じる。

・ダンスのビートの余韻を残したままにI'll be hereへ。オリジナルでは柏木さんが大部分を歌っていた楽曲だが、その柏木パートは全て桜井さんに。しっかりメンバーを引っ張る歌唱になっていて見事なもの。聴き応えあった。去年の生誕ソロでも桜井さんはこの曲に挑戦していたんですよね。
・そろそろ名実ともに柏木さんの後継へと進んでゆくのかな、と実感。
・桜井さんと対峙するまやまさんの歌声も素晴らしかったです。麗しい。

・そしてサマグリだ。ファミえんの夜に聴いたことを思い出す。

・ここでMC。

・ここまでのライブの流れを、ぼくとしてもちょっとおさらい…。
・ええと。今回のライブの構成は、1日の流れをなぞらったもの。indigo hourから明るくなる空、そして再び更けて暗くなりゆく空。その空の下の時間の流れが表現されているということなのだろう。
・indigo hourというタイトルに込められた、「夜明け前というのは、また大きく羽ばたく前の時間なのだ」という意味や、「日が沈んで暗くなっていっても、何度でも日は昇るから大丈夫」といったメッセージ。そのまんまセトリと演出に入れ込んだのだろうなと。そんなことを考えました。

■終章

・たぶんここのブロックは、上に書いたindigo hourの1日の流れとはちょっと別枠で、残りの曲などを聴かせるブロックになっているのではないかなと思う。
クリスタルドロップ。しっかり歌われていました。
ハローアナザーワールド。響のところで書いた通り。実はハンドクラップ曲だったのだなあ。
・追記:初日市川公演では、途中で仮契約の振り付けあり。二日目大宮公演では、同じくロックリーの振り付けが入っていました。やはりこちらの曲は、姉メンの歩みを感じさせるもの。次回以降もいろいろ入れ替わるものだと思います。インディーズ曲の振り付けはあるのか、ないのか…。
DRAMA QUEEN。歌と並行して、ミニスクリーンにて「いつもそばにいるよ」というテーマ?に基づいた桜井さんによるちょっとしたドラマが展開。別の公演では仲村さんになったり担当者がかわってゆくのかな。この曲もたのしい。
・追記:やっぱりミニドラマの担当は変更。小林さん主人公で同じテーマのドラマが進行していきました。

・そろそろラスト。ホットアップ。いつも通りの盛り上がり。みんなの体力が切れかけたころにやってくるよね…。
ゼッテーアナーキー。仲村さんがファミリーとの掛け合いを担当。力強くしっかり張った声。いつものゆなボイスなんだけれど、役割の重要性がしっかり載せられた声というか、どこか信頼感というかそういったものに裏打ちされたような、揺らぎのないものに聴こえたな。
・追記:二日目大宮公演では桜木さんが掛け合いご担当。盛大に失敗してしまってココたんさんどんより。曲あとにやりなおしをしたのだけれど、ちゅっちゅちゅっちゅとかかわいさを採り入れようとした挙句、入りに失敗したっぽい。
・でもでも思いっきり声を出せて楽しかった。

・安本さんから「アルバムでまだやってない曲を最後に!」と宣言。心地よい疲労でアタマが回らなかったぼくは気付かなかったのだけれど、トーキョーズウェイをここまでやっていなかったのです。
・本編ラストでトーキョーズウェイというのも、なかなかオツなものだった。ちょっとアーバナイズされたアダルティックな曲調でもあるから、いい感じにテンションやボルテージを回収していってくれるんですね。
・新春大学芸会の時のように、ミラーボールがしっかり回ってました。
・本編おつかれさまでした。

■アンコールとまとめ的ななにか

・アンコールではメンバーが出てきて「アンコールでは毎回曲の入れ替えをしますよー」と先にネタバラシ。
・きょうは15周年なので、ということで仮契約。盛り上がる会場。
・そしてSSAの大発表。


・このあとまやまさんからは、「やっと発表できた」「大人たちが用意してくれた前回のSSAと違って、今回は自分たちで目標に据えたSSA」「どうやればそこまでたどり着けるのか」「この目標を発表することには、凄く覚悟が必要だった」といった旨のスピーチあり。
・発表した後でも、まやまさん始めメンバーは、来年のSSAにむけ、正直なところ不安があるとのこと。これはチャレンジであると述べる最年長。しんみりする会場。ステージで涙を浮かべるメンバーも。

・妹メンからもなにか一言と振られ、マイクを持つ桜木さん。しんみりした会場の空気を受けつつも、「でもこれだけは吐き出したい」という言葉のあとに大声で「やったあぁぁぁぁぁぁ!!」と絶叫。会場の空気も一気に明るいものに戻った。
・無敵の10代の強さの良いところが、しっかりはっきりここに出た。ただ、いつもの無鉄砲なそれではなくて、SSAには姉メンの想いを受けて、覚悟を持って臨むとしっかりした発言にまとめる。このコがここにいてよかった。本当にそう思う。
・映像がファンクラブサイトの方にUPされている。こんなnoteなんて読んでないで、そっち見て頂いた方が早いな。うん。

・きょうのステージを振り返ると、ゼッテーアナーキーでファミリーとのコール&レスポンスをやりきった仲村さんのほか、独特のテンションを保ちながら場を和ませ回してゆくゆのぴさん、ガリ勉で主役を貼りつつ要所でもそうでない所でも顔芸でトークを彩ってゆく風見さん、アイルビーヒアでの独唱のみならず安本さんとのフェイク合戦?を繰り広げた桜井さん。そしてこういうときにしっかり言葉と空気をまとめることのできる桜木さん。
・妹メン5人もしっかりと自分の居場所を構えることが出来てきて、去年の『10人になったエビ中』の体現からさらにステップが上がって、『この10人だからこそのえびちゅう』が作られるステージが訪れている様子を目にしたような気がする。みんなが意識的にそうしているのか、自然とそうなっているのかはまだわからないけれど。

・みんなのチャレンジは続き、まだまだ成長も続く。きょうの大トリの曲は2013年のSSAのテーマでもあり、10人のえびちゅうの幕開けでもある未確認中学生Xだった。記憶の中でこの曲とともにある風景などを呼び起こしつつ、春ツアー初日公演の満足感に浸りつつ、もういちどindigo hourの序文にあった───これからまた大きく羽ばたく前の時間だよ。日が沈んで暗くなっていっても、何度でも日は昇るから大丈夫だよ───といった言葉を反芻するのでした。

・春ツアー初日公演。とてもとってもたのしかった。
・二日目以降の公演も、とてもたのしみです!




(追記)
・しんみりした初日公演と真逆で、大宮公演のラスト曲フリMCではえびちゅうさんらしい事件が発生したのでこちらにまとめます。

・大宮公演では二日連続のサプライズとして、明かされていなかった7月6日公演の発表も。今回は台北公演。おサイフ的なことを考えてか、少し含みを持たせつつも湧く会場。
・そこからラストの曲フリの際、「帰りたくない気持ちを…」と言うべくところを「帰りたい気持ちを…」と口走ってしまうほしなさん。
・「去年のファミえんの23回目のサマーナイトの曲フリでも同じことやってました(大意)」と冷静かつ殺傷力の高いツッコミを浴びせる小久保さん。
・仕切りなおしたあげくもう一度まったく同じ間違いをするほしなさん。
・「じゃあ帰るよ」と言い出す小林さん。止める風見さん。
・「じゃあ私が帰るよ」「いやいや私が帰る」と会場を巻き込んでのダチョウ芸のフリから「じゃあ私が帰る…」と言わされ現場全ての人間からどうぞどうぞされる星名さん。
・「こんなわたしたちですが惚れてほしいです(大意)」という言葉から、二日目ラスト曲であるハイタテキがスタート。おつかれさまでした。

うわ、メモして寝ようと思ったのにだいぶ長くなった。
それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。


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