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(再掲)水色の海と俯瞰した景色と飾らないペコペコリーヌの話

2022年10月28日。りったんさんこと中山莉子さんが22歳の誕生日を迎えられました。お祝いの一環として?過去にUPした第一回目・2016年の「中山莉子の生誕祭。」のリポートの様子を再UPさせていただきます。なんていうか、ちょっと懐かしさなどを感じて頂けましたら幸いです。
ちなみに、先日行われた2022年の「
中山莉子の生誕祭。」のリポ的なやつもUPしてありますので、お暇な方はどうぞ。

↑ ことし2022年の生誕祭リポのリンク ↑

↓ ここから下は2016年です ↓

 


そんなわけで。
水色のペンライトを振りに、品川ステラボウルまで行ってきました。リコ中山の生誕記念ソロライブ、その名も「中山莉子の生誕祭。」にを観てきたのです。

Luck to the Futureにて

まず始めに思い出語りとなっちゃうんですけどね。
リコ中山のことで印象深いのは、やっぱり加入した2014年の公演「Luck to the Future」です。ふたりのデビューはグランキューブで行われたこの公演のPART2でした。でも語っちゃうのはふたりのデビュー二週間前のPART1の方、幕張メッセイベントホール公演の方です。エビ中としての初舞台を迎える前の話ですね。

開演ギリギリで会場に到着するスタイルの自分。この日も30分くらい前に会場入り。ファミリーの多くが物販とか仲間との立ち話などを終え、自席へ向かい始めだした頃合い。僕も人の流れに乗ってスタンド席に向かってゆっくり歩いてました。

会場内、ハッピーな空気の中で老若男女いろいろな人がいます。僕のようなおっさんとか若者とかの、いかにもアイドル現場にいそうな層はもちろん、高校~大学生くらいの華やかな女の子もたくさんです。目の前を歩いている二人組の女の子なんか、見た感じどちらかといえば若いというより幼そうなのに、パーカーから何からエビ中グッズにしっかり身を包んだ気合バッチリのファッションでした。

老若男女に売れているのだなあ。
少し前に初のSSA公演を成功させたエビ中さんですから、幕張の7000人規模くらいなら遜色なく人を呼べるようになったんだなあとか色々なことをぼんやり考えておりました。

前の二人組はうしろ姿から見てきっと中学生くらい、カホリコと同世代なのでしょう。同世代のファミリーさんが増えるのは、エビ中の今後のことを考えるといろいろ心強いです。
ちょうどカホちゃんは左のコと同じようにショートカットで背が高めで、右のコはセミロングでまだちっちゃくて、ああ、このコたちバランス的にちょうどカホリコと似たコンビだね、
似たコンビ、、、
似てい…?


僕が何かに気づくくらいの瞬間と同時に、前方からこちら側に歩いてきたファミリーの女の人が、前の二人の中学生に声をかけました。

「カホちゃん!リコちゃん!」

そうだったのです。目の前の二人組は、本人さまだったのです。

ぽーさんは礼儀正しく手を揃えて、ファミリーのその女性に軽くお辞儀をしてました。リコ中山の方は少しおどおどしながら、軽い会釈をしていたくらいだったかな。二人はすぐ後に控えた自分たちのデビュー公演を見学するため、スタンドC席方面に向かっていたのでした。

僕がスタンドDの自席に着いたあたりで、少し離れたC席方面から大きなざわざわ。何があったのかといぶかしげな隣席のファミリーさんに「ああ、カホリコの二人が来ているんですよ。」と渋い声でスマートに教えつつ、平静を装うのに苦心していました。
このころは接触系のイベントとか僕のような穢れた者が行くべきでないと思っていたクチなので、思いもよらぬ距離に二人がいたことに後追いでドキドキしてたんですよ。いくつになっても田舎者な自分。


その後のふたりの活躍および成長は皆さんの知る通りです。

中山莉子の生誕祭。─2016─

前置きばっかりが長くなりました。以下箇条書きライブレポと感想など。

■会場到着

・きょうも開演30分前到着。当たり前のように水色成分多め。

・入場列で隣になった兄さんは1300番台。聞けば真山推し。やはりリコ中山のソロライブでは何が起きるかわからないから、これは見るしかないとチケを買ったそう。全くもって僕とスタンスが一緒。僕は1500番台でした。

・ステージのモニタには「中山莉子の生誕祭。」と大書き。フロアにて他推しであろう皆さんは水色グッズをお持ちでないためか、去年SSA公演のアトラクスタータオル(青系)を持ってきた方が多めに見えた。全くもって僕とスタンスが一緒。

・開演前の客入れBGM。たとえばぽーソロの際はラジオ番組が流れていたものだが、きょうはポートフォリオやチャンチャラなど聴きなれたエビ中もののメドレー。逆にこのあと何が起こるか読めない。果たして感動ものになるのか、異次元めいたものになるのか。フロア右手やや後ろに陣取る。

・開始10分前に謎のエールが舞台裏ぽい所から漏れ聞こえてくる。本人たち&スタッフのものだ。気合を感じる。一瞬盛り上がるファミリー。気づけば結構な混雑。かなりの客入り。

■開演

・成長の様子を記したホームビデオ上映からスタート。後々のトークで明かされるのだが、リコ兄が編集したものだとのこと。ピアノの発表会、小学校の卒業式、謎の太極拳など初出しの写真や映像。フロアから絶えず「かわいい」の声。

・映像が終わると「こっちだよー」の声。在りし日の瑞季リスペクトか?どっちだ?すぐ後ろの二階席に登場。真下の皆さんからは絶望的に見えない位置だが、僕は開演直前の「前につめてください」というスタッフの声に従っておいてよかった。良い距離でハイタテキ!鑑賞。1600人が一気に惚れる。

・改めてステージに戻ってebiture。ここからが本編ということなのかもしれない。そして始まるロックリー。この曲はビートの割にメロディラインの上下がゆったりしているので歌いやすく、音痴を自称するリコ本人にとっても歌いやすいはずで、ファミリーもノっていきやすい。良い選曲だと思う。

・千年殺し部分ではファミリーを煽る語りの時間にアレンジ。前々から気付いていたような気がするんだけど、リコの煽りはかなり上手だ。

・軽くトーク。ファミリーと一緒で自分でもソロライブが不安だったとのこと。楽しんで行ってくれさいとリコ語を活用しつつライブは進行。

・衣装はひなどりをあしらったもの。KINDで撮影したときに一回だけ着たものだが、もったいないのでもう一回着用したとのこと。頭には特別に翼も付けてもらったそう。かわいい。

未確認中学生Xでは客席をずっきゅんチームどっきゅんチームに分けてゲーム開催。煽りながら歌う盛り上げ上手。勝ったどっきゅんチームにはご褒美として次曲仮契約をステージのどっきゅんチーム側で歌うと宣言。結果的には、ずチーム側とどチーム側と4:6くらいの割合で歌唱。ずチームに対して「まだまだだな」と有難い御言葉を喰らわせて2曲に渡るゲームを締める。構成上手。

・衣装替えの時間はVTRで事前収録のリコ's barを開店。ゲストのぽーと共に中4トークを繰り広げる。

・ぽーさんによるとリコ中山ソロライブはどんなものになるか予想がつかないとのこと。母親と話し合った結果、リコ中山はおかしなコだからやっぱりわからんと結論づいたそう。

・そのたリコ中山が騙せるかファミリーが見抜けるかゲームなど観客参加型企画多数。


■リコの挑戦三部作

・ライブ中盤は挑戦三部作のコーナー。リコ中山が挑戦してみたかったこと3つに挑戦するとのこと。

その1・ピアノ

・始めのホームビデオでもピアノ発表会の様子が流れたが、久しぶりに挑戦するとのこと。曲は唱歌か何かかと思いきや、まさかのラブリースマイリーベイビーで、リコ伴奏でファミリーに歌ってもらうという企画。手拍子で暖かく見守るファミリー。伴奏は左手でベース音をオクターブを交互に弾き、右手はコードと軽いメロディラインをなぞる。途切れることもあったけど伴奏としてしっかり成り立っていました。

その2・ギター

・こちらは練習が間に合わなかったとのことで潔くエアギター。敬愛するMIWAさんの楽曲360°を持ってきた。ギター持ったリコ中山の立ち姿を楽しむ時間。

その3・バトン

・もちろん曲はペコペコリーヌ。たんたんたんたんたんりったん。途中バトン投げ部分は一度失敗。でもラストでは成功させてリカバー完了。挑戦お疲れさまでした。

■後半戦

出席番号の歌その2を披露。歌詞を自分の見たメンバーそれぞれの印象に置き換えたもの。なるほど。歌詞によると星名さんのお洋服、お下がりをご所望。ひなたさんの身長はいつの間にか抜かしたとのこと。リコ本人は何を言ってるのか自分で段々分かってきたとのこと。ツッコミも出来るようになってきたそうですよ。

・出席番号の歌最後の「もう一回」の掛け声を受けて、大塚愛のさくらんぼを披露。歌いながら客席にさくらんぼを模した赤いゴムボール100球の投げ込みを行う。曲中に投げ終わらず、進行を止めて投げ入れタイム延長。二階席にも2球くらい届いてファミリー拍手。

・最後に16歳の抱負として、最年少として飾らない自分でいたいと話す。他メンバーのお化粧やネイル、ファッションアイテムに憧れたりしたけれど、折角の最年少なのだからその立場と今しか出来ないことをしっかり楽しむとのことを堂々と宣言。

・そのあたり頑張るので、という繋がりからラスト曲は頑張ってる途中をチョイス。エモい。リコ中山がせっかくマイクこっち向けてるんだから、「頑張ってる途中」の部分はみんなで歌おうよ。そして本編終了。アンコールを自分で振るスタイルを見せつつ退場。

■アンコール

・さくらんボール投げ入れで時間を食ったためか、アンコールを受けてすぐに登場。最後はMISSION SURVIVOR。昨日のブログで予告されていたとおりタオル曲でそれそれそれそれ!

・最後に会場と写真を3枚撮って終了。お疲れさまでした!


■感想とか

ソロライブは感動を呼ぶタイプのものではなく、リコ中山と一緒に楽しむものでした。上記箇条書きの中にもちょろちょろ書きましたが、楽しんでもらうために何をすれば良いのか、企画や構成をしっかり考え、大人と相談してきた様子が見て取れました。

そして発言の端々から感じたのは、やはりこのコは自分のことを俯瞰して見られていること。エビ中の中山莉子であることを演じ、同時に素でそれを出していること。加えて、プロのアイドル、プロのエンターティナーとしての側面もしっかり見せてくれていること。ファミリーを楽しませようとしていること、一緒に楽しもうとしていること。

だから、さくらんボールも来てくれたファミリーのために意地でもすべて投げ切ったし、ピアノもしっかりエビ中の曲を練習してきている。出席番号の歌の替え歌もエビ中の一員としての立ち位置と、ファミリーの喜ぶであろう内容を意識してのもの。総じて素晴らしかった。

こういったエンターティナーとしての天性の力は、エビ中の中ではぁぃぁぃと並ぶくらいのものなのではないだろうか。各人のエンタテインメントーへの向き合い方?を勝手に区分すると、真山や安本さんは完全努力型、星名さんは天然型、松野さんはマイペース型、柏木さんは真面目と自然派の融合型、小林さんは天然真面目型。きょうの公演を見て、リコ中山のスケールの大きさをしっかり感じ取ることができました。


あの日の幕張メッセで、僕の目の前を歩いていたちっちゃな女の子。ほんの1メートル後ろの僕と同じ景色を見ていた筈なのに、彼女はこの3年でとても大きなものが見えるようになっていました。背が伸びて、ソロ仕事もあって、様々な方面で大きな存在になりつつある彼女。でも飾らない自分を楽しみながらゆっくり大人になると宣言してくれました。トリックスターでありつつも、とっても魅力的で、まっすぐに筋の通った16歳。素敵な年にしてほしいと切に願います。


そんなわけでそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。


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