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ラジオ。

最高にトゥースな夜。
2024.2.18 東京ドーム。


ラジオが好きで、オードリーを好きでいて良かった。
そう感じるほどの何かが確かにあった。
大いに笑うことができたライブで涙が出てきたのはなぜだったのだろうかを考える。



ろーどとぅとうきょうどーむ

発表は一年前。
まだ上京もしていなかった3月、ラジオの可能性が広がる一大イベントの知らせに心が躍った。
もちろんannはラジオにハマった4年前から毎週聴き続けているし、出演しているテレビも今まで通り観ていた。オードリー二人の行動全てが、東京ドームに繋がっている気がして、期待は膨らんだ。


秋ごろにチケット抽選が始まり、1回目は友人と4人で申し込んだものの落選。おひとり様の方が当たりやすい説も浮上し、2回目には一人で申し込み見事当選。周りを見ても2回目で当たったのは良い方だった。
早めに当たったことで、落ち着いてラジオやYouTubeを見れたことは大きい。当たらなかった憤りから聞けなくなる人もいたらしく、話題になった若林さんのnoteに繋がる。10周年のイベントで埋まらない会場もあったことからの不安は想像に難くない。
私はもちろん初めから埋まると信じていたが、PR活動自体は過剰とは思わなかった。ラジオを聞いていない層にもイベントを伝えることは、一般的なPRとして捉えることができるし、そこで内輪にだけにしたかったのはリスナーのよくない箇所だったのかも。
抽選自体の応募総数は20万人前後だったことが、15年続いてきた結果だと私は思った。




前日の夜。なぜか眠れなかった。
翌日に聞こうと思っていたannが終わる時間まで眠れずにいた。
結果オープニングトークを聞いてから寝た。


当日。

残りのトークゾーンを聴きながら移動。
自宅の最寄り駅に一人いたリトルトゥースに驚いた。
昼頃に最寄りの後楽園駅に着いた。
想像の10倍はいるリトルトゥースの数に圧倒される。まさにお祭りだ。
私とは別にチケットを当てた友人と合流する。
買いたいグッズが売り切れてしまわないかソワソワしながら、列に並んだ。
意外にも列の進みは早く、30分も経たないうちに購入できた。
ロングスリーブT、リストバンド、マフラータオル、キャップ。
一万円出すことに抵抗がなかった。
キーホルダーのガチャも二つ引いて、二人の顔が描かれたものと「世の中かよ」
財布の紐がガバガバになっていたが、お祭りなので致し方ない。


昼飯を丸亀で安く済ませ、WINSで開場までの時間を潰す。大荒れのG1で3600円スったのは別の話。


16時半ごろ入場。初めての東京ドームに戸惑い、チケットの席の見方がわからなかった。いつもは助けを求めない係員に声をかけ、席にたどり着く。2階席の三塁側と記載されていたが、中心よりで通路のすぐ後ろ。非常に見やすくチケット運があった。

開演まではオール前座ニッポンを聴きながら、緊張感が増していった。あっという間に1時間が過ぎ、照明が落ちた。




ラジオやります。

「おともだち」が流れる。
二人のパロディ映像が流れる。「field of dreams」を観ていて笑うことができた。対して「メジャーリーグ」を観ていなかったことに後悔していたら、若林さんが登場した。涙が溢れた。

自転車で一周する間に、私にとってのラジオの答えが出る気がしていた。
答えが出ることに、その場に立ち会えた嬉しさと自分の将来の憂いと1年間のラジオを振り返る悲しさと色々な感情が混ざり合った。昂った感情を抑えずに出た涙。

「ビタースウィートサンバ」が感動的に聴こえる時もあるもんだ。



程なくして、中心に置かれたラジオブースに二人が到着する。
いつもとは違う登場からいつものようなOPトークから「ラジオ」が始まった。
そこからは安心感からか涙も引いて、いつも聴いている自宅のように素直に笑っていた。


トークゾーン。
Ubereatsとポークライス。
声だけで毎週引き込まれているんだから、その場で聞くパワーは桁違いだった。
冒頭の「ラジオやります」宣言に違うことなく、ラジオをやり続けた二人に最大の賛辞を送る。


ひろしのコーナー、味玉デスマッチ、DJプレイ。
これらで東京ドームにいることを再実感した。
大きい会場で観客全員で一体となる感触は、一人家ラジオと対極にある感覚だ。



「Orange」がターンテーブルから流れる。
歌は入っていない。自分の予想に鳥肌が立つ。
星野源さんが登場した時に、2回目の涙が溢れた。

失礼になってしまうかもしれないが、本当に歌が上手かった。
初生星野源。
この涙は単純に感動の涙だった。涙で東京ドーム用のラップの記憶があまりない。もっと歌詞を聞いておけば良かった。

EDでベニヤのトロッコに乗って一周するところで、二階席であることを悔やんだ。まあ日テレのメイクさんの言う通り、近くで見たいかと言えばそうでもないかもしれない。


いつもより少し長いハイライトだった。トークゾーンでの映像もあって、まだYouTubeが続く予感を感じた。またラジオが日常の一部に戻るような気もした。
長い1日が終わるようだった。がまだ終わらない。


出囃子が流れる。


漫才衣装に着替えた二人が登場すると、会場が沸く。あの佐田のスーツだと瞬時に思った。長い花道を歩いていく。歓声は鳴り止まない。
カス仁田厚だと気づくのは一週後。
コナンのあらすじに準えた導入部分で、進研ゼミのように「ラジオで聴いたとこだ!」と心が躍った。
感謝を伝える漫才が15周年に制作したことも、感慨深かった。
春日さんがTomorrow never knowsを口ずさむ度、笑いが起こる。
こちらも「ヒルナンデスのやつだ!」と心が躍った。




とにかく笑った。
ラジオを真正面に受けて、ラジオができることを実感して、ラジオを信じた時間だった。
カーテンコールでの、「また来週聞いてください」が聞けて良かった。
続くというだけで、東京ドームが通過点だったというだけで、リトルトゥースとして嬉しい。








ラジオの答えと私との差

ここからは自分の話になる。

イベントの冒頭の涙のワケは、「ラジオの答えを見る予感がした」こと。

この1年間、ラジオディレクターになる夢を叶えるために上京して行動を重ねてきた。

オードリーの二人だけではなく、私自身も2.18を目標にして過ごしてきていた。何か成し遂げることができたのか。成長する経験を積めているのか。一年前に思い描いた理想には程遠い。
そんな自分との乖離が東京ドームで決定的になったと感じた。
あまりにも最高なラジオだったから。


年始から2度目の就職活動が始まり、夢を見ていられない現実が立ちはだかる。祈られるばかりで、1度目と変わっていない。
結果を出せない自分が悔しい。
面白いものを作れる立場に立てないことが悔しい。

何もしてこなかったとは考えたくない。
就活解禁の3月を目の前にして、メンタルはズタボロだ。
結果が出ない日々だけ脳内を反芻する。

感情がグチャグチャだ。
まとまっていない。


最高なラジオを目にしたことでラジオを諦めきれない気持ちが再燃し、就職活動の結果との板挟みになっている自分がいる。揺らぐ感情に振り回されている。

このまま就職活動がうまく行かない将来を想像すると、前期で学校を辞めて、地元に帰ってラジオ局でアルバイトすることが考えうる尤もらしいと感じる。
どんな結果を辿るかわからない。
燃え尽き症候群のような自分だ。また将来を考えなければいけない。








無理やり締めると、
オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム  は最高過ぎた。
ずっと笑ってラジオを感じていた。

その裏での自分の精神状態が不安定すぎて、最後吐露してしまったが、とにかく最高だった。東京ドームに行けたことをずっと心に留めるためのnoteでした。



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