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幸せアピールへの拒否反応

リア充は時に周りに嫌な影響を及ぼす。

久しぶりにリア充という言葉を使ったかもしれない。
もしかしてもう死語なのか。
思い返せば、爆ぜろとセットでしか使ったことがない。それほど自分に対して使う言葉ではなく、誰かに怨念をこめて使っていた言葉なのだろう。


大学生の時は、コロナで誰が誰と付き合っているのかとか、あいつがあの人のことを狙っているとか、一切の興味がなくなってしまっていた。なんとなくインスタを見てると、「いや付き合ってんのかい」とツッコミを入れることはあったけれども。



恋は盲目-視野狭窄-

視野が狭いところが嫌なんだろうな。
恋は盲目とはよく言ったもので、二人だけの世界を即座にどこでも作り出してしまうものなのだろう。よくあるのは駅の改札口で別れ際を惜しんで抱き合っているカップル。こういうカップルは、TPOという言葉の影響を受けない絶妙なグレーゾーンに位置している。

高校の時は部内恋愛のカップルがそうだった。部活が始まるまでもイチャイチャしているし、始まってもイチャイチャ、片付けの時もイチャイチャと。あなたたち二人のために部活の時間があるわけではない。イチャイチャするのを見せつけて生まれる快感物質でもあるのだろうか。外野の私にとって毎日のように見せられることに不快感を感じていた。あの二人の幸せは私の不幸せと引き換えに出来ていた。それは次第に無関心に変わっていくのだけれども、当時の私はまだ知らない。


なぜお前の利益のために、私が不利益を被らなければいけないのか。
盲目になっていることに起因していると考えられる。
先ほどでは嫌だなとは思っていても、直接的な被害は受けていない。いくら訴えたとしても勝算のない裁判になってしまう。

だがしかし、このパターンはどうか。
恋人のいる同性と家路に向かう途中、その同性に恋人から電話がかかってきた。恋人を待ち、二人で帰る選択をした同性は、私に向かってこう言った。「恋人が来るまで、一緒に待っててくれ」

いや恋人同士で帰るなら、先に帰らしてくれよ。
なんでお前らの幸せのひとときをこっちがお膳立てしなきゃいけないんだよ。
一人で待つのが退屈だから、じゃねえよ。お前は恋人同士で帰る目的があるから待てるだろ。こっちは無目的で待たされるの苦痛だぞ。

このパターンが先月あったので、反論に熱がこもってしまった。
先ほどの部内恋愛カップルの時も遭遇した。サンプル数は2だが、私は100%の確率で顔を顰めている。


そもそも接し方が難しい

そもそも論でいくと、私側にリア充を迎え入れる体勢が整っていない。
どうやって接すればいいかよくわかっていない。他人の幸せを喜べる感覚も薄く、付き合ったと言われても「あ、そうなん」で終わってしまう。(その人の幸せを願うかどうかは関係値によるというのもあるかもしれない)
いや自慢されていることへの接し方がわからないのか。付き合った報告をすることで、幸せをアピールして、そのアピールに対しての返しがない。ないというか世界にも「ヒューヒューお熱いね〜」の一択しかないんじゃないか。


リア充の中でも自慢するタイプがダメということがわかった。
私の中で自慢する感覚はなかった。高校の時付き合っていた方でさえ、他の人にはバレないように気をつけていた。アピールすることは二人の幸せとは関係なかった。むしろ周知の事実になってイジられるというデメリットがデカすぎた。それもイジられた先の返しがないからだ。
アピールをしたい感覚がないので理解し難い存在になってしまう。
いい距離感で話せたリア充は自分からはアピールせず、付き合っていることをイジられて照れで返すタイプだった。



まあいい大人なんだから、大人な対応をしなければとつくづく思う。
苦手を作りすぎたのは、学生時代の失敗ではある。それを苦手と相手にバレることなくその場をこなすのが、大人か。





・・年齢的にもそろそろ同級生が結婚してもおかしくない時期に入ってくるが、結婚式とか振る舞いが大変そうだな。



「いやお前友達少ないから呼ばれねぇよ!」



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