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トム・ブラウンが真剣モード!スマホの電源が落ちるほど熱いトークを披露

8月8日(土)にトム・ブラウンさんの公開インタビュー「ねぇ道民」を配信しました。

今回のMCはトム・ブラウンさんと同郷で、15年以上親交のあるお笑い作家・川瀬賢太さん。髪で顔を隠して登場した布川さんと、開始からずっとタバコをふかしているみちおさんにツッコミを入れる姿から3人の仲の良さが伺えました。

今回はその様子を一部お届けします。

※配信で取り上げた質問はすべて視聴者の方から事前に集めたものです。

みちおの熱い”ライバル論”で布川のスマホが止まる

川瀬:まずは「ライバル視している芸人さんは誰ですか?」

布川:マジな質問じゃないですか!

川瀬:そりゃ知りたいことを送ってもらっていますから。

みちお:ヤバくない?大丈夫?

布川:え?俺のこと言っているの?あれ、百田尚樹さんが何でいるの?

みちお:いや、ボケ過ぎだって(笑)。

布川:zoomインタビューではそういうのが観たいんじゃないですか?

川瀬:質問にちゃんと答えてください。ライバル視している芸人さんは?

みちお:ダウンタウンさんかな。

川瀬:大きく出たねえ(笑)

みちお:最近思うんですけど、目標を常に頂点に持ってかないと、そこまでたどり着けない!常に目標は高く持たないと上に行けないんですよ。

川瀬:分かるよ。そりゃそうだ。

みちお:だから、ダウンタウンさん。

布川:あ、ごめん。今、みちおがすごく熱い話をしていたらスマホが熱くなりすぎて、「20秒後にzoom切れます」って…(ここで通信切断)

川瀬:あ、これ切れたんじゃない?まだ20分くらいしか経ってないところで、たいしておもしろくない顔で布川さんが一度いなくなりました。

みちお:エンジンがかかりすぎていたので、1回頭冷やしてもらいましょう。

川瀬:そうだね。ダウンタウンさんの他には?

みちお:リアルなところだとザ・マミィとかじゃないですかね。あと見取り図とか。

川瀬:おもしろいですよね。

布川:(通信再開)こんにちは~!

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川瀬:え?どこ?これ、どういう写し方してるんだ?

布川:スマホが熱くなって電源が落ちてしまったので、冷凍庫の中にスマホを入れています。で、冷凍庫の中なのでローアングルになっています。

みちお:布川くん、「ライバルは誰ですか?」だって。

布川:今そんなこと喋れるか!

みちお:それはお前の問題だろ、喋れよ(笑)。

布川:テレビではぺこぱとか言っていたけど、本当はマジでいないんですよ。僕も最初はライバルとかいた方がいいのかなとか思っていたんですけど。でも結局、ある程度まで行ったら人のこと気にしている人は上に行けませんね。自分がどうおもしろくなるか、そういうことだけを考えてやらないとダメなんですよ。

みちお:じゃあ漫才師で言うと誰?

布川:漫才的にも…僕、まず人に嫉妬というのがあんまりないんですよね。「ライバル」と思うということは、ちょっとした嫉妬心から生まれるわけなんですよ。

みちお:でも「切磋琢磨」みたいな良い意味もあるじゃない?

布川:切磋琢磨はあるけど、その人はその人で「頑張ってほしいな」としか思わない。ただ、東京ホテイソンとか似たテイストのネタやっているので、「俺たちの方がおもしろいネタをやりたいな」とは思いますね。

自身が選ぶ1番おもしろいネタと好きなネタ

川瀬:続いて、「ご自身の1番好きなネタを教えてください。」

みちお:1番おもしろいと思っているのと、1番好きなのは結構違うかもしれませんね。

川瀬:じゃあ2つとも発表してもらいましょうか。

みちお:1番好きなのは「盗撮の対処法」というネタ。1番おもしろいと思っているのは、昨年末のM-1敗者復活戦で発表したやつなんですけど、「安くてうめえグミを4つ集めて安めぐみさんを作る」というやつですね。

布川:僕も一緒で、1番おもしろいと思っているのは「盗撮の対処法」のネタ。僕が去年M-1の予選に出させてもらった理由は、「盗撮の対処法」のネタを決勝でやりたかったからですし。

みちお:だから好きなネタ2本で勝負する予定だったんですよね。去年のM-1は僕らが1番おもしろかったのに負けたので、めっちゃ腹立ちました。

布川:みんなそう思っているんだよ(笑)。

川瀬:ヤバいです、そんな熱くなったら布川さんのスマホの電源が落ちちゃうので。

みちお:心の奥底で思っているけどなかなか言えないようなことをせっかくだから言って、布川のスマホが熱くなるかどうか…

布川:怖いよ!

みちお:布川ともよく喋っているんですけど、テレビのネタ番組で合体ネタ以外もやりたい。本当は漫才コントが好きなんですよ。そういうのも気兼ねなく発表していきたいし、コントもやりたいんですよ。でも我々は合体ネタで世に出てきたので、そういうのを求められている。そこで違うものを出してくというのは、格がないと許されないことじゃないですか。でも「おもしろいから絶対笑ってもらえるのに」と結構くすぶっています。

川瀬:なるほどね。

布川:「無観客無配信ライブ」をやったのが、皆さんが観なくても熱を伝えるためだったんです。ただ、今みちおが熱を伝えたのが僕のスマホに伝わってきたので、実際に伝わるということが証明された(笑)。だから下手に配信するより、無配信の方が伝わる可能性もあるんですよ!

合体ネタの誕生秘話!人選理由も明らかに

川瀬:続いて「合体のネタはどうやって生まれたのですか?また、どういう理由で合体する人物を選択していますか?」

みちお:ごめんなさいね、「合体ネタ以外もやりたい」と言った後に…

布川:僕ら合体ネタもすごく好きなんですよ。

みちお:ネタに行き詰って悩んでいた時に、ファミレスで「変な設定のネタをみんなで言い合おうよ」と喋っていたんです。僕が「『一休さん5人集めて合体させて、でかいキング一休さんできる』というのは?」と言ったら、布川と一緒にいた同期が褒めてくれて。最初は「じゃあ作ってみるか」という軽いノリでしたね。合体という言葉自体は、映画「The Fly」の人間とハエが合体してハエ人間になっちゃうとか、RPG「ドラゴンクエスト」でスライム5体が合体してキングスライムになるとか、そういうのが結構好きだったので頭にあったんですよね。

布川:合体ネタは中野坂上のジョナサンで作りました。僕らの聖地巡礼として巡ってください。

川瀬:「合体する人物はどう選んでいるのか」という質問にも答えてもらっていいですか?

布川:まず僕らが本当にすごいと思っている人が多いです。

みちお:おもしろみがある方を使わせていただきたいですね。

布川:よく、ものまねタレントさんが「ものまねする人にリスペクトがある」と言うじゃないですか。僕らもちょっとしたリスペクト的な、好きな人じゃないとあまり気が乗らないんですよね。結局熱量なんですよ。

みちお:そうだね。たとえば、木村拓哉さんの「ちょ待てよ」と中島みゆきさんの曲「地上の星」を合わせて「♪ちょ待てよ~」みたいにやったりするんですけど、リズムと言葉が合っていればいいってわけでもなくて。あまりおもしろいと思ってない人だと、しっかりリズムと言葉が合っていても全然ウケないとかあるんです。

川瀬:やっぱりそこは気持ちの問題なんですね。

2か月放心状態?解散危機は2度あった

川瀬:次いきましょう。「今までで解散の危機はありましたか?」

みちお:ありましたよ。2015年3回戦まで行っていて、2016年2回戦で落ちて、記録が1個下がったんですよ。「キング一休さん」がその年の単独ライブで今までにないくらいウケて、M-1でも結構ウケたんですよ。「これ受かったよな」と布川とも喋っていたら、2回戦で落ちて…

布川:しかも、2回戦まで行った全員カップ麺を貰えるんですけど、僕らだけ貰えませんでしたからね。だから、結果は決まっていたのかもしれません。

みちお:浅草5656会館というところで2回戦があるんですけど、 浅草の裏のほうに行くと吉原っていう江戸時代から栄えている遊郭があって。今は現代風になっているんですけど、そのあと悔しすぎて2人でそこを彷徨い歩くという非行に出ました。

川瀬:何してんだよ(笑)。

みちお:彷徨い歩いて…ハッて気づいたら2か月ぐらい経っていたんですよ。

川瀬:傷心しすぎて?

みちお:布川も多分そうだったと思うんですけど。それで、後輩に「トム・ブラウンさん!最近2か月くらいずっと同じ『しゃけざわほうせい』という漫才やっていますよ」って言われて、俺と布川で「ええっ」となって。「1回ちゃんと喋らなきゃいけないな。で、もう辞めるかどうしようか考えなきゃ」という感じになりました。

布川:今の話に1個だけ違うところがありまして…

みちお:何かあったっけ?

布川:みちおが2か月くらい「しゃけざわほうせい」をやっていた記憶がなかったというのは事実なんですけど、僕は意志を持ってやっていました。

みちお:こわ!

布川:ネタの1文字だけ変えて「この1文字変わったらウケる」と思ってやっていましたね。

川瀬:怖いな(笑)。でも、ここで解散にならなかったわけですもんね。

みちお:そうですね、そこは耐えたんですけど。でも、そのあともう1回危機が訪れました。年末のお笑い番組のオーディションで僕がちょっとだけ、ネタを観てくださっている方に噛みつき気味になってしまって。それでそのあと布川と大喧嘩になるっていう…

布川:嫌でしたね。本当にただ逆ギレしたみたいな感じです。そのあと、新橋の「肉のハナマサ」の前で30分ぐらい爆音で喧嘩しましたけどね。なのでそこも聖地巡礼スポットに入れておいてください。

完全網羅!トム・ブラウンの聖地巡礼スポット

川瀬:最後の質問です。「9月に札幌に行く予定があります。そのうち1日はトム・ブラウンの聖地巡礼をしたいので、2人の思い出の場所やおすすめのお店などいくつか教えてください。」

布川:これはすごいですね!僕が今日聖地巡礼の話をしていたから、完璧な流れじゃないですか!

みちお:一緒に路上ライブをやっていたのは狸小路ですね。あとは相席食堂でも行きましたけど「根(こん)」という居酒屋。僕らがコンビを組んだ場所です。
他には東陵高校ですかね。そこで布川と一緒にバカやっていたんで、そこは一応聖地ですかね。

布川:バカやっていた?

川瀬:クソだせえ~(笑)

布川:あとは恵庭という札幌駅の隣の駅。僕らそこでも路上ライブやっていたんですよ。真冬に恵庭駅の改札出てすぐくらいのところで。吹き抜けみたいになっているから、ガンガン吹雪が入ってくる。

みちお:今、東京で活動しているゆかりてるみというコンビの加賀卓也っていう男と、僕が仲が良くて。2組で路上ライブやろうということになったんですよ。

川瀬:恵庭にはその4人の誰かが住んでいたんですか?

みちお:そうなんですよ、加賀が。

川瀬:それはでもバカですね、4人とも。そんなところでやるなんて…

みちお:まぁ当時そうやってバカやっていましたね。

川瀬:また(笑)

布川:恵庭駅、行ってほしいですね。あと、狸小路3丁目にちゃんこ食べられるお店あるんで。すごく美味しいので、ぜひともそこも行ってほしいです。

川瀬:それではそろそろ『ねぇ道民』終了のお時間です。おふたりはいかがでしたか?

布川:楽しかったし、本当に気持ちという熱は伝わるんだなというのがわかって良かったです。

みちお:あと、僕らも普段考えていることをこうやって言える機会がもらえて嬉しかったですね。

布川:ぜひまたやらせてもらいたいです。

川瀬:最後にみちおさん、一言お願いします!

みちお:みんな、観てくれて、サンキュー!(ドアップ)

布川:「サンキュー」のドアップきつかったですね(笑)

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