見出し画像

「ネタ帳グランプリ」結果発表&芝山大補による全作品フィードバック配信も開催決定

こんにちは、東京で考え中編集部です。

本日は「ネタ帳グランプリ」の結果発表を行います。参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

審査員は東京で考え中でもおなじみのネタ作家・芝山大補さん(@Daisukedon0808)。大賞と準大賞を1作ずつ、佳作を3作選んでいただきました。それぞれ芝山さんからのコメント付きです。


大賞「トイレ一蘭」

コントの設定がとにかく秀逸でした。
“トイレに接客があったどうなるのか?”という、もしもの世界。「この先は一体、どうなっていくんだろう?」と、読んでいるとどんどんその世界に引き込まれていきました。とくに「ラーメン屋」の接客で聞かれることと「トイレ」の接客で聞かれること、その二つに一致するワードでたくさん笑わせてもらいました。

こういうネタの作り方は、思わず「あっ」となるような意外な共通点を探し出すのが大切で、そこがちゃんと発掘できないと面白くなりません。そこをうまく掘り出したはんドレさんの作品に感動しました。文句なしの大賞です。おめでとうございます。

準大賞「ツッコミブティック」

ツッコミブティックといって、服屋で“店員が服を売るように、お客さんに合ったツッコミを売る”という遊び心のある設定が楽しかったです。あと構成もすごく良い。最初から最後までの完成度でいえば一番良かった作品かも知れません。ただ“服屋っぽく〇〇を売る”という設定はこれまでにあるコントでも割と使われています。そこがあと一歩、大賞に届かなかった理由です。

佳作①「伝説の一局」

これは真剣に対局をしている将棋の棋士が、途中で「…僕の王将、あります?」と言い出すところがとても面白い作品なのですが、この一言を放つタイミングが重要。早過ぎてもダメだし、遅過ぎてもダメ。それがとてもベストなタイミングだったので、すごくセンスが良い、鋭い感覚を持っている方なんだろうなぁと思いました。

佳作②「動くな!」


デッサンモデルと画家がいる画廊に強盗が入ってくる、という珍しい設定が面白かったです。画家がモデルに「動かないで」と言うと、強盗も「お前も動いちゃダメな側なんだよ」と言うおかしさ。その流れがスムーズで、お見事でした。

佳作③「わかんない」

コントとして舞台で披露しても爆笑をとれるような作品ではないかも知れませんが、会話のやりとりが妙に心地よく、終始楽しいんですよね。なぜかクスッと笑えてしまうところに独特なセンスを感じました。本当に良い意味で不思議な、「わかんない」作品でした。

総評


まず、ネタ帳グランプリに参加して頂きありがとうございました。みなさまのおかげで、たくさんの素敵な作品に出会うことが出来ました。
全ての作品を読んでみて率直に感じたことは、一人一人、台本の書き方も違うし、見せ方も、ネタの感性もまったく違う。
本当にこの世界には、僕がまだまだ見たこともないような色を持った、たくさんのおもしろい人がいるんだなぁと改めて実感することが出来て、すごくワクワクしました。

もしかしたらこの大会は、コントを作り慣れてない人にとっては非常にハードルが高く、圧倒的に不利に感じた大会だったかもしれません。
それでも、コントを作ったことがない人の作品にはコント経験者では決して辿り着けないような、新しい表現がいくつも見受けられました。

そしてその表現こそが、僕がこの大会で1番見たかったものでした。
この部分については、11月14日の配信でも少し触れたいと思っています。
他にもここでは語れない、読んでいて悩んでしまった作品や、各作品の良かったところ、改善点等もお話できればと思います。是非、11月14日の配信をお見逃しなく。

改めまして、ネタ帳グランプリ参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。こういった新しい大会にも、たくさんの方々が「やってみよう」というチャレンジ精神を持ってくれたこと、それ自体が本当にすごいことだと思います。
みなさまには作品以外の部分でも感動させられて、感謝の気持ちでいっぱいです。

参加していただいたみなさまが楽しんでもらえたかどうかはわかりませんが、またこれも一つの経験として、みなさまの人生に活かされることを願っております。

ありがとうございました。

芝山大補


大賞のはんドレ様にはnote経由で賞金をお送りします。おめでとうございます!

なお、11月14日(土)にネタ帳グランプリのフィードバックを行う配信「東京で考え中presentsネタ帳グランプリ番外編「教えて芝山先生〜!!!」」を行うことが決定しました。
応募作品すべてに芝山さんからコメントがあるほか、皆さんの質問にも答えていただきます。

ネタ帳グランプリに応募してない方でも楽しめる内容になっておりますので、奮ってご応募ください。もちろん、アーカイブも残します!

イベントタイトル:東京で考え中presentsネタ帳グランプリ番外編「教えて芝山先生〜!!!」
配信日時:2020年11月14日(土)15:00〜16:30(予定)
使用ツール:ZOOM(アカウントの準備をお願いします)
参加費:1,000円
出演:芝山大補
※質問事項の受け付けは11月14日(土)正午までとなります。視聴のみの参加は直前まで受け付けます。
特典:アーカイブ動画(Vimeoにて2週間限定公開)

応募フォームはこちら

※当イベントに関するご不明点は東京で考え中のTwitterにDMかメール(thinkingintokyo@gmail.com)でお問い合わせください。

注意事項


参加について
・配信時は視聴者の方のマイク・カメラはあらかじめミュートに設定しておりますのでご安心ください。トークライブを見ている感覚で楽しんでいただいて構いません。
・参加者の名前等の個人情報はZOOM上に一切公開されませんのでご安心ください。
・参加はお申し込み先着順です。お早めにご応募ください。
・ご自身のネット環境を事前にご確認ください。
・ZOOMのアカウントをご用意ください。
・お支払いはクレジットカードとコンビニ支払いのどちらかをお選びください。
・支払い後の辞退はいかなる場合でも返金できません。

当日について
・当日、配信開始までにパスマーケット経由でZOOMのURLをお送りいたします。外部に漏らさないよう取り扱いに注意してください。
・回線の都合で配信中に中断するトラブルがあるかもしれませんがご了承ください。
・ZOOMには応募時のお名前でログインしてください。
・配信中の録画・録音は禁止させていただきます。
・当日参加が不可能になった場合、いかなる理由があっても払い戻し不可とさせていただきます。
・出演者への迷惑行為などイベントの支障をきたす行為は一切禁止させていただきます。

配信後について
・事後アンケートのご協力をお願いします。
・ファンの方同士のトラブルには一切責任を負いかねます。

以上のルールやマナーをお守りいただけず、周囲の方々に不快感を与えたり、迷惑行為とみなした場合は、ご退場いただきます。その際の払い戻しは一切いたしません。

全ての参加者の皆さんに配信を楽しんでいただくため、最低限のルールやマナーを守っていただきますようご協力お願い申し上げます。

配信に関するよくある質問はこちらをご覧ください。


サポートはすべて今後の運営費とさせていただきます。