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MGCファイナルチャレンジの期待

いよいよ明日、東京オリンピックのマラソン代表が決まる。

MGCファイナルチャレンジの最終戦、男子はびわ湖毎日マラソン、女子は名古屋ウィメンズマラソンが行われる。

男子のびわ湖で日本記録を上回ることは難しいだろう。
ペースメーカーは3分/km(2時間6分35秒)、大会記録も2011年にウィルソン・キプサングが記録した2時間6分11秒だ。
しかし、レース自体はおもしろくなりそう。
鈴木健吾のマラソン初優勝に期待。
スピードレースにはならずとも、世界を相手に勝負する経験は貴重なものとなるだろう。

女子の名古屋ウィメンズは、大阪国際女子マラソンで松田瑞生が記録した2時間21分47秒を破る日本人選手が出るかに注目。
展開としては、30kmまではペースメーカーに淡々とついていくことになるだろう。
ペースメーカーは2段階用意され、1段階目は松田のタイムがターゲットとなる。
5キロを16分40秒、単純計算で2時間20分39秒ペース。
これに30kmまで余裕を持ってついていけるかがポイントだ。

持ちタイムから見ると安藤友香(2時間21分36秒)が最有力だが、近年は存在感を出せていない。復活なるか。

注目はハーフマラソンで1時間8分台を持つ一山麻緒か。
日本人女子では珍しく、ヴェイパーフライを履くという情報もある。
後半まで余裕を持てればチャンスはある。

前田彩里はMGCに続いて欠場となった。残念。。

とはいえ、明日の名古屋で松田の記録を破るのは厳しいと予想する。
大会記録は2015年ユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)2時間22分8秒(だれ?)。
天気も雨予報だ。
勝負強さや実績をとっても松田が一つ抜きん出ているが、ニューヒロインの誕生を思わせるワクワクするレースを期待したい。

ところで、びわ湖と名古屋ウィメンズをなぜ同じ日に開催するのだろうか。
びわ湖は2年前までは3月1週目だったようだが、昨年から3月2週目となった。
東京マラソンが3月にズレた影響だろうが、名古屋ウィメンズとズラした方が、スポンサーにもテレビ局にもメリットあるのではなかろうか。
ファンも楽しみが増すというものだ。
来年の日程にも期待したい。


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