無意識のニーズを具現化する。

企画段階でセールスポイント(お客様のベネフィット)がサイズが選べるとかデザインがいいとか書かれてある企画書を目にします。
お客様はサイズやデザインだけで買っていただけるでしょうか?
他社で売れているからとか、同等品で少し安いからという理由だけでは商品は売れません。

よく言われる差別化ポイント、機能面のセールスポイントにお客様はベネフィットを感じ購買行動を起こします。
お客様にこんなものがほしかったと思っていただいて初めて、商品を買っていただけます。

では、どうしたら買っていただける商品が生まれるのでしょうか?
それは人の無意識の領域にあるニーズを具現化することで可能です。
つまり抽象的概念(WHY)を具現化(WHAT)するプロセスであり、
何のために何をもってどのようにお客様の生活を豊かに出来るかが明確であることです。
そして誰にでもわかる言葉でコンセプトが語られることだと思います。
これらはなかなか訓練や手法だけでは出来ませんし、誰にでも出来るものでもありません。
おそらく新しいものを生みだそうという気概と時代の空気を感じとる感性と思いやりの精神(愛)があって、しっかりと言葉が使える人が出来るんだろうなと考えます。

新しい企画のツボは無意識ニーズを具現化できる感性にあります。 

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