体癖(たいへき)論の記事まとめ中
人間の類型論 『体癖(たいへき)』について解説した音声を整理しております。
※まだ執筆中のものを公開しておりますので、頻繁に更新がかかりますことをご了承下さい。
深すぎて、常に加筆修正が必要なくらい大変ですwww
これからも音声、動画でコンテンツを増やしていきたいと思います。
体癖(たいへき)って、何?
そもそも体癖って、何? 占いのようなもの?
体癖とは、言葉の通り、体の癖のことです。
体癖が生まれた背景
体癖とは、数百年に1人いるかいないかの天才奇才故野口晴哉(のぐちはるちか)氏が類型化した人間分析の理論です。
整体師だった野口晴哉氏が戦中、戦後に数万人の治療の際に、見出したと言われています。
体癖(たいへき)の基本概念
野口氏は、背骨の腰椎の5箇所のつなぎ目(1番から5番)の使い方が、人によって異なることを発見。
その違いとは、腰椎1番から5番のどの部分で身体のバランスをとっているのか、エネルギーを集めているのかになります。
その人の体癖を正しく調べる場合は、体量配分測定器といった体癖のタイプを調べる体重計のような機械があります。
それは野口整体をやられている整体院で測定可能です。
※測定器のない整体院もありますwww…
私は故野口晴哉氏(1976年=昭和51年没)の直弟子(故)から学ばれた整体師から測定をいただきました。
ちなみに、私は前後型5種でした。
http://www.xn--tqqxzw75acrgs89d.com/facilities.html#nameLink2
具体的には、背骨の腰の骨(腰椎)のつなぎ目の5カ所(1番から5番)のどの部分をメインで使っているのかが、人によりそれぞれ異なり、それが10タイプに分かれるという理論です。
これは遺伝であり、一生変えることはできません。
あえてわかりやすく説明のために別の例えで単純化しますと、足の長い人が、成長する過程でどんどん足が短くはならないことや、子供の頃は首長だったけど、大人になってから首が短くなったとかはありえないのと同じです。
もう少し掘り下げますと、腰椎1から5番にはそれぞれ動き方に特徴があり、上下、左右、ねじれ、開閉が1番から5番には役割があり、異なる動きをします。
その腰椎のそれぞれの場所をどう動かして、使っているのかが人により異なります。
その動きが、その人の思考特性、感受性、行動規範に大きな影響を及ぼしていて、それは一生変えることができない生得的な特性(遺伝)であるということ。
この理論の源流は東洋思想の陰陽五行説で、それを人間の背骨の機能に当てはめて、10タイプに類型化したのが、体癖論です。
陽の体癖は、奇数型=1種、3種、5種、7種、9種
陰の体癖は、偶数型=2種、4種、6種、8種、10種
陽の体癖は、
奇数型
・1種=腰椎1番=大脳(上でバランスをとる)=頭脳型、知性型=専門家、研究者タイプ
・3種=腰椎2番=消化器(左右でバランスをとる)=感性、感情型=好き嫌いで物事を判断しやすい
・5種=腰椎5番=呼吸器(前でバランスをとる)=行動優位、合理的
・7種=腰椎3番=泌尿器(ねじってバランスをとる)=負けず嫌い、格闘家、スポーツアスリート向き、オラオラしやすい、パワハラ上司になりやすい
・9種=腰椎4番=生殖器(閉じてバランスをとる)=求道士、自分の好きなことへのこだわりが強い、哲学者、職人肌
陰の体癖は、
偶数型
・2種=腰椎1番=大脳(下でバランスをとる)
・4種=腰椎2番=消化器(右でバランスをとる)
・6種=腰椎5番=呼吸器(後ろでバランスをとる)
・8種=腰椎3番=泌尿器(ねじってバランスをとる)
・10種=腰椎4番=生殖器(開いてバランスをとる)
陰の体癖(偶数)は、エネルギーを自分の内側で、陽(奇数)は、エネルギーを自分の外側で発散します。
つまり、
奇数種(1,3,5,7,9)は、行動優位になりやすい。
その一方で、
偶数種(2,4、6,8,10)は、思考が優位になりやすいのが特徴です。
体癖論の解釈では、一人の人間はこの10タイプの2つを持っていて、その時々のシチュエーションに応じ、2つのうちのどちらかが優位になりやすいと言われています。
ただし、腰椎の同じ場所、例えば、腰椎5番(前後型5種、6種)でバランスをとるタイプは、どちらかしかありません。
つまり、5種と6種の両方がある人はいないという意味になります。
なぜならば、腰椎5番の前でバランスとることと、後ろでバランスをとることは両立できないからです。
5種は前で、6種は後ろでバランスとります。
体癖のタイプは、あくまで傾向であり、0↔100ではありません。
体癖は、テレビなどで特集されたこともなく、マーケティング、商業主義でもないため、知っている人は100人に1人もいないくらいマイナーです。
にも関わらず、数多くの自己分析理論を凌駕するくらい深いと私は思います。
体癖論は複雑かつ深いため、とっつきにくく、時間をかけても100%理解することは一生不可能なくらい難しいです。
そして体癖論は、まだ完成していないという話もあります。
私たちが普通に生活していると、体癖が話題にのぼることは、ほぼ皆無なため、この話を誰かにしたら、「それ、知ってる、知ってる!」とは絶対になりません。
ほとんどの人「は?」となりますし、面倒なことを考えるのが嫌いな人、自己分析に興味のない人は、体癖をその人に当てはめると単純に『切れたり、怒り出したり』します(要注意!)www。
精神科医や整体師の人ですら、この理論を学んでいる人はほとんどいませんwww
〜音声日々追加中〜
体癖のタイプは、知識があれば、見た目と少しの会話である程度はあたりがつきますが、特徴がわかりやすい体癖のタイプとわかりにくいタイプがあります。
3種、5種、7種は比較的わかりやすいです。
それは体つきとその人の言動からの価値観でおおよその判別がつきますが、当然、間違うこともありますので、観察力は鍛える必要を感じております。
私が野口整体の理論を知ったのは、2018年春でした。
約2年間もの間、この理論を自らの身体に照らし合わせたり、他人の体型や言動を観察していく中で、ようやく少しは判断がつくようになってきたレベルです。
元々大学時代の専攻と卒論が心理学だったため、興味、関心度がとても高く、様々な角度で自分なりの研究を続けてきましたが、当然、たった2年程度で習得できたとは少しも思っておりません。
まだまだ理解が浅く、勘違いも多いという自覚がありますので、一生をかけて、学んでいきたいと考えております。
※私の解釈に誤りがあれば、ぜひコメントをいただきたいと思います。
適宜、修正と更新をしてまいります(汗)。
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現在、山梨県で執筆業をしております。 早稲田大学教育学部教育心理学専修卒業。 東証一部上場、外資、ベンチャー企業を経て、 ブロガー、ライターとして起業。