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人を救う前に、まずは自分を救おう。

自分の日々の生活から目を背けて、社会活動で自己実現をしようとするのって、本当に危険だよなと思うんですよ。
だって、自分が誰かを幸せにするために注ぐのと同等の努力を、他人が自分に対してしてくれるはずがないじゃないですか。

だから、まずは、自分のためにできることを100%やりきるところからスタートした方が良いと思うのです。

自分の生活を自力で満足させられる状態。これを、世界中の人たちが実現できるのが理想です。
そうすれば、他人を助ける必要がなくなる。だって、みんな、自力で十分に満たされているのだから。

とはいえ、もちろん、そんなことにはならないから、支援活動はとても大切なんですよ。
ただ、その前に「自分が支援される側にならない」ということも、とても、とても、とっても、大切です。

自分が自力で満たされた状態になっている。
それだけで、一人救っているわけです。

これは、自分自身という「一人」を救っているということなんですけど、言い換えると、それは「自分に回されなかった分の支援が別の人に回って、その人(=自分ではない別の「一人」)が救われる」ということでもあります。

もちろん、自分が十分に満たされたと感じたら、余剰リソースを他者のために振り分けていくことが重要です。
そのためには、分相応、身の程を知る、ということがセットにならないと、永遠に満足できず、他者のために余剰リソースを回すというところに至りませんので、そこには別の論点が存在するわけです。
が、それはそれとして、とにかく「他人の助けが要らない状態」であり続けることは、それだけで十分に尊いことだと思うんですよね。

まずは、自分を幸せにしよう。
そこからスタートしよう。

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