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素人が副業/兼業に手を出すべきではない5つの理由

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先にタイトルを決めて書き始めたんですが、5つあるのか、はたまた、5つで終わるのか不明なんですよね。ただ、とりあえず、一つはある。間違いなく。

1.プロじゃないと短時間で価値は出ない

その、間違いない一つがこれ。ガチなやつです。ここをはき違えてるから、多くの場合、痛い目に合うんですよね。この一言で全てが言い表されてる気もするので、お時間の無い方は、以降は読まなくても大丈夫です。

もう一度言います。「プロじゃないと、短時間で価値は出ない」のです。素人は、時間をかけて勝負するしかないんです。そんなの、副業とか兼業とかでやるもんじゃないんです。本業でやりましょう。本業で。

2.アマチュアレベルでも許される仕事は、そんなにない

まぁ、言いたいことは上記の「1」で書き切った感が凄いので、その補足みたいなものなのですけれど、世の中には「アマチュアに毛が生えた」くらいで許されることが、ごくごくたまにあります。でも、そんなに無い。特に、お金という対価をもらおうとするなら、それって、ほんとダメ。絶対。痴漢とか薬物と同じくらいダメ。

対価をもらう世界で戦っていこうとすると、周りに「プロの毛が抜けた」くらいのレベルの奴がゴロゴロしてるんですよ。

それと比べられるんですよ。大丈夫ですか?かなりの長時間を投下しないと、アウトプットの品質を求められるレベルまで上げられないのでは?ここです。ここ。ほんと、ここ。まぢで、痛い目を見ますからね。

ちなみに、セミプロというのは、、、
・ゴルフなら、ハンディキャップ1~5(片手シングル)
・野球なら、甲子園出場後、6大学野球で好成績。その後、実業団でレギュラーしていたが30代前半で体力の衰えを感じて一線は退いた
・バスケなら、NYのストリートで、マッチョな黒人さんが6人でガッシガッシ3on3してるところに「Hey, bro.」って入っていって彼らをコテンパンに叩きのめすレベル
とか言う感じじゃないでしょうか。

「プロゴルファーと一緒にラウンド」「プロ野球選手と一緒に草野球」「キセキの世代とバスケ」というシーンで、もちろん互角には戦えないものの、まったくスポーツが成立しないわけではない、というレベルの人達がセミプロです。いや、キセキの世代は無理です。ごめんなさい。

アナタの専門領域で、その人たちと、一緒にラウンド/草野球/ストリートバスケができそうですか?と、考えてみてください。(場合によっては、相手チームにガチのプロも混ざってる前提で、です)

3.他領域のプロと対等に会話できる?

上述の2では、同じ領域のプロ(もしくはセミプロ)との比較でした。次は、違う領域のプロ(もしくはセミプロ)との比較です。

副業/兼業先で出会う人達は、何かの領域のプロ、もしくは、セミプロです。(アマチュアに毛の生えた程度の人しかいないようなところは、ビジネスが立ち上がらないので、そもそも参加しない方がいいです)

その人たちと共に働くということは、
・彼らの専門領域については、聞かないと分からない
ということを意味します。

それは、即ち
・彼らが、専門領域について、あなたに説明する工数を割く
ということです。

そうすると、あなたが考えるべきことは
・貴重な工数を割いてもらった後に、それに見合う価値を提供できますか?
です。

プロの時間を奪って、アマチュアな価値を提供するのはありえません。また、アマチュアな仕事は、他のプロに迷惑をかけます。納期も、品質も、全てにおいて「プロと同等」でなければ、他領域のプロが、あなたと仕事をすることを嫌がるでしょう。

4.本業と副業、いざという時に、どちらを優先するの?

副業をする、という場合、「本業は雇用される立場」で、「副業は自分がオーナーという立場」になるケースが多いでしょう。

その際に、もしも両方同時に”大炎上プロジェクト”に巻き込まれたら、どうします?

本業は、雇用を保証してくれている大切なお仕事です。責務を果たさないで給料泥棒になるのは好ましくありません。っていうか、ダメです。人としてダメです。

一方、副業のお客さんは、オーナーたる貴方を信用してお仕事を発注してくれているわけです。それを裏切ることは、ビジネスオーナーとしては選択しづらいでしょう。っていうか、ダメです。人としてダメです。

これに加えて「プライベート(家族/親族)」という第3の刺客もいるんだぜ、ということをお忘れなきよう。

それを飄々とこなせる胆力(と、そもそもの処理能力)が自分にありますか?

5.それ、ほんとにできるの?単にやってみたいだけでは?

よかった。ちゃんと五つあったな。とホッとしてますが、最後がこれです。

プロだの、アマチュアだのの前に、そもそも「それ、自分、ほんまにできんの?」という話です。

できもしないけど、やってみたい、とかなら、それは「副業/兼業」でありません。「お勉強」です。

たとえ1円でも「対価をもらう」ということは、それは「それに見合った価値を必ず提供する」というコミットメントです。

できもしないことをコミットしてはいけません。その時点で、副業/兼業、すなわち「業(ぎょう)」としての要件を満たしていないのです。

結論:まず、本業を頑張れ(あるいは、やりたい仕事に転職して、それを「本業」にしろ)

若手と呼ばれる人たちの「多く」は(全員じゃないですよ。例外はいますよ)、ふわふわしたこと言ってないで、本業を頑張った方がいいと思うんですよ。

もし、トライするなら「対価をもらわない」方がいい。実力を伸ばすために努力するフェーズ、つまりお勉強フェーズは、お金をもらっちゃダメ。勝手に努力したらいい。

理想を言うならば、所属する会社の、担当する職務、いわゆる「本業」でプロとして認められることが望ましいです。そこで培った能力で、他の会社さんに貢献する、というのが美しい。(※もちろん、副業規定に抵触しない前提ですよ)

自分の会社では身に着けられないスキルの場合は、「無償でお勉強する」か、「未経験OKの転職をする」か、です。

もうお気づきかと思いますが「やったことないけど、やりたいこと」を「できる」に変えようとすると、自分で勝手に努力するか、それを本業としている会社で修行するか、の二択しかないのです。

おまけ(提言):向いてないことはやめとこう

起業も、兼業/副業も「世の中で流行ってるからやる」というのは、おすすめしません。

起業は変わり者がやるべきことです。普通の人は、やんない方がいいです。

兼業/副業は、なんだか「起業できないような普通の人にもできる」感がそこはかとなく漂ってますけど、”嘘”ですよ。立上げの難易度は、起業とたいして変わりません。さっきも書きましたけど”業”ですからね。”事業”なんですよ。起業との違いは「多少、リスクが低い」ってくらいです。難易度はまったく変わんないっす。まぢで。(あと、その事業単体で食えるようにならなくてもいい、という意味で、トライするにあたって敷居が低いというのもあるでしょう)

起業ブームもフリーランスブームも危険なんです。そんなの「向いてる人はやるべき」「向いてない人は無理するな」なんです。やりたい人はやればいいけど、煽られて乗せられてやっちゃうような人はやるべきじゃないのです。起業も兼業も副業も、みんなが「やめとけ」っていう中で、それでもやりたい奇特な人がトライし、大半が挫折する世界なんです。

サラリーマンとして生きていける、って立派な才能ですよ。だいたい、ちゃんと会社のために貢献してくれる人が居ないと、世の中の会社は潰れます。単純な「役割分担」の話です。経営か社員かの違いは。(資本主義という仕組みが、リスクを取った事業家に金銭的メリットをもたらすという部分はあるけれどね)サラリーマンを社畜だとあざける人達って、何考えてんだろうかって思いますよ。※自虐表現は構わないと思いますけどね※

大事なのは、自分の頭で考えるってことなんですよね。流されちゃダメです。簡単にお金が稼げる、なんて、美味しい話はありません。「誰かの意見」にのっかるべきじゃない。(このnoteに書かれた、僕の意見もそうですよ)考えましょう。考えるんです。絶対的な正解はありません。その不確実性の中で、自分なりに納得して、答えを見つけるしかないんですよ。

ちなみに、「やってみないことには、向いてるか向いてないかは分からない」っていう意見には大賛成です。なので、「無償でやる」「勝手に勉強する」が良いと思いますよ。もし向いていた場合には、ふと気づくと、その筋で名が売れてるはずですからね。


2020/6/23 セルフアンサーnoteを書きました。
良ければこちらもご一読ください。

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