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エドガー・ドガ / メトロポリタン美術館
【英文法の小径】過去完了進行形〈時制〉その一
今朝起きて窓から外を眺めると、日が射していたけれど、地面がびっしょりだった。その理由を説明するとき、動詞の形はどうしたらいいのだろう?
It has been raining.
もし、日が照っていて地面が濡れているのが今、つまり話をしている時点のことであるならば、この文の ’has been raining’ のように、[ have/has been + -ing ]という形、〈現在完了進行形〉を用いる。あることが現在まで続いていること、あるいは少し前に終わったことを表す(現在完了進行形・その二)。
It had been raining.
それに対して、あることが過去のある時点まで続いていたこと、あるいはその時点より少し前に終わっていたことを表すには、この文の ‘had been raining’ のように、[ had been + -ing ]という形、〈過去完了進行形〉を用います。窓から外を見たときよりも前に、降り続いていた雨はやんだのだ。
She had been crying.
これは例えば 'Carol’s eyes were red.' に続く文。話し手がキャロルの目が赤く腫れているのに気づいたときには、彼女はもう泣きやんでいたのだ。彼女の目の腫れに気づいた時点では、この話し手は ’She has been crying.’(今まで泣いていたんだな)と思ったことだろう。
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