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【英文法の小径】未来表現・その十

英語で未来のことについて述べるには、さまざまな表現形式を用います。今回は、[be about to]及び[be to]を取り上げます。

I'm just about to leave.

[be about to]という表現は、「今にも〜しようとしている」とか「今まさに〜するところである」といった日本語訳と共に説明されることが多いことからも分かるように、とても近い未来を表します。差し迫っていることを強調するので、tomorrow のような未来を示す語句を伴わないのがふつうです。「もうすぐ」であることをさらに強調するために about に just をつけることもある。

We were about to go to bed when the phone rang.

また、人がまさにしようとしていた行為が中断されたことを述べるのに、この[be about to]を過去形で用いることも多い。その場合には、たいてい when … が続く。

I’m not about to apologize to Jim.

ちなみに、アメリカ英語の話し言葉では、この表現を否定文で用いて[be unwilling to]と同じような意味(「〜する気はない」)を表わすこともある。

The president is to visit Japan next month.

[be to]の用法の一つは、予定・計画を表わすことですが、これは改まった言い方で、特に公的な予定について述べるのに用います。なので、ジャーナリズム関係の文章で目にすることが多く、新聞の見出しでは be動詞が省略されます。
THE PRESIDENT TO VISIT JAPAN NEXT MONTH.

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