【英文法の小径】should/had better〈助動詞〉
You’d better go now or you’ll be late.
再び、何事もはじめが肝心。had better =「〜したほうがいい」、should =「〜すべき」。最初のインプットがこんなふうだと、 誤解が生じてもおかしくはないかもしれない。日本語の響きからすると、「すべき」の方が「したほうがいい」よりも強い(気がする)。
ところが … should も[had better]も、人に忠告するときに用いるけれど、その度合いは[had better]の方が強い。[had better]には、忠告に従わないと何か悪いこと(問題とか危険とか)が起こるという意味合いがあるため。冒頭の文でも、今すぐ出かけないと、電車に間に合わないとか、映画の開始時刻に遅れるとか、困ったことになると言っている。
なので、[had better]は場合によっては警告や脅迫を表すこともある。例文は、明日お返ししますという相手に向かって一言。「そうするんだな」「そのほうが身のためだぞ」。
You should go and see the film.
一方、should を用いたこの例文では、話し手としては、とてもいい映画だったから、相手も観たらきっと気に入ると思っている。でも、だからといって、聞き手がその映画を観に行かなくても、何も困ったことにはならない。
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