見出し画像

IOS01というオイル

これはIOSFactoryさんの製品で、私がメインで愛用しているオイルになります。リールのメンテナンスは年に一度メーカーに出し、メーカー純正のオイル、グリスでメンテナンスしていました。スプレータイプなので、最初はそのままリールに吹き付けていたのですが、狙った場所に、狙った量というのが難しかったので、方法を変えました。1滴をつけようとすると、ゴミ箱に向けて1プッシュし、先端に1滴溜まるようにしてから、リールにつけていました。若干オイルが勿体無いような気もしたのですが、意図する形が実現しました。


IOS01との出会いは、釣具屋マニアックスさんのマニフェスというトラウトのイベントがあり、IOSFactoryさんのブースで、リールをメンテナンスします、とあったので、お願いをしたのがきっかけとなります。私のリールの状態も悪くはなかったのですが、感覚としてわかるレベルで、回転がシルキーになりました。

リールは個体差があります。
以前横浜で開催されていたフィッシングショーで、メーカーブースに置いてあるリールは神個体と言われ、巻きごごちが素晴らしいものが置かれていると聞きました。新製品、場の熱気もあったのかもしれませんが、リールを回し、感動したのを覚えています。

IOSFactoryさんのメンテナンス後はこれに勝るとも劣らない巻き心地になりました。

それから様々なオイルを試しました。分かったことは、このオイルが1番良い、というのはなく、釣りに対して求められるリールの性能に合わせて選ぶ必要があるということ。

極端な例でいうと、トラウトは0.2gから3gくらいのルアーをメインで使います。キャストした後にリーリングしますが、特にフォールの釣りはラインローラーにはラインが当たっているかくらいのテンションになります。この時にラインローラーが回らないとヨレが溜まっていきます。これがスピニングのバックラッシュの原因になります。私はメンテナンスの際に、ティッシュを2つに折り、この折った山の部分をラインローラーにあてて回るかどうかのチェックをします。

また、ソルトでシイラなんかをやる場合は、シマノでいうと5000から6000番台くらいのリールを使用し、ルアーも40gから80gくらいまでを使用します。当然この場合、ティッシュでラインローラーは回らなくてよく、耐久性が求められます。この場合は、ラインに少しテンションをかけて、ラインローラーが回るかどうかのチェックをします。

このように状況に応じたメンテナンスが重要だと思っています。あと、トラウトは冬場が多いですし、シイラは夏炎天下の中等の時期もあります。

では、最初から自分にとって、その環境にとってベストなオイル、グリスがわかるかというと、わからないですよね。なので、順番としては以下になるのではないか、と思います。

まず、基準を決める。

(コストを抑えたい場合)メーカー純正オイル、グリス

(コストはかけても間違いがないものを使用したい場合)IOS01オイル

実際に釣りに行ってみて、合わせていく。

例)メーカー純正オイルを使用していたところをグリスに変更する

例)IOS01からIOS02オイルへ変更する

例)ギアを粘り気のあるグリスにしたい。グリーンエース ウレアグリスNo.146

例)ギアをさらさらなグリスにしたい。シマノ純正グリス DG04、DG06、DG13

こんな感じで調整をしていくとよいと思います。

ただ、私の釣りでは、IOS01でほとんど対応できてしまいますね。素晴らしいオイルだと思います。オイルに3000円も出すのか、と思うかもしれませんが、お値段以上の価値はあると思いますので試していただければと思います。少しグリスの話も入ってしまいましたが、こちらは改めて記事を書きます。

IOSFactory


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?