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リールのベアリングの話

こちらのブログにも書きましたが、基本的に買ったリールは可能な限りベアリングを追加します。これをやるとメーカーさんの保証が対象外となることが多いので、自己責任でやります。ブッシュやカラーからベアリングに変えることのメリットは、巻きが軽くなり、感度が上がること。デメリットは感度が上がることでリールのバランスの悪い部分まで手に伝わってしまうこと、きちっとメンテナンスをしないといけないことだと思っています。現在売られているリールを見ても、価格とベアリング数は比例しているので、カラーよりベアリングのほうがメリットがあるということはわかると思います。

では、どのようにベアリングを追加していくか、ということですが、リールの展開図にブッシュ、とか、カラーと書いてあったら交換することができるのですが、おそらく誰かがすでにベアリングを追加していると思うので、「(リール名) ベアリング追加」でググると、対象のベアリング型番やベアリング交換の仕方が見つかります。私はメーカー純正のベアリングではなく、ミネビア製のベアリングを楽天かYahooショッピングで想定よりも多めに買います。ベアリングを消耗品だと考えているので、少しでもゴロ感が出た場合、オイルやグリスで対応するのではなく、新品に交換してしまいます。私の周りにもベアリング追加している方は多くいますが、交換頻度が高い人はなぜか少ないですね。1つ数百円なので交換することをお勧めします。

さて、ベアリングを購入したらまずベアリングが正常であるか、確認します。ピンセットやドライバにベアリングをセットして、ゴロ感がないことを確認します。この時点でゴロ感あるのであれば、別のベアリングを使用してください。ちなみに私はヘッジホッグスタジオさんのベアリングチェックツールを使用しているのですが、ベアリングがピタッとはまるので、ゴロ感がよくわかります。Amazonでも同じようなものが売られていますが、リールで使用するベアリングサイズではなかったりするので、よく検討してから購入してください。


次にベアリングを脱脂をします。以下のようなツールを使って、パーツクリーナーを突っ込みます。その後はキムワイプもしくはキッチンペーパーの上でしばらく放置。


続いてベアリングをオイルに漬けます。瓶とかだとオイルがもったいないので、パケ袋を使っています。100均にも売っています。これにIOSFactoryさんのIOS-01もしくはIOS-02とベアリングを入れて、空気を抜きます。しばらくするとベアリングから気泡が出てくるので、軽く爪でベアリングをはじいてあげて、内部までオイルが浸透するようします。オイル付け1日くらいします。


ピンセットでベアリングをパケ袋から取り、リールにセットしていくのですが、オイルがもったいないので、他の部分や別のリールに使います。パケ袋からリールにオイルをつけるのは難しいので、事前に100均でスポイトを買っておくとよいでしょう。ダイソーに「化粧品用スポイト」という注射器形状のものがあるのでお勧めです。

ここまでやると、やり切った感があります。そして、自分のリールに愛着がわいてくるのではないかと思います。では、また。



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