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日々のリールメンテナンスの話

リールメンテナンスの方法はいろいろありますが、

個人的な意見としては、これが正解、というのはないのではないか、

と思っていたりします。

趣味なので自分がどれだけ気持ちよく使えるか、

これが重要なのではないかと。


私は釣りという趣味の中でメンテナンスはすごく重視しています。

以前は1年に1回メーカーにメンテナンスをお願いしてしました。

メーカー保証が受けられるからです。

しかし、メーカー保証期限が過ぎ、自分でオーバーホールしてみるか、

と軽い気持ちで始めたのが最初でした。


初めのうちは、分解することはできるのですが、組み立てるときに、

「これってどうなっていたっけ?」と思うことが多く、

その部品がどういう役割をしていて、どう動いているのか、

こういうことを考えながらやっていたので、

リール1台のオーバーホールは1日がかりでした。


1釣行すると、オーバーホール。

やりすぎですねw

こんなことを繰り返し行ってきた結果、

いつオーバーホールすればよいのか?

簡易メンテナンスはどこまでやればいいのか?

ということがわかってきました。


この辺の細かい話は次回以降していきたいと思います。

本日は私が実施している日々のメンテナンスとして、

釣行後の簡易メンテナンスをお伝えします。


■掃除編

必ず当日実施すること!


(管理釣り場のトラウト等の場合)

リールからスプールを外します。

タオル等で汚れを落としてください。

特にスプールエッジやラインローラーは重点的に。

落ちない場合は、ウェットティッシュで拭いてください。


(ソルト、スピニングの場合)

ドラグを壊れない程度にきつく締めて、水洗いします。

ドラグ側を上にしてください。リール内部に水が入りにくくなります。

ハンドルノブをクルクル、ベールをカチカチ、

ラインローラーを指もしくは爪で軽く動かしながら、

塩を落としていきます。大体ですが、全部で30秒くらいです。

その後、タオルでやさしく、よく拭いてください。


(ソルト、ベイトの場合)

ドラグを壊れない程度にきつく締めて、水洗いします。

水をあてる上下はあまり意識していないです。

ハンドルノブやクラッチ、レベルワインダー等の

塩がたまりやすい部分を少し動かしなら洗います。

気持ちの問題ですが、内部に水が入らないように意識します。

こちらも大体ですが、30秒くらいです。

その後、タオルでやさしく、よく拭いてください。


掃除編は以上で終了です。


■乾燥

(管理釣り場のトラウト等の場合は洗っていないので不要です)

室内で2日くらい乾かします。(直射日光の当たらない場所)

(スピニングの場合)

ドラグ、スプールを外して乾燥させます。


■オイル

リールが乾いたことが確認出来たら、注油していきます。

場所は以下の通り。

(スピニングの場合)

※ダイワの場合、マグシールド部分はオイルを注油しないようにします。

※シマノの場合、ステラはラインローラーに撥水グリスが塗布されているので、注油しないようします。

※以下、オイルは1か所1~2適程度です。

・ハンドルノブ

キムワイプを使用してオイルを拭き取ります。キッチンペーパーでもよいです。ティッシュだと繊維がついてしまいます。軸に2適、ベアリングに1滴程度。

・ハンドルの軸のベアリング

100均に売っているメイク用の綿棒は先細ヘッドになっていて、使いやすいので愛用しています。これでオイルを拭き取り、1~2適程度ベアリングに注油します。

・ハンドル軸の反対側

ねじ式のカバーがあると思いますので、これを外し、ハンドル軸のベアリング同様にオイルを拭き取り、注油していきます。

・ラインローラー

私は純正のラインローラーから、ios社のラインローラーに変更しているので注油しています。分解をせずにラインローラーの両側を1滴ずつ注油し、ラインローラーを回してオイルをなじませていきます。メイク用の綿棒の先細ヘッドでくりくり回します。この部分ですが、注油が難しく、オイルが中に入っていってくれません。100均に香水を別の容器に入れ替える注射器形状のスポイトがあるので、これを使うとよいでしょう。

・メインシャフト

スプールを外して、ハンドルを回すと、メインシャフトが出たり引っ込んだりします。キムワイプでオイルを拭き、1~2適程度注油します。ハンドルを回し、メインシャフトを見たときにオイルが黒くなっているようなら、キムワイプでオイルを拭きます。毎回メンテナンスしていると、黒くなることはあまりないと思うのですが、数釣行した後でのメンテナンスだと黒くなることはあります。この黒さがなくなるまで繰り返してください。また、この部分はオイルをたくさんつけすぎてしまうと、ローラークラッチに流れてしまい、リール逆回転の原因になってしまいます。気を付けてください。

以下参考までに分解図にオイルをつける場所を記しておきました。機種がステラでなくとも、注油がベアリングではなくてもやることと場所は同じです。

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ベールの動く部分も注油してくださいね。上の図に赤丸するのを忘れました。

(ベイトの場合)

・ハンドルノブ

・スプールの軸及び軸の両側のベアリング

・レベルワインダーにグリス


以上が私が行っているリールの簡易メンテナンスです。

注油はなれると10分もかからないと思うので、ぜひやってみてください。

ではまた。

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