子育てについて考える人 ー幸せに生きる能力の伸ばし方ー

何を意識して子育てをするのがよいか? どんな風に子供と接すればよいのか? 業務でたくさ…

子育てについて考える人 ー幸せに生きる能力の伸ばし方ー

何を意識して子育てをするのがよいか? どんな風に子供と接すればよいのか? 業務でたくさんの子供と接した経験から、多くの大人は、子供が求めていることを与えられていないことに気がつきました。 子供の求めに適切に応じて、「幸せに生きる能力」の育成に貢献する方法を考えていきます。

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自己許容感を育む方法と、それを阻害する「条件付きの愛情」とは

前回の記事では、子供が幸せに生きるために必要な能力として「自己肯定感」が重要であり、その根幹をなす「自己許容感」を育んでいく必要がある、という結論に至りました。 さて、今回は、子供の自己許容感を育んでいくために、具体的にどのように子どもと関わっていけば良いのか、という点について考えていきたいと思います。 子供は誰よりも「親からの許容」を求めている 自己許容感とは何なのか、これを改めて確認すると、端的に表現すると「自分の存在が許容されている感覚」のことです。 自分は今の

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      前回の記事では、子育ての目標は「子供に幸せに生きてもらう」ことだ、という結論に至りました。 では、この目標を達成するために子育てで意識すべきことは何か。 今回は、これを考えていきたいと思います。 幸せな人生とは何か、という問いを設定しても、その答えは人によって異なるのが当然だと思います。 しかし、幸せな人生を送るためには、万人に共通して必要となる能力がある、と私は信じています。 その能力とは、 ①自分を肯定する能力 ②世界を肯定する能力 ③自分の人生を自分で選択する能力

      • 子育ての目標について考える。

        子育てをするときに、何を目標にしていけばいいのか。 それが明確になっていないと、子供との関係で様々な問題が発生してくる中で、どのように対応すればよいのかの方針が定まらないと思います。 私がボランティアや仕事でたくさんの子供と接してきて気付いたのは、多くの親御さんが、 ・子供に勉強をさせる。 ・子供に悪いことをさせない。 ・子供に自分の言うことを聞かせる。 という方針で、自分の子供と接しているということでした。 これはそのような子育て方針を意識的に採用しているというよりも

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